足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

クルマの自動運転から有望株が輩出

2020-03-16 18:56:21 | 投資戦略
ヘッジファンドの世界はジョージ・ソロス、ジュリアン・ロバートソンが帝王として活躍したときは終焉し、両人はこれまで築いた資産運用の管理に時間を費やしている。
そのような業界のなかで頭角を現してきたのが、第2世代といわれる50歳~60歳の運用者達である。ソロスのように投資理論の書物を書き下ろしのために時間を割いたりするのでなく、世の中の変動のスピードが時の流れととともに高速度になり、運用者たちは時間に追い立てられ運用に没頭してきた。ソロスをしのぐ運用者たちの最近の行動は、実態はなかなかつかめない。
その環境のなかで、いまやソロスをしのぐ運用者としてマスコミが追いかける一人がレイ・ダリオ(ブリッジ・ウォーター・アソシエイツ)だ。
ハーバード・ビジネス・スクールを卒業後、メリルリンチを経て自立しヘッジファンドを仲間と立ち上げ、運用資産では世界No1にのぼりつめた。
最近はときどきメデイアにも現れるが、ソロスのように、具体的な運用戦略や投資内容については多くを語らない。投資成果が市場平均を大きく上回ることは少ないが、平均を少しでも上回る成績を着実に積み上げているのが、機関投資家の資金が流入する理由である。
ことしの米大統領選でトランプ大統領が継投した場合の、著名な運用者の戦略が注目される。
多くのヘッジファンドはトランプ大統領の就任後には背を向けていたが、最近は株式市場寄り姿勢が継続しているのをみて、ヘッジファンドの現大統領についての見方を替える運用者が増えてきた。
トランプ大統領の選挙での勝利はヘッジファンドにとっては大歓迎である。

ソニー(6758)に注目。2020年4月から自動運転バスが茨城県の公道で実用化する。同社のエレクトロニクス技術が自動運転の分野で大きく花を咲かせる。事実、ソニーの技術力は世界の自動車メーカーの信頼感は強い。
ソニーへの投資に注目したい。