足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

商品相場に投資する手段

2011-01-26 08:01:26 | 株式

NY株は小幅安であった。

日本時間の午前中に始まるオバマ大統領の一般教書待ちのムードであった。

強気筋は「大統領は景気に配慮した内容の演説が期待できる。企業減税と雇用対策だ」と期待する。

ブルンバーグに出演したが弱気の代表であるマーク・ファーバーは「NY株はここから10%下落の調整がある。新興国の株は30%下落するだろう」と語った。いつも極端な見通しを出し投資家を引き付ける術を知っている発言であるが、根拠はファンダメンタル面よりも「投資家が強気になり過ぎ」というのが根拠である。

ただ彼もインフレの再燃には早くから警鐘を鳴らしてきた。

商品相場はこれまでけん引役であった金、石油が軟調である。

しかし綿花、ココアなど消費関連の商品の値上がりが続く。天候の不順と、新興国の需要の急増が原因であるが、今年の世界のインフレ問題の話題の主役にのし上がってきた。

われわれは東京市場での農産物商品指数(1687)、穀物商品指数(1688)のETF(上場投信)に注目している。

いちど株価のチャートを開いてみてもらいたい。株価は最近、日経平均に対して大きくアウトパーフォームしている。

東京市場も静かに国際化に進んでると感じさせる。