足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

下値が底堅いトランプ相場

2018-01-12 06:54:56 | 投資戦略
NY株は上昇し一時は新高値になっが引けにかけては軟調で小動き。
年が明けてからNYダウ平均は2万5000ドル台に乗せたが、早くも2万6000ドル台乗せが話題になっている。
この日は米失業保険の申請件数が下がり、雇用市場の好調さが確認されたが、もっと大きな材料を求め、細かい材料には関心がない。
相場全体は昨年と同じように上昇相場が期待できるし、関心事は2万7000ドルを超えて、どこまで進むのかという議論になってくるだろう。
根底には景気循環の回復基調のほか、世界の株価が幅広く回復してきたことが投資家の安心感を誘う。

最近はバフェットについての注目すべき話題が出てこない。バークシア・ハザウェイの成長の源泉は、株式投資よりも企業を傘下に収め、そこから生まれるキャシュ・フローを利用し次の新しいM&Aに進むことにある。銘柄の発掘には、最近のバフェットは側近のテッド・ウィシュラーとドッド・コームズの新しい考えをいれる。
10兆円の資金を手元に置き、次なる大物のM&Aを模索していることは確実である。
先に書いた大阪チタニウム(5726)と東邦チタニウム(5727)の株価が強い。長期の上昇トレンドにはいり、長期投資のポケットに入れたい。先行き決算発表ごとに人気が盛り上がるだろう2000年代の再現である。業績回復の原動力は航空機向けの金属チタンの販売である。
21世紀初頭には株価が大きく上昇したが、その再現がやってくる。