棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

親知らず

2008-08-04 18:13:30 | エッセイ・随筆
http://www.ese.yamanashi.ac.jp/~itoyo/basho/okunohosomichi/okuno29.htm

親知らず--歯のことではなく、北国一の難所といわれた、
日本海の荒波が叩きつける断崖絶壁の車道だ。
曲がりくねる道はほとんどがトンネル式で、決して楽しいコースではない。
今の季節、新潟から富山にかけ、どこの駐車場も長野県ナンバーが占領し、山国長野県の海と称されてしまう。
親知らずは海水浴よりも釣りである。
といっても、私は語れるほどの成果もないのです。

ではナンダ 本題は芭蕉の奥の細道 
 今日は親知らず子しらず、犬もどり、駒返しなど云北国一の難所を越てつかれ侍れば・・・・
 の書き出し

  一家に遊女もねたり萩と月

芭蕉の句の中でチョット色香がある珍しい句で、たいすきなんてす。
私の解釈となれば、珍解釈になってしまいますが、通釈を読みますと、芭蕉さんは心身ともにつかれきっていたのかも知れません。
「親知らず・子知らず」  全てを断ち切った絶対境の生き様のすざましさを感じます。
http://ryuomaru3.web.fc2.com/akakb11.html 
ネットを検索いたしましたら句碑があるんですねー。
頭のアドレスです
こんど云ったときにたずねたいと思います。


リズムを保つ難しさ

2008-08-04 13:29:34 | 創作活動
先日の投稿(7月-18日 奇跡があるかも)で、朝一番にアトリエに入るとき有り得ない期待をする、と書きました。
夜の間に「大いなる力」が働いて、我が作品を描き出してくれているのではないかと・・・。
また、日々の心身状態がそのまま描き出されてしまうとも・・。
調子・リズムを保つということは本当に難しい。
昨日と今日は決して同じではない。当たり前のことだが、これが問題だ。
製作中といっても、毎日筆を執っているわけではなく、むしろリズムを保つために観続けることや、頭の中でジクソーパズル的に思考している。
しかし、突然リズムが崩れ、どうにもならなくなってしまうことがよく起きる。
すぐに回復できたり、ますますぶっ壊れていったり。

こんなことはなにも作家のことばかりでなく、スポーツ選手や通常の生活で誰でもが起きていることだ。
それゆえに自己演出が大切になってくるが、時にはそのことすら難儀になってくる。

今日はなんとも頭が働かず、身の置き場に困っている。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本