足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ビル・ミラーが強気 「強気が相場に溶け込んでいく」

2018-01-11 07:03:38 | 投資戦略
世界的な株高基調は変はらない。
昨日は上勢が鈍りアジア、ヨーロッパ、米国とまちまちの動きになったが、昨年の相場に比べて明確な違いがでてきた。下方硬直性の相場に変化の兆しが出てVIX(恐怖)指数が10ポイントに乗せた。

世紀の投資家ビル・ミラーが昨年、レッグメイソンを離れ独立した。早速、3年前からビットコインに投資して成果を大きく上げ。
彼は15年間にわたり、連続してS&P500を上回る偉業をなしとげた。
グーグル、アマゾンに誰よりも強気した実績は、今後も運用に生かされていくだろう。学生時代は哲学者か数学者を目指した、異能の持ち主である。
昨日はTVに主演し、先行き相場は30%上昇するとみた。今週号の「トリトンスクエア通信」で取り上げたテクニカル分析のgodfather のアーカンポーラーと同じである。
数値目標は3万ドル台乗せである。特別に変わった材料に基づくわけでないが、世界的な企業業績の上昇と、トランプ減税を評価する。

「ビットコインは詐欺の一種」と主張してきたがJPモルガンの最高経営責任者のジミー・ダイモンは「言い過ぎ」と前言を取り下げた。リーマンショックを切り抜けてきた大手バンカーだけに、その変節には注目したい。4~5年のうちに5万ドルになるとみる投資家には朗報である。
一方、バフェットは批判的。「5年物のプツトがあれば買いたい」としている。


相場の中味も変わってきた。われわれの長年の注目株の日本新薬(4516)が新街道を走るし、同じ関西銘柄のダイフク(6383)も史上最高値。明らかに銘柄選択の視点も変わってきた。