ウォーレン・バフェットの空輸株好みは有名である。
アメリカ大陸を縦断して人、モノを運ぶ空輸ビジネスは経済の大動脈であり、国家の繁栄の大きな柱で経済の発展とともに繁栄してきた。
バフェットは鉄道、空輸には古くから投資対象として目をつけ、ポートフォリオでは重要視してきた。デルタ・エアーライン、アメリカン・エアーラインズ、サウスウェスト・エアーラインズがいつもポートフォリオの中には顔を出してきた。
今回のコロナウイルス問題では空輸業界では瞬時には搭乗顧客が急減した。
バフェットはアメリカン・エアーラインズ、デルタ、サウスウェスト、ユナイテッドに長年注目し、彼の投資銘柄としては柱の一つであった。
しかし空輸株に特化したETF(上場投資信託)の今年の成果は-32%と急落した。広いアメリカ大陸を横断して活躍するビジネスマンにとって空輸業界は、日本人が考える以上に米国のビジネスマンにとっては身近な存在である。
ニューヨークに駐在していたとき、ボストン行きの便が事故で飛行中止に直面した。同僚のアメリカ人がすぐに小型機をチャータし、ボストンには時間通りに到着した。同僚のアメリカのビジネスマンには日常茶飯事のことであった。
バフェットが空輸株をポートフォリオに必ず組み入れていることが納得できた。彼らにとっては便利のよいビジネス手段のひとつであった。
コロナウイルスが発生しても、その対策は万全である。バフェットが空輸株を重要視するのがよくわかる。
バフェットに倣って上記の米国の空輸株に注目しよう。