足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

イエレン議長講演に好感・・・・個別物色の人気回復

2016-03-30 06:30:12 | 投資戦略
米連銀イエレン議長の発言を好感しS&P500、NYダウ平均は本年の新高値。
「物価上昇の基調は定着したとは言えず、海外景気は不安(特に中国)な状況で政策は慎重な姿勢で臨む)と発言した。ハト派的な内容に市場は反応した。
これまで気になっていた運輸株指数が反発したほか、バイオ、ハイテク、金鉱株、中小型株が買われ、基調は上昇トレンドに戻った。ヨーロッパ株も堅調。

バフェットがこれまで力をいれて筆頭株主になったウェルズファーゴの持ち株比率を10%に増やした。今年の金融株は年初来、ほぼ横ばいだが同行の株価は下落した。現在のバフェットのポートフォリオのなかで最大の比率を占める銘柄で、これまでバークシア・ハザウェイの投資成果に大きく貢献してきた。綿密なバフェット流の分析で現在の株価が割安と判断し,自信を持って決断した投資はゆるがない。教えられる投資行動である。

今週、任天堂(7974)が先に日本で配信を開始したスマートフォン向けソフト「Miitomo」を米国でも木曜日からはじめる。これまで任天堂の業界での立ち遅れを取り戻す動きにはいった。
ソニー〔6758〕も先週、スマートフォン向けソフト分野への進出を決めたが、先行きこの両社の株価には注目したい。ウォール街でも注目が集まる。

昨日は3月末の配当・株式分割の権利落ちの日。注目株の小野薬品(4528)は小幅安であった。1対5の分割で最低の売買金額が下がり50万円以下で投資できるようになった。
そーせいG(4565)とともにバイオ株のリード役を続ける。ウォール街でもバイオ関連に人気の回復の動きがみられる。
日米とも個別物色の人気が続く。