足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

IPO投資の実践

2007-02-14 19:02:55 | 株式

本日のIPO(新規公開)は6銘柄と最多の数。「投資家にとってはどの銘柄が芽を吹くのか?」で迷うところである。

結果はウエッブドジャパン(2138・HC)はIPO価格15万6000円に対して29万1000円で寄り、引けは25万1000円ヤリ気配。

アートネイチャー(7823・JQ)はIPO価格7000円に対して7000円で寄り、引けは6760円。

エルモ(7773.JQ)はIPO価格370円に対して463円で寄り、引けは454円。

インネクスト(6660・札ア)はIPO価格3万5000円で初値は2万8500円、引けは2万5800円ヤリ気配。

アサックス(8772・東2)はIPO価格36万円に対して44万6000円で寄り、49万6000円買い気配で引けた。

ウェル不動産(3241・JQ)はIPO価格20万円に対して42万円で寄り、44万4000円買い気配で終わった。

初値で投資した場合に成功といえるのはアサックスとウェル不動産であった。ひどかったのはインネクストである。

「トリトンスクエア通信」では理論株価を使って評価したが、アサックスとウェル不動産はビジネスモデルからして妙味があると評価し、目標株価も高かった。エルモは株価しだいでは関心を持つとしたが積極姿勢ではなかった。

IPOで儲けるための戦略は、結果がすぐに出るだけに真剣勝負である。

理論株価とビジネスモデル、それに成長性の3つが投資の意思決定の大きな要素である。複雑な数式はいらない。

今月の残されたIPOにも、数は少ないが魅力のある銘柄も出る。人気が冷えているときだけにチャンスを求めたい。