足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

沈静化したIPO市場でチャンスを求める

2006-11-28 18:42:46 | 株式

12月のIPO(新規公開)は30銘柄にのぼる。恐らく史上最高数ではないか。

新興市場から人気が離散しているときだけに、需給関係が気になるが、銘柄の顔ぶれは玉石混交ではある。合理的な尺度と人気の分析を慎重に行えばチャンスがある。かってのように初値が当日につかないというようなケースは、このところ皆無であるだけに、新興市場フアンだけではなく、これまで「そんな投機市場に染まりたくない」と一切、関心を持たなかった投資家にも、机上でもよい、投資の実験をしてみるチャンスでもある。

本日公開のマガシーク(3060.ま)はIPO価格65万円で、初値は80万9000円。引けは74万6000円であった。

最近のインターネット株のなかでは注目したい銘柄のひとつである。女性ファンション雑誌と提携して人気商品をオンライン上で販売する。そのほか人気が峠を越えた商品の値引き販売「アウトレットピーク」事業も行う。2007年3月期の売上げ経常利益率の予想は6.5%と伊勢丹の5%前後を上回る。

評価はネット株の分析尺度を採用した。PSR(株価÷1株当たり売上げ)である。同社の1株当たり売上げは28万円。

差し当たりPSR3~4倍の84万円~112万円とした。