足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

期末の配当取りのチャンス

2016-03-24 06:19:44 | 投資戦略
NY株は2日間の続落。
今週の月曜日まで7日間の続騰しただけに、ここでの調整は当然のコースである。
相場下落のきっかけは原油相場の反落である。40ドル割れになったが、米国での原油在庫が週間で増加したことが嫌気された。これまでOPECの話し合いの進展が原油相場を支えてきたが、4月17日の会合までは各国の動きが目先の相場に影響を与える。
この日のダウ平均の下落の牽引役になったのはIBMとナイキ(NKE)。2月の相場の底入れ以来の反騰のリード役になってきた。
この日は出直りの気配を見せていたバイオ関連株も石油、素材関連につられて売られた。
第1四半期も終わりに近づき個々の企業業績の動向が先行きの相場には影響を与える。

ここで相場の微調整があれば狙いたいのはバリュー株である。
最近のウォール街をみているとバフェット銘柄の堅調なことが目立つ。コカコーラ(KO),ウォルマート(WMT),プロクター・ギャンブル(PG),IBM,チャータ・コミュニケーションズ(CHTR)などだ。いずれも財務内容がずば抜けて堅固で配当利回りが高い。比較的に新しい投資銘柄のAT&T(T)などは配当利回りが4.9%である。彼の一貫した銘柄選択の基準がものを言う。

東京市場でも3月決算の配当落ちは来週。最近の株主優遇で増配組が目立つ。今週の株価の下落場面は配当取りのチャンスである。トヨタ自(7203)などは3.5%の配当利回りである。