棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

チベット寺の仏画を描く

2009-10-27 09:14:19 | 山郷の暮し
チベット寺院の壁画-1  
崩壊しつつあるチベット仏教壁画の模写をベースに、今日のチベットが中国によって弾圧・侵略されていることへの憤りをこめて、製作をしだしてからほぼ3ヶ月になる。
模写という仕事より、私自身かの地で目撃体験してきたことから、画家としての政治的なメッセージをこめたものだ。

当初は180×180cmの構成であったが、よりドラマチックな製作意図になってゆき、倍の360×180cmとなってしまった。
製作意図については、これから追々記載してゆきたいと思っています。
描き方は写実で、チベット寺院--ゴンパ--の壁画に直面しているような、臨場感あるリアリティーを目指している。
崩壊しつつある壁画の模写だけでしたら、それほど困難な技術ではないのですが、壁に対面したときの空間を感じさせるには、どうしたらいいのか問題であった。つまり壁との距離をどうやって表すかである。まだまだ製作は続きます。
この作品の発表は、来年の新春に松本市美術館で致します。

ryusun

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