足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

電気自動車テスラ

2020-03-22 17:50:07 | 投資戦略
電気自動車で躍進する新進自動車会社のテスラ(TSLA)はコロナウィルス問題で売上が一時は停滞したが、需要も復調し、2月には増資に踏み切り市場から20億ドルを調達した。
大株主のエンロン・マスク&Coが$767で新株発行に応じた。
調達した資金は2022年までの設備投資に投じる。投資のタイミングは見事で調達した資金は製品の販売の運転資金に充当する。
中国市場が好調で電気自動車の3分1のシエアを獲得、2月には4,000台の販売を達成した。
コロナウィルス問題の発生で世界の自動車市場も停滞しているが、同社は新ビジネスを先ず中国市場で浸透する作戦を打ち出し、苦戦してきた中国市場に成長の弾みが出てきた。計画通りの拡張トレンドに弾みがつき、最近の販売動向の好調なことに成長の手ごたえを感じている。
エンロン・マスクは今後の成長路線の拡張に自信をつかみ、コロナウィルス問題は一過性の問題で終わるとみて、成長路線の達成に資源を投入、いまのころ初戦では計画通りの業績の達成に自信を感じ始めた。
コロナ問題で世界の株価が暴落したが、その影響を受けてテスラ株も大幅安になった。
株式公開いらい始めての試練である。
長期投資には買い場を提供しているとみる。


先行きの見方が「本格調整」で一致

2020-03-20 15:39:57 | 投資戦略
相場の方向性が確実に底入れ、反騰局面にはいったとは断言できないが、下値不安の人気は薄れてきた。短期間の暴落に恐怖心が出てきた。
ウィルス・ショックの根は深く先行きの波乱は続きそうである。
トランプ大統領の就任いらいさまざまな景気対策が打ち出され、最近は米連銀が先頭を切って金融緩和政策を打ち出し、ヨーロッパ連銀、日銀が追随し、景気対策の規模もコロナ対策も加わり規模が短期間に大きく拡大してきた。
相場の上下への変動幅も異常に大きくなる日もみられるようになってきた。
ただ相場の方向性が固まるまでには更に時間が必要である。
大手投資銀行のゴールドマン・サックスは先行きに対して慎重姿勢は崩さない。
「経済活動は消費、企業活動は低下トレンドをたどり3~4月の成長率は一段と低下する。底入れは早くとも4月以降になる」と会社の見通しを公表した。現在は典型的な不況の渦中にあると経済分析チームは予想した。
相場が波乱期になると、その断定的な景気見通しに注目が集まるロイトホールド社のジェームズ・ポールソンは10年国債の金利が今週初めに急上昇したのに注目し株価の暴落
を断言した。
相場の転機にはかならず、その見通しに関心があつまる、予測の的中率の高いアナリストである。

ファンダメンタルとテクニカルの両面から注目できる

2020-03-19 16:40:47 | 投資戦略
相場の方向性をつかむのが難しい相場展開が続く。
テーマとか業種の人気相場のときは、同じ業種での物色人気の先行投資を行うのが作戦だが、現在の相場ではこの種の銘柄選択は役に立たない。
そこで今回は個々の銘柄の人気度に注目してみよう。
25日移動平均と時価の乖離率をベースに銘柄を選択する。乖離率が大きいのは市場人気の低いことを表すので、数値がマイナスの銘柄を、日頃、本レポートで追跡している銘柄から選んだ。
井村屋グループ(2209)-6.48、亀田製菓(2220)-1.28%、エムスリー(2413)-1.91%、串カツ田中(3547)-23.1%、UUUM(3990)-30.88%,日本新薬(4516)-8.69%、ダイキン(6367)-6.05%、ダイフク(6383)-7.16%、HOYA(7741)-5.23%、任天堂(7974)-0.48%。

ここに取り上げた銘柄は日々の株価の推移に関心を持ち、相場表の画面で追跡している株だが、時価で投資して大きな失敗はすくないだろう。
もちろん銘柄の選択の次には、現在の業績の方向性、市場の人気度、中長期的な成長性もチェックすることは当然である。
いずれもテクニカル面では関心の持てる銘柄である。

注目している銘柄

2020-03-19 16:26:57 | 投資戦略
相場の方向性をつかむのが難しい相場展開が続く。
テーマとか業種の人気相場のときは、同じ業種での物色人気の先行投資を行うのが作戦だが、現在の相場ではこの種の銘柄選択は役に立たない。
そこで今回は個々の銘柄の人気度に注目してみよう。
25日移動平均と時価の乖離率をベースに銘柄を選択する。乖離率が大きいのは市場人気の低いことを表すので、数値がマイナスの銘柄を、日頃、本レポートで追跡している銘柄から選んだ。
井村屋グループ(2209)-6.48、亀田製菓(2220)-1.28%、エムスリー(2413)-1.91%、串カツ田中(3547)-23.1%、UUUM(3990)-30.88%,日本新薬(4516)-8.69%、ダイキン(6367)-6.05%、ダイフク(6383)-7.16%、HOYA(7741)-5.23%、任天堂(7974)-0.48%。

ここに取り上げた銘柄は日々の株価の推移に関心を持ち、相場表の画面で追跡している株だが、時価で投資して大きな失敗はすくないだろう。
もちろん銘柄の選択の次には、現在の業績の方向性、市場の人気度、中長期的な成長性もチェックすることは当然である。
いずれもテクニカル面では関心の持てる銘柄である。

クルマの自動運転から有望株が輩出

2020-03-16 18:56:21 | 投資戦略
ヘッジファンドの世界はジョージ・ソロス、ジュリアン・ロバートソンが帝王として活躍したときは終焉し、両人はこれまで築いた資産運用の管理に時間を費やしている。
そのような業界のなかで頭角を現してきたのが、第2世代といわれる50歳~60歳の運用者達である。ソロスのように投資理論の書物を書き下ろしのために時間を割いたりするのでなく、世の中の変動のスピードが時の流れととともに高速度になり、運用者たちは時間に追い立てられ運用に没頭してきた。ソロスをしのぐ運用者たちの最近の行動は、実態はなかなかつかめない。
その環境のなかで、いまやソロスをしのぐ運用者としてマスコミが追いかける一人がレイ・ダリオ(ブリッジ・ウォーター・アソシエイツ)だ。
ハーバード・ビジネス・スクールを卒業後、メリルリンチを経て自立しヘッジファンドを仲間と立ち上げ、運用資産では世界No1にのぼりつめた。
最近はときどきメデイアにも現れるが、ソロスのように、具体的な運用戦略や投資内容については多くを語らない。投資成果が市場平均を大きく上回ることは少ないが、平均を少しでも上回る成績を着実に積み上げているのが、機関投資家の資金が流入する理由である。
ことしの米大統領選でトランプ大統領が継投した場合の、著名な運用者の戦略が注目される。
多くのヘッジファンドはトランプ大統領の就任後には背を向けていたが、最近は株式市場寄り姿勢が継続しているのをみて、ヘッジファンドの現大統領についての見方を替える運用者が増えてきた。
トランプ大統領の選挙での勝利はヘッジファンドにとっては大歓迎である。

ソニー(6758)に注目。2020年4月から自動運転バスが茨城県の公道で実用化する。同社のエレクトロニクス技術が自動運転の分野で大きく花を咲かせる。事実、ソニーの技術力は世界の自動車メーカーの信頼感は強い。
ソニーへの投資に注目したい。