足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

先行きの見方が「本格調整」で一致

2020-03-20 15:39:57 | 投資戦略
相場の方向性が確実に底入れ、反騰局面にはいったとは断言できないが、下値不安の人気は薄れてきた。短期間の暴落に恐怖心が出てきた。
ウィルス・ショックの根は深く先行きの波乱は続きそうである。
トランプ大統領の就任いらいさまざまな景気対策が打ち出され、最近は米連銀が先頭を切って金融緩和政策を打ち出し、ヨーロッパ連銀、日銀が追随し、景気対策の規模もコロナ対策も加わり規模が短期間に大きく拡大してきた。
相場の上下への変動幅も異常に大きくなる日もみられるようになってきた。
ただ相場の方向性が固まるまでには更に時間が必要である。
大手投資銀行のゴールドマン・サックスは先行きに対して慎重姿勢は崩さない。
「経済活動は消費、企業活動は低下トレンドをたどり3~4月の成長率は一段と低下する。底入れは早くとも4月以降になる」と会社の見通しを公表した。現在は典型的な不況の渦中にあると経済分析チームは予想した。
相場が波乱期になると、その断定的な景気見通しに注目が集まるロイトホールド社のジェームズ・ポールソンは10年国債の金利が今週初めに急上昇したのに注目し株価の暴落
を断言した。
相場の転機にはかならず、その見通しに関心があつまる、予測の的中率の高いアナリストである。