足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ビル・ミラーの報告書より

2006-11-05 22:17:35 | 株式

「有望株を発掘する場合、誰にでも入手できる情報を利用するわけだから、それを他の人とたちと異なった分析をおこない、一線を画した評価を出す。

市場はアマゾン・コムについては、そのビジネス・モデルが大手書店のバーンズ&ノーブルと同じでその営業利益率は一桁台の成長しか望めないとみている。

われわれはその種の見方には反対で、アマゾン・コムの利益率はまもなく改善をはじめ、二桁台の成長路線に乗るとみている。この見方が正しければ、アマゾン・コムの投資から必ず平均以上の投資収益がえられるとみている」

この文章は、われわれが尊敬する世紀の投資家ビル・ミラー(レッグメイソンの「バリュー・トラスト」の運用者)の最近の株主宛のレポートから引用したものである。

先のITバブル崩壊後、底値圏で一連のインターネット関連株には一貫して前向きに取り組み、グーグルにも公開日に大量投資をした。

最近の東京市場のインターネット関連にもこの種の見方ができる銘柄が散見できるようになってきたとみる。