米国の企業業績の発表は中盤にはいるが、今週は日本企業の第3四半期の決算発表が始まる。
注目は25日の信越化学、27日のキャノン、コマツ、ファナック、任天堂、スカイマーク
などである。
ウォール街では相場の短期的な過熱感から調整気分が出ていた。VIX(恐怖)指数が先週はじめには15.46まで低下していたが、楽観過ぎるとして警戒感がでた。「買いエネルギー」と「売りエネルギー」の強さをみるARMS指数は先週水曜日(19日)には2.46と急上昇した。売り圧力が強まった。やはり投資家は短期的な相場の過熱感を気にしている。
東京市場では短期のテクニカル指標の過熱感が低下してきている(25日平均の騰落指数、移動平均)。理想をいえばいますこし調整が進むことが望ましい。
JSR(4185)と栗田工業(6370)に注目。
前者は需要増と合成ゴムの値上げ、後者はヘッジファンドの注目が新しいきっかけである。
(注)ARMS指数={騰落指数÷(値上がり銘柄数÷値下がり銘柄数)}