オヤジの弁当箱

日々の手作り弁当だけが生甲斐のしょぼくれオヤジ。弁当メニューと併せて日々の雑感を付記。

祝い酒

2009-10-31 | Weblog
10/30(土)久し振りに、トイレ掃除の為の出社。先週は不在の為K君に頼み、先々週は掃除をお願いしているOさんが来てくれた。

掃除は気持ちがいい。家では一向にその気にならぬが、会社だと苦にならず、いい気分。小さな事務所の狭いトイレ。大した作業ではない。

掃除を終え、これから三鷹に向う。相棒の検査結果が出、治療の方針も決まった様子。
今後の事等含め話を聞きながら、暫くは飲めぬだろ酒をゆっくり愉しんでくれれば良いが。

酒は私の郷里の清酒「南」を取り寄せた。肴は、清流安田川の鮎。開きと丸を少しだが、先般、妹が持たしてくれたので用意ができた。それに、今朝栗ご飯を炊いた。チョット失敗気味だが、何とか食せる。

昨夜、K社長と久々に飲み終電となった。渋谷で降りるはずが、終点の品川まで乗り越すと云う失敗。今夜は、気を付けよう。


明日は、一年振りの八丈島行。五人のメンバーで、恒例の島訪問。どんな酒になるやら。
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オムライス

2009-10-30 | Weblog

10/30(金) 今日はオムライスとなる。昨夜の残りご飯が沢山あった。これの利用を考慮したメニューとなった次第。

従ってお菜の方は、簡単な内容で行くこととする。

「アオリイカのバター焼き」と「マイタケ・シメジの茸軍団と玉葱・パプリカの塩・胡椒味の炒め物」。「ほうれん草の胡麻和え卵とじ炒め」の三品。

梨と柿のマヨ和えサラダを作ろうとした処、我が家のアマゾネス軍団が総すかんで断念する。

玉葱と人参を刻み、鶏肉を小口切りにして炒める。塩・胡椒をして、ケチャップ少々で下味を付ける。ご飯を中華なべに加えて、具材と混ぜ炒める。ソースとケチャップを入れて味を調え仕上る。

先ず、仕上がったチキンライスを弁当箱に詰め、溶き卵を小さなフライパンでオムレツ風に焼き、弁当箱の中で待っているチキンライスに載せて、私流オムライス弁当の出来上がり。

                  

           写真は、四人分             MY弁当                   

こうして今朝は、五人分の弁当が完成。

処が、K君のオニギリ用の白飯がない。鍋で米を炊く。上手くオコゲが出来ないかと期待するが、綺麗に出来すぎてオコゲなし。

焼タラコで二個のオニギリを作る。K君の今日の弁当箱は特大。娘達の弁当の2~3倍は入るので「でかすぎ~」と娘が驚いている。

 オムライス、炒飯や丼等のご飯主体の弁当の日。私の二段弁当箱は、大きいお菜入れがご飯入れに、小さいご飯入れの方がお菜入れに、入れ変わる。今日もそうだが、タンパク質の摂り過ぎか・・・。

 

相棒が、健康診断で御用となり、あちこちの医療施設で取り調べを受けていた。一応罪名が決まったようだが、どうも腑に落ちない。罪名の割には刑期は不明確、罪そのものも怪しい気がするのだ。

冤罪という事もあるし、立ちションのような軽犯罪であるかも知れない。裁判所に不服申し立てのうえ、再審査をするべきと思うが・・・。

何はともあれ、明日の土曜日には「お祝い」か「入所前祝い」をやろうと話をしてあった。

明日、この四週間に渡る相棒の苦衷を取り払うとともに、長きに渡るかも知れぬ「酒抜きの刑」に耐えられるだけの酒精貯蓄をしてもらう所存・・・。

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栗ご飯

2009-10-29 | Weblog

10/29(木) 今年、三度目の栗ご飯を作る。過去二回はなぜか不出来であった。今回、失敗は許されない。

 昨夜遅くに帰宅して、栗の皮を剥き始めた。栗は、高知の青果店からのお取寄せ品。栗ご飯にピッタリとのキャッチコピーに惹かれて買った。

五日ほど冷蔵庫で眠らした所為か、皮が固い。二十数個の外皮、渋皮を剥くのに一時間程も掛かってしまう。この間、残りの栗を茹でる。

茹で上がった栗を試食。うま~い、美味い・旨い。ホッコリとした独特の感触、甘味といい最高。これなら、栗ご飯もいけるだろう。皮を剥いた栗を丼に入れ、朝まで水に浸す。

朝、炊飯器をみると昨夜のご飯が沢山に残っている。しょうがない、栗ご飯は鍋で炊くこととなった。

鍋で飯を炊くのは何年ぶりか、炊き方を忘れている。家人に、確認しながら「はじめチョロチョロ、なかパッパァ、赤子泣いても蓋とるな」なんて呟きながら始める。 鍋で炊くと、うまい具合のオコゲができる、これが愉しみ。三合の米に栗を二十数個、昆布を敷き塩をパラパラと・・・。          

 炊き上がり

完璧な栗ご飯が、30分足らずで炊き上がった。オコゲの具合もいい。取敢えず栗と昆布をどかしてオコゲをこそげ、栗を入れて掻き混ぜる。香り、色合い、ホッコリとした甘い味わい~最高なのだ!

お菜は、揚げボールと油揚げ・白菜の煮物と卵焼き。残り物のトンカツ。カツを嫌った家人用にウインナー炒め。K君用のカマス干物焼。野菜は、簡単に乱切り胡瓜と茗荷細切りを「てまいら酢」で和える。

今日のメインは「栗ご飯」。今日も三人前の弁当、Kには特大のオニギリを二個奮発。今日の栗ご飯、合格でしょう。

 お菜で栗ご飯が見えないのだ!

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ごめん・なはり線(安田~終着駅へ)

2009-10-28 | Weblog

安田町は、ハウス園芸と清流だけが売り物だが、四国88ヶ所の27番札所「神峯寺」(こうのみね)が一時間半ほど登った山の上にある。

余談だが、この寺に私が幼年の頃、結核性関節炎を患い、完治した御礼参りで納めたギブスが長い間軒先にぶら下がっていた。

 私の生家は、海岸から安田川沿いに5~6km上流の山間の集落。夏は、セミ・蛙の声が響き、朝五時にはサイレンが鳴り、六時には目覚まし音楽が流れる。最近では、庭先の柿の木にまで猿が来ると云う、鄙びた地である。

                     

          安田川(河口より6km)             公園のような家の庭 

更に上流に行くと、馬路村がある。

馬路は、安田川、奈半利川の水源の村。奈半利川の方は「魚梁瀬ダム」(やなせ)があり、日本三大美林と云われる魚梁瀬杉があり、近年に温泉施設を作った。村興しの取り組として「柚子」の加工品や杉細工が盛んである。特に柚子ジュースの「ごっくん馬路村」は大ヒットしている。

ごめん・なはり線は安田駅を発つと安田川を越えて次は田野駅、そして終着駅の奈半利となる。

田野は私が通った高校「中芸高校」が小高い丘の上にある、こじんまりと纏まった落ち着いた町。安田、田野、奈半利、馬路、北川の五ヶ町村を中芸地区と呼ぶが、この中心的な町だ。平成の大合併の話はあるが、一向に進んでないようだ。

田野と奈半利の間を流れる川があり奈半利川と云う。安田川に比べると相当な大河。鮎の魚体も大きいが、ダムの所為か大味で進められない。

 幕末、中芸地区の郷士達が勤皇志士となり脱藩を企てたが、野根山を越えようとして捕らえられた。二十三人の志士は、田野側にある河原において打ち首。奈半利川を朱に染めた。子供の頃、其の様を見たという古老が居たようだ。

川辺に「二十三士の記念碑」ありて、往時を偲ばせる。

電車の終着駅、奈半利は古くは魚梁瀬杉の集散地として栄えた。奈半利川沿いの上流が北川村。

北川は「モネの庭」を再現し、観光客の誘致に努めてる。また最近は、柚子作りと加工に熱心に取組んでいる。何と云っても、北川村は坂本竜馬と並ぶ幕末の偉人「中岡慎太郎」生誕の地であり、生家も残されており記念館も建てられている。

 

これにて、駆け足の私流「ごめん・なはり線」の旅と紹介を終える。記憶違い、勘違いにはご容赦を。

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三色丼

2009-10-28 | Weblog
10/28(水)今日は、前々から作ろうと思っていた「三色丼」にした。弁当を作りながら、TVの音が耳に入る。

NY辺りでも、弁当が流行っているらしい。日本語で「弁当」と言っても結構通じるとか。しかし、お国柄か女性の弁当に「カップ麺」があったのには驚き~

これに比べると、私なんぞは弁当道の王道を歩んでいるようなものか?

さて、三色弁当のソボロは昨夜、酒の後に帰宅して作った。鳥挽肉が良かったのだが無い。豚挽き肉を酒や砂糖・塩・醤油などで炒め作り。
炒り卵は、今朝になって作る。ピンク色は、買い置きした物を使う。


お菜は、昨日の残り牛肉と焼き豆腐・大根・牛蒡・蒟蒻の煮物。これに、定番の卵焼き。(卵焼き器が新しいので楽しい)
それに、昨夜「奈加野」のオヤジからせしめてきた「エボタイの干物」を焼く。

今日も弁当は、家人・K君と自分の三人前。

K用は特大オニギリ一個と弁当はデカ弁。ご飯は二段重ねにする。真中に錦松梅と海苔を敷き表面は三色。たまにはKを驚かせようと云う作戦。(鰻の二段重ねなら…最高だが)

家人は干物は要らないと云う、Kの弁当に入れる。(処がこの干物が目茶旨)

弁当袋が満杯で、オニギリ分だけはみ出している・・・。電車に乗るからと、格好を付けていられない!わちきは、格好より団子の日々でありんすえ~。


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牛すきとフライ

2009-10-27 | Weblog

10/27(火) 今日のメインお菜は、牛すき焼き風煮とホタテのフライとした。この他に野菜煮物をと思ったが汁がでる。根菜の煮物で行くこととした。

牛肉と玉葱を日本酒で炒め煮にする。味付けは、砂糖と醤油のすき焼き風にし肉本来の味を利かす。

ホタテはひも付きの貝柱、これをフライにする。おまけで、玉葱と蓮根も少し揚げる。

根菜煮は、人参・蓮根・筍・牛蒡を弁当用の小切りにし、一旦茹でた後に酒・砂糖・醤油で味付けをする。

米五合を炊く。今日は次女の弁当はオニギリ。今夜から名古屋へ出張とかで弁当箱は邪魔物だ。家人、k君と自分用の弁当箱にお菜を詰める。ご飯の上までお菜がはみ出す。

                  

            三人分とオニギリ        ご飯茶碗一杯分(家人用)

オニギリは、四個。次女とK君用に二個づつ。タラコ・昆布・チリメンジャコの三種。

以上が今日の成果。卵焼きも入れたいのだが、収まりきらん。

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ごめん・なはり線(ごめん~安田駅へ)

2009-10-26 | Weblog

このミニ鉄道、正しくは土佐黒潮鉄道「ごめん・なはり線」と云う。高知の東部を(室戸岬方面)走る第三セクターの単線鉄道である。

 高知出身の漫画家「やなせたかし」氏のアンパン・マンをキャラクター・モチーフに利用しており駅ごとのキャラクターがある。

路線の始発駅「ごめん」は、古くは後免町であったが、現在は「南国市ごめん町」に、終着駅「なはり」は今も奈半利町で、奈半利川の河口に位置する町である。下の写真、車両ドア脇に描かれている始発駅「ごめん」と終着駅「なはり」の両キャラクタ-です。

この路線が開通して10年足らずか?計画は数十年前に遡り、架橋工事は一部完成し、その後長く据え置かれていた。忘れた頃に開通した。

総延長 40k程度か、土佐東部の沿岸を走る、風光明媚な路線だと思う。何と云っても、空と海・山の色が違う。

駅名も中々興味深い。私には、聞き慣れた名前だが、面白い地名が幾つかある。和食(わじき)とか、穴内(あなない)、唐浜(とうのはま)等である。

「穴内」駅表示板とキャラクタ

路線は高知駅まで乗り入れをしているので、ダイヤにより高知始発もある。また終着は奈半利駅だが、安芸駅(高知県東部の主要地)止まりもあるので要注意。

 閑話休題:何年か前、相棒のヒロさんが私の生家へ来るのでネット検索で、安芸市の宿を予約した。当日になりレンタカーで宿の在る町探し走り廻った。幾ら探し、聞いても分からない。困り果て、遂に宿に電話を入れた。暫く話す内に判明した。ヒロさんは、広島県の安芸市の宿を予約していたのだ。無いはずだ、方やは瀬戸内を挟んだ向こうがわ、こっちは太平洋に面し、アメリカと向かい合っている。

こんな笑い話ならぬ、実話が身近なところで有った。「高知にも、安芸はあるぜよ」(これ土佐弁)

安芸は古い町で、長宗我部氏が土佐を平定する前、土佐の東部は安芸氏の勢力下であった。500年程前になるか、安芸国虎の時代に長宗我部に滅ぼされた。

余談だが、私の名前の祖先は、国虎の家老でこの戦いに敗れ、国虎の自刃の介錯をした後、殉死したと伝えられている。

その戦を分けた古戦場跡「矢流れ」坂の下、トンネルがあり電車は走る。矢流れの峠を越えると穴内駅、球場前(阪神キャンプ地)と続き安芸市街に入る。

                    

              矢流れ遠望           ドーム練習場:右が球場

始発のごめん駅に戻るが、駅を出て暫くすると、竜馬空港が近い日章、野市の駅。これをすぎて赤岡駅に着く。赤岡は、「ドロメ祭」で有名。ドロメとは、イワシの子、縮緬ジャコの生を指す。5月だと思うが、この赤岡の浜でドロメ祭が行われる。呼び物は、大酒飲み大会。一升入る大杯で飲むスピードを競うらしい?(私もTVでしかみていない)女性も大いに飲むらしい、一説には男性より強いとか。

また、此処には「絵金」のギャラリーがあったと思うが・・・。

この駅を出て、夜須・手結と列車(と云いたいが、一両編成)は進む。

手結には海水浴場があり子供の頃に行った記憶あり。それよりも、此処には土佐CC,黒潮CCの両ゴルフ倶楽部があり、ゴルファーのメッカ。春には女子のPRギヤ・トーナメント、そしてもうすぐ男子のカシオワールド・トーナメントが開催される。

そして、一番風光明媚な「琴が浜」の松並木に差し掛かる。丁度、お琴のように盛り上がった所が松林、方や砂浜と青い海、此方は田園が続く中を走る。

                     

                           遥か右上 :土佐CCクラブハウス

 此処を過ぎて矢流れの古戦場下をトンネルが抜け、安芸の海が見えてくる。浜と海、空の色とのコントラストに目を瞠るのだ。穴内・球場前とすぎて安芸駅に着く。

                     

        一度は乗って見るべし!            車内の路線図

安芸市は高知県東部最大の市(街)では或るが、何処の地方都市と変わらず、凋落の一途である事は間違いない。人口減少、税収不足、仕事不足で今や映画館すら無い。かって、この街の映画館で、故人となった俳優「川谷拓郎」は手伝いをし、映画人への夢を膨らませたのだ。野良時計で知られる「土井」、「てまいら酢」の里、入河内は安芸市となる。

安芸を過ぎ、下山・唐浜とつづき清流の町「安田駅」に着く。何度かBLOGでも取り上げた鮎がこの川で捕れる。無人駅は、町の外れに在る。駅の上から山側を見ると、田園が広がり、この上流5Kの処に私の生家が在る。

更に上流に行くと柚子ドリンク「ごっくん馬路村」で有名になった馬路村に至る。

安田には、銘酒「土佐鶴」「南」を産する醸造元が二つ。旨い酒、旨い鮎、最近は米も芳。農産物では、促成栽培の茄子・胡瓜・オクラ・茗荷、自然薯が特産。

この旨い地に、町がスポンサードするレストランが出来た。此処から見る海もまた良し。

                      

          安田駅より上流を望む                レストランより室戸方面を望む

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久々の弁当

2009-10-26 | Weblog
10/26(月)久し振りに弁当を作る。一週間以上空いた所為で、何だか、落ち着かない気分。今日のメニューは全く考えず、朝冷蔵庫を開いて適当に食材を選ぶ。

豚バラ肉の焼肉タレ炒め、玉葱・マイタケ・パプリカの塩胡椒炒め。千切キャベツを敷く。この前買ってもらった「銅板の卵焼き器」を初めて使い定番の卵焼きを作る。

米三合が炊き上がる36分で以上が完成し、簡単お菜で四人前の弁当が出来上がった。昨夜の鯛めしの残りをオニギリにする。

弁当作りは一週間以上空いたが、この間お祭で散々飯を炊き、売る物やスタッフ用のチラシ寿し、オニギリ作り、芋蒸かし、豚汁の仕込みと食い物作りから離れられなかった。

週末は、高知の実家で朝晩の飯の用意と、他に芸の無い男の辛い処。せめて飯作りで、取り繕うしかないのだ。もう少し、本格メニュをこなせなくてはと反省。


明日から高知東部の沿岸を走る「ごめん奈半利線」の紹介と写真をUPする予定。似た処は、日本の何処にもあるが、美しい風景が続く好い所。乞う期待!
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作らない週間

2009-10-21 | Weblog
10/21(水)今朝も、弁当は家人が作る。サンドイッチであったが、私が作るより美味そうだ!流石である。

昨日までの「祭」疲れで、7時前まで寝てしまった。台所に行くと、家人がセッせっと準備中、K君の分もしっかりと用意している。美味そうな、卵サンドとハム&野菜サンドである。

私は、明日の早朝の便で、或会社の社長に同行し高知まで行くこととなった。そんな訳で、今週は弁当作りはお休み。


しかし、祭の準備や飯つくりの疲れが取れない。一緒に店を出したドトールの店主も、今朝、挨拶に行くとグッタリしている。お互いに歳かね~と、苦笑い。

閑話休題・・・今、電車の中で読んでいる本は「釣魚礼賛」(盛川 宏 著)と云う本。通勤電車の時間つぶしにブックマートで100円にて求めた。

この本は、書名のとおり、釣りと魚。如何に釣り、如何に旨く食べるかを、四季折々のシーズン毎にエッセイ風に著している。

著者は、関西育ちで、元々スポーツ紙の釣り欄のデスクをされた関東在住の方。今風の「キャッチ&リリース」何て言う気持ちの悪い(私からすると)釣り師ではない処が好い。「
「釣って成仏、食べて功徳」と云うのが善い。歳時記にまつわる魚の話、調理法、つり方から食べ方まで。確固たる信念は、森羅万象に通じるものを感じる。

この本の中で、八丈島でフグ入りの「磯鍋」を食す処が出てくる。

島のフグは毒が無い。これを、ぎらぎら太陽が照りつけ、群青の海の磯で、煮立った大鍋にぶつ切りにして入れ、野菜や他の魚と一緒の味噌仕立を啜ったところ、絶品であったと云う話。

四十年も前、今頃の時期に一人で八丈島を訪ねた。真っ青な空と海、やはり太陽が照りつけていた。
民宿「緑荘」の小母さんに海に行くよと、水メガネとモリをかりた。「フグ」が居たら捕っておいでと言われたが、坊主。「フグも取れなかったのかい」と笑われた。

若い頃に戻りたいとかチットも思いもしないが、あの照りつける太陽と青い空、真っ青な海、白っちゃけた道を海に向う自分。あの一瞬。そこだけは、もう一度戻ってみたい。

「釣魚礼賛」の八丈島で磯鍋を食すページを捲りながら、通勤の地下鉄の中、あのひと時、あの一瞬が甦っていた。


いい本だ、これは。釣り方はもとより、食べ方。如何に美味しく食べるか、食べてやるか。人としての原点、が記されている。食いしん坊バンザイ





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ベッタラ市 二日目

2009-10-20 | Weblog

10/20(火) 好天に恵まれ、昨日のベッタラ市も大盛況。今日も昼から人出が多い、特に午後5時を過ぎると勤め帰りの人達で大賑わいとなる。

昨夜は、お客さんが大勢お見え下さったが、こっちの方は連日の準備・仕込みでバテバテ。お相手も十分にできず失礼した。

さて、今朝も出勤前に築地に立ち寄り品薄となった食器の仕入れ、昼のスタッフ用のオニギリ具材などを仕入れる。築地場外のラーメン店では一番人気の「井上」、朝早い所為か待ちの列がない。昼前後であれば、何十人と並ぶ。折角なので朝からラーメンを食べてしまった。(醤油系のアッサリしたスープ、大ぶりのチャーシュウ、細麺で食べ易い)

屋台で売る商品数は多いが、販売量が少ない。薄利少売なので、利益が出るはずもない。量が少ない、値段が安いで「安納芋」「チラシ寿し」「てまいら酢」「豚汁」は直ぐにはける。スタッフやお客さんに食べて貰うので、売ってる時間も少ない。愉しむ為の屋台であるが、オジサン軍団は草臥れている。

                 

           屋台が並ぶ街角         オジサン軍団最長老U氏

昼に間に合わす為、大急ぎで「チラシ寿し」を作り、「豚汁」を追加する。これが終わるとスタッフ用のオニギリ、チラシ寿し、稲荷を女性群の応援を得て作る。

                  

     賄い食 ?            交替で賄い飯か?         満足の裏V ?

二日間で都合八升の米を炊いたが、半分はスタッフ用となる。次会は、大釜で飯を炊き、売り物を増やすか・・・。

 家族の弁当はこの二日間お休みだが、弁当を作っている方が楽だわ~。

 お越し下さった皆さんに、御礼を申し上げます。

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