ミツミ電機(6767)が2月初めに2007年3月期の業績の増額を発表した。
売上げ2610億円→2760億円、経常利益120億円→202億円、1株当り利益97円→155円である。増額の原動力になったのはゲーム機器の予想以上の好調であった。任天堂向けである。
先に公表した月間受注も1月は+42%と、電子部品メーカーの中ではずば抜けた数字になった。昨年第3四半期の受注が10月=+17%、11月=+26%、12月=+36%とうなぎのぼりに増加してきたが、今年の1月も伸びに加速度がかかってきた。ちょうど日東電工(6988)の2005年秋から2006年春までの状況と同じである。日東電工の株価は1万円台に乗せた。
ミツミ電機はこの調子でいくと2007年3月期の業績はさらに増額されるだろう。2008年3月期の1株当り利益は200円の大台に乗せる可能性も考えられる。
当面は電子部品株の中でも異色の存在として注目されるだろう。