足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

NY市場は休場、日欧はまちまち

2018-01-16 08:49:56 | 投資戦略
マーチン・ルッター休日で、週明けのNY市場は休場。
通常通りの取引のヨーロッパ株は下落した。ユーロ・ドルが3年ぶりの高値圏に上昇したことが主因である。
ユーロ中央銀行のドラギ総裁が先週、金融政策の転換に言及したことが影響した。昨年来の世界の株高を牽引してきたヨーロッパ株の下落は世界の投資家にはショックである。
21世紀に入ってからの世界の株価は米国の金融緩和がきっかけで長期の上昇トレンドを続けてきた。トランプ大統領の出現で、経済の先行きに不安感が出たが、予想に反して株高が続いた。バーナンキ前連銀議長の緩和政策を踏襲したイエーレン連銀議長の政策が長期の株高現象を生んだ。足元の米国の企業業績は好調。そこへトランプ大統領の公共投資の拡大という景気の刺激策が発動され、景気の先行きには問題はない。
休場のNY市場での先物取引にはヨーロッパ株の下落の影響はみられない。

市場の焦点は火曜日のNY株の動向に大きな関心が集まる。
先に紹介した今週のバロンズ誌の恒例の新春座談会では9人の参加者のコンセンサスは、目先の株高で見方が一致した。

ヨーロ高を反映して円相場も110円台で円高トレンドにはいった。欧米での株価の動きを東京市場がどのようにみるかが、世界の投資家の関心事である。