棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

ほうずきちょうちん

2008-08-14 13:36:18 | 山郷の暮し
松本の子供のための伝統行事ぼんぼんのお話しをしましたが、小道具として必要なものがほうずきちょうちん
お盆が近ずきますとマーケットをはじめ、いたるところでかわいらしいちょうちんが売られます。
我が家には20年近い前の色あせたちょうちんから、2年前のものもで、無造作にぶらさがっています。
ともかく、私はこのちょうちんがだい好きで、毎年とはいいませんが買ってしまいます。
10年前のものは150円。2年前は200円。今年はいくらするのか??
図柄は上から赤色・白色・緑色のベースに花模様なのですが、5年間くらいは変化がない。
色あせたものの図柄は、アヤメや菊・朝顔など日本的なもの。
最近のものは、ゆりやアネモネのような洋花的名ものに変わっている。

この地方はお盆の迎え火や送り火は、白樺の皮を燃やします。
真っ黒な煙が出ますが燃えもよく、線香とは違いますが独特なにおいが玄関先に漂っています。
ナスやきゅうりに割り箸を刺し牛馬として、お迎えした御霊を再び送るために、川に流したものです。

童話-僕のバオバブ--4-コンニャクイモ

2008-08-14 07:26:18 | 大人の童話
オオオおじーーチャン!! バオバブの苗木をつくっているの!!」
「バオバブ?。ナンダそりゃ?。コレはコンニャクイモを栽培しているのさ。
この辺は日本一の栽培地だ」
見渡す限りの緑の絨毯は、コンニャクイモ畑です。
スーーと伸びた細い茎ですが、僕にはバオバブの苗木畑としか思えませんでした。

おじいちゃんにバオバブの説明をしてあげると
「辰雄は大した勉強家だ。だけどあんまり勉強ばかりせずに外で遊ばなきゃいけねーぞ」
僕には少し決まりの悪い言葉でした。

毎日コンニャク料理で飽きてしまいましたが、お父さんはウマイうまいと、オバアチャンを喜ばせていました。
お母さんは「コンニャクって特に好きじゃーなかったけど、マーケットで買うのとぜんぜん違うおいしさねー」
「送ったものをちゃんと料理して、食べているんだるうねー」と、オバアチャン。
「あたし、コンニャクぶよぶよして嫌い!」
大胆なむ発言をした敏子。
「バオバオ・コンニャコンニャ」と、赤ちゃんの賢治。

「ヨシ!!日本のバオバブの樹だ」
と、おじいちゃんは大ご機嫌で、バオバブの樹ではないコンニャクイモを鉢に移してくれました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%8B%E3%83%A3%E3%82%AF

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本