NY株が大幅高。連銀が定例の会合を待たずに利下げに踏み切ったことを好感した。
ダウ平均の上昇率は1100ドルを超えた。景気指標も好調な発表が続き米ADP発表の全米雇用レポートでは市場予想を上回り、ISM(景況観指数)が1年ぶりの好調な数字であった。
新型コロナウイルスによる景気の下振れが懸念されていたが、懸念を払拭した。
これまでの相場牽引役のナスダック総合指数がアップル、アマゾン・ドッド・コム、マイクロソフトの人気株が、引き続き人気を盛り上げた。
連銀が異例の0.5%利下げで相場を盛り上げる役目を果たした。景気対策を「ここぞ」というときに発動する政策当局の行動は他国に見られない巧みでスピード感のある金融政策であり、パウエル連銀議長に対しての信認が一段と高まった。金融政策のサプライ・ショックのタイミングを的確に捉えた政策は見事であった。NY株の1100ドル高という結果に現れた。
COVID-19という怪物をねじ抑える連銀の行動は「颯爽たる行動」である。パウエル議長への信頼が一段と高まった。