棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

猫の散歩

2009-10-06 08:27:30 | 山郷の暮し
「シッシ!! 家に帰りなさい」と追いやるのは、子犬に対しただろうが、我が家ではチガウ。
ほとんど放しっぱなしの賢犬サクラは、まった自由の身ながら以前ほど遠くまでは遊びに行かない。
このごろはすっかり肥ってしまい、むだな動きはせず「オイ。サンポ」と言うまでドテーーとしていることが多くなった。
昨年までイノシシを追いかけていたなどと、とても思えない体型に変わってしまった。
その原因の一つに猫のチビクマの餌を食ってしまう過食と、オッパイを上げていることにあるのだろうか。
我が家で一番元気なのがこの猫のチビクマで、なんと「サンポ」についてきてしまうのである。
コースは山沿いの上下する藪道。小チャナ猫にとって決して楽ではない2キロほどを、後になり先になりサクラを追いかけてくる。
散歩コースを延ばそうと思った日などは「シッシッ。家に帰りなさい」と、小枝などを投げることになる。
まるで犬のような猫に育っています。マーー賢犬サクラが育てたのですからアタリマエかもしれませんが・・・。

104-珍訳源氏-娘に会えた

2009-10-06 07:08:38 | 物語・絵本・童話
      夕顔の花

(37歳)の人生の中で、源氏殿(31歳)に心から感謝することがおきました。
今までくどくどとお話をしてきました、夕顔との間に出来た我が娘「玉かずら」と再会できたことです。
しかも、私が始めて夕顔にであったときのように控えめでありながら、ほのかに光る高貴な美しさです。
苦労をしながらも磨き上げられた輝きをそなえた姫でした。
おさらいみたいに成りますが、私の愛した姫君を「夕顔」となずけたのは源氏殿の発想です。
まさに茜色が潜んだ夕暮れの光の中に、ボーーと白く輝く夕顔の花そのものでした。
私の妻の嫉妬から逃れるように、忽然といなくなってしまった親子。
手を尽くして所在を尋ねていたのですが、光源氏殿が密かに引き取って育て上げてくれていたのです。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本