足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

バフェットは相場を静観

2020-03-12 17:56:52 | 投資戦略
NY株が暴落し昨日は1464.94ドル(-5.85)急落した。
ダウ平均の構成銘柄の30銘柄がすべて下落した。ダウ採用銘柄のボーイングは-18.15%になり
2月12日の高値から20.3%下落。テクニカル分析で経験則としている「下落相場入り」を示現した。
世界的な富豪ウォーレン・バフェットは相場の下落をみて「1987年の金融危機、2008年のサブプライム・ローン問題の暴落よりも衝撃的だ」と語った。
最近のバフェットはこれまでの投資暦でも見られなかった多額の手元現金を積み上げてきた。彼にとっては相場観を語るのでなく、手元の余裕資金のサイズの大小が相場観を表してきた。
ここ2~3年では着実に手元資金を増やしながら、口では「われわれの投資基準からして食指のある銘柄が見つからない」と相場観を語ってきた。
「バフェットは相場水準が高いとみたら絶対に手を出さない」というのが、これまでの投資暦が物語ってきたが、現在の株価水準では出動する動機が見つからない。
われわれも、いましばらくは慎重な姿勢を守りたい。