昨日のウォール街ではグーグル(GOOG)が新高値を更新した。
クレデイスイスが「アウオトパフォーム」で推奨、目標値を$600に引き上げた。
昨日は高値が498.29まであり、引け値は$491.93で終わった。
強力な推奨の理由は、先に買収したSNS(ソーシャル・ネットワーキング・システム)のユーチューブ(YouTube)のこれからの業績への寄与である。2007年は売上げでは1億6000万ドル(180億円)の寄与であるが、これまでのユーチューブの豊かなコンテンツ(動画が中心)を利用すれば、ユーチューブの部門の売上げの寄与は10倍になるとみる。
調査会社IABによると米国でのインターネット広告の第3四半期の伸びは前年比で+33%であった。第2四半期に比べては+2.0%であったので、数字を問題にして「ネット広告の伸び悩み」を指摘する向きもあるが、アナリストは「第3四半期は季節的にみて不需要期」として問題にはしない。
むしろこれからは動画のコンテンツがこれまでのテキスト(文字)に加わって新しい市場を創設するとみる向きのほうが多い。
グーグルが携帯電話でのサービスにも本腰をいれ、広告サービスを始めた。市場は株価より先に開ける。
東京市場ではインターネット関連には全く元気がない。グーグルは端株投資もできる。ポートフォリオにいれてみたら、米国のネットの世界がどんなスピードで走っているかが実感できるはずである。