足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ウォール街、有力者が前向きに

2018-01-06 08:28:37 | 投資戦略
NY株は続伸、前日の+152ドルを上回る220ドル高。次のマイルストーンである2万6000ドル台乗せ目指す。 銀行、バイオ、医薬品、製造業、保険、コンピュータがリードした。NYダウ平均の2万5000ドル台乗せ以来、相場のボラティリティには明確に変化がみられる。
1年前、トランプ大統領がホワイトハウスの主になってから、下方硬直性の強い展開であったが、最近は上下への変動率は明確に上がってきた。トレダーも、ヘッジファンドも売買のポジションを増やす時代の到来である。

ウォール街では、いまや“god father of chart analysis”
と目されるようになった、ラルフ・アーカンポーラ(Altaria Partners)は昨年末から相場の先行きに強気であったが、年明けCNBCに登場し「ダウ平均が2万5000ドルを超えた以上、2万6000ドル乗せは時間の問題」と、昨年より一段と強気になった。
「121年の歴史のダウ平均はトランプ政権のもとで2万8000ドルになる。場合によれば3万ドルも視界にはる可能性さえある」と、一段と強気意見を論じた。

彼の名前を聞くたびに想い出すことがある。
彼は私が1970年代、ウォール街で証券業務の研修を受けたときの先生であった。駆け出し時代で、日本料理店に誘ったら、初めての日本食でご飯にソースをかけて食べていたことを覚えている。
当時の日本株の存在感はいいまの南アよりもはるかに低い時代であった。
彼は「株価は過熱状況でなく、短期間に天井をつけることはない」と言い切った。

またヘッジファンドの代表のデビッド・テッパーも「減税策が大きな材料だ」と、昨年前半の慎重論から転換した。大いに注目したい動きである。いま業界でもっとも注目されている運用者のひとりだ。