1/22(金) 週末となった。時の経過は早いが、私の脳の動きは反比例で遅くおそくなっている。一昨日の夕方、携帯から発信した相手先に覚えがないことを昨日の朝に気付いた。一体何処に掛けたのか?どう考えても思いださないのだ。
気色が悪いので、会社に出てから書類などをめくったがそれらしき電話番号は見当たらなかった。昼になり、歯の治療に行った。一時間ほど口を開け、診療椅子に仰向けにされ、無防備であらわもない姿にされていた。三割負担の結構な治療費を支払い、その代価が半分痺れた歯茎と口であった。
口の痺れが治まりかけた頃、YOSHIOとベローチェでランチとなった。例の300円コース、内訳はコーヒーが190円、一枚パンのジャムサンド110円と云う淋しき懐のオヤジ御用達と云うやつだ。たっぷりの量に色だけは茶色のコーヒーを、半痺れの口からこぼさぬように注意しながら飲んだのは言うまでもない。その昔、痺れた口でランチを食べて、唇を噛みまくり血だらけにしながら気付かなかったと云う、苦くて笑えない体験をしているのだから。
病院の待合室のようなカフェの長椅子に背を待たせて、安サンドを食した後の一服をしながらYOSHIOと雑談をしながら、昨日の不明電話先のことを話した。『オレモ本格的にボケたな、時分で電話を掛けた先が分らなくなったよ」と。「じゃあもう一度掛けてみれば。そうすると分かるよ」という。
『その手は一度試したけど、出た相手がなんと言ったか聞き取れなかったのよ。二度も三度もやる分けにはいかんだろう。みっともなくて!』
すると「じゃあ俺が掛けてやるよ。いけねぇ、携帯は会社に置いたままだ」と、役に立たん奴だぜ。そう思っていたら「昨日の夕方に掛けた電話だろう・・・、なにがあったかと云うと・・・。それって歯医者じゃないの?」ときた。
一瞬にしてオレの記憶がよみがえったね。そうだよ、重い腰を上げて漸く歯の治療をしようと決断したのは昨日の午後だ。そして、100m先に在る、歯科に予約を入れたのだ。私用だと、会社の固定電話でなく携帯から発信したのだ・・・・。
『バカだね、オレハ。それに比べて君は偉いよ!素晴らしい推理力だ。これなら、探偵になれるよ。フリップ・マーローや、ハリー・ボッシュのような探偵に。会社辞めて、オヤジ探偵とかジジイ探偵を売り物にするといいぜ!!』と、誉め讃えたのであった。
YOSHIOとは、タバコを一服点けるとき、ランチと一緒である。一服しながら話を聴き、する。だから、前日の歯科に予約を入れたことも話したし、昼に歯医者に如何に酷い目にあったかも喋っているのだ。然し、聞いた人間が分かることを、当事者のオレが思い出せないとは。耄碌も極まったか・・・。
随分と長く、かつくだらない自己批判がつづいた。そろそろ弁当の話に入ろう。
今朝の弁当は「焼き肉」がメイン。それに「鶏唐揚げ」がつづく。焼肉は一昨日も出たが、今日はその時の残りだ。タマネギとネギ・モヤシが少々加わり一緒に炒める。
「鶏唐揚げ」は、前夜から刻みニンニク入りの出汁に漬けておいた。ニンニクの香りが強すぎないかと、気になった。一緒にサツマ芋とスナップエンドウを素揚げした。
卵料理は「ニラ卵」にしたが、長ネギも少し加えてみた。如何なものかは、明日の朝にでも結果を聞けるだろう。そして、鯖の文化干しを焼いてお仕舞となった。
6時45分から7時30分までの、OYAJIの遊び時間であった。明日の午後便で、月例の帰省となる。帰京は、水曜日の夕刻だ。それまで、お弁当はお休みを頂く。田舎の畑で、焼芋と蜜柑の剪定でもしております。
お休みと云えば、火曜日から昨晩まで「酒場巡り」を控えていた。この際だから、来週の水曜日まで休暇を、酒場巡り休暇を申請する意向だが。問題は休暇申請が受理されるか、認められるかだ・・・・。神様から?
家人にそんなことを ―酒場休暇のことを― 云うと、「反動が怖いね」と云いやがった。例えリバンドがあったして、以前と同じじゃないかと思うのだが・・・。