明日、19日には米国で任天堂の新ゲーム機器「Wii」が発売される。それにさきがけ17日に米国で販売されたソニーのPS3が発売数が少ないためもあって、ものすごい人気を集めているようだ。
廉価版が$499、高級版が$599という価格設定であったが、Eベイのオークションでは$9.100という15倍の価格で売買が成立した。当面、一般には入手できないだけに「時間を買う」というマニアの人気である。
任天堂が2日間、遅れで販売するのは多分に、PS3の販売を意識し、それへの対抗意識からだといわれている。
これまでのビデオ・ゲームの常識を打ち破るという会社の意気込みがありありとみえる。年齢、男女を問わず、新しい層への浸透をねらうというのが会社の戦略である。
そういえば今週、ロンドンからきた2人のファンドマネジャーは両人とも子供だけではなく、株取引の合間には机の引き出しから携帯型ゲームDSを出して楽しんでいるという。男女の運用者だった。
方向観の定まらない市場で、確かな上昇トレンドを続ける株価の人気には、会社の先行きを明確に暗示していると思う。