NY株は8週間連謄で止まりそうだ。エジプトでの動乱が拡大しており、政府の夜間外出禁止令も効果なし。
世界の株価は軒並み下落しエジプト株は10%暴落した。反面、金、石油が急騰し、石油は2009年以来の上昇である。
懸念され始めたのはスエズ運河の通航である。石油の供給への懸念が出ている。また政情不安が食糧インフレの懸念に拍車をかける。エジプトでの食糧品価格はこれまで+17%と激しかった。この点にも国民の不満が爆発した。ちなみに中国+9.6%、インド+18%、新興国での政情不安は民衆の日々の生活のなかに潜む。短時間に簡単に解決できる問題ではない。
ドル、円、スイス・フランが安全資産への逃避で上昇した。
ウォール街では連日、好決算が発表されているが、新興諸国の好景気の影響を政治不安が打ち消すという、われわれには複雑な構図になってきた。
不安のバロメーターであるVIX(恐怖)指数が16.15→20.04と急謄した。
資源インフレ問題がテーマとして続く。