棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

七夕

2008-08-07 15:27:44 | エッセイ・随筆
今日は月遅れの七夕。
日本の伝統行事は太陰暦で行われていたから、本来は月遅れが季節感とあっているのだ。
ときどき、陽暦を基準に日本古来の文芸・文武を論評していたり、はたまた温暖化現象と絡ました、をとっちがえた話までする先生が居たりする。

七夕は陽暦の7月ではなく、サトイモの葉も大きくなり、宝石のような朝露がたまる今でなくてはいけない。
その朝露で墨をすり、願い事を短冊に書いたものだ。
私も意味は知らなかったが、そうした記憶がある。

松本には江戸末期から、はやった珍しい七夕飾りがあった。
羽子板のような板に、男女の顔を描き、紙などで着物を着せ、軒先に飾った。
板絵は下級武士の内職仕事のひとつだった。

今日一般家庭ではみられず、記念館などでの展示となっている。
http://ryuomaru3.web.fc2.com/matumoto/sakuin/sb-25tanabata.html

害獣--怪獣対策ネット

2008-08-07 09:16:04 | 山郷の暮し
「思索の道」などと、どこからか拝借をした名前をつけて一人悦にいっている散歩コースは、腰痛で動けない間に。つる草が絡み合い緑の壁となってしまった。
草木が被さる小道は、私がこの地に移り住む30年近い前までは、桑畑が広がり、養蚕農家がひっきりなしに出入りをしていた。
勝手に通っていた小道は、私道で「すみません通らせてください」と、農作業をしている人たちに、多少は後ろめたい気持ちで通ったものだった。
20年ほど前から養蚕農家はいなくなり、あっという間に桑畑はジャングルと化してしまった。
今やこの小道を通るのは、私と賢犬サクラが主だった。
と、思いきや、去年あたりからイノシシ・鹿の獣道となってしまった。
いくらサクラががんばっても、どうにもおいつかない。
連中は犬は嫌いだが、ニオイ程度ではひるまないようだ。
確かではないが、人間の髪の毛のニオイ が嫌いで所々ぶらさがっていた。

昨年は田圃がイノシシに遊そばれ、稲作は全滅。ドロをかむったお米はとても食べ物にならないという。
稲の緑の絨毯に一直線に筋があったり、所によっては、自由曲線が画かれている。
目撃はしていませんが、鹿の足跡だといいます。

今年は稲作をやめてしまった。実に深刻な問題なのです。
我が家の石垣から200Mちかく金網をめぐらしています。
自然のままがいい などと、軽々にいえるものではありません。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本