足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ネット株の季節性

2006-11-27 17:25:33 | 株式

「ブラック・フライディー」(すべての小売り店が黒字になる金曜日)に次いで、「サイバー・マンディー」(Cyber Monday)という言葉がある。ウォール街で使われる言葉である。

先週の感謝祭(木曜日)から年末の本格的なショッピング・シーズンが始まったことは書いた。日曜日までに格好な品物が見つけることができなかった人が、インターネット上での買い物をする。Eコマースの83%の店舗が送料無料にするほか、現実の小売店がデぃスカウントの目玉商品を用意するように、オンライン・ショッピングにもその種の催しが行われる。昨年は前年比で+29%も増加したが、事前の予想では、ことしは+12%である。月曜日は「サイバー・マンディー」だ。

「インターネット株には季節性がある」といわれるが、昨年も11~12月にはEベイ、アマゾン・コム、グーグル、ヤフーが動いた。今年もこの習性に期待する投資家も多い。

本日の東京市場でもインターネット株が動き始めた。ヤフー、楽天、ミクシィ、ドリコムなどネット関連の人気株である。おそらくこれらの銘柄をカラ売りしてるヘッジファンドが買い戻しをしたのがきっかけであるが、それが反騰トレンドにつながれば、新興市場の人気に変化が出てくることが期待できる。

最近のヘッジファンドのレポートをみて関心を引いたのは、新興市場の流動性のある銘柄のカラ売りを相当していたことである。外資系証券が玉調達をするメカニズムが出来上がっている。