足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

イーコンテクストを考える

2005-06-26 21:33:22 | 株式
先週、23日(木)にIPO(新規公開)したイーコンテクスト(2448.HC)は2日目に185万円で寄った。IPO価格が80万円なので2.3倍。寄り後、もみ合いに入り安値は175万円までつけたが、引け前になって動き出し、結局、212万円で引けた。
出来高は4291株で公開株数の3488株は一回転した。
デジタルガレージ(4819・JQ)の子会社である。
電子商取引で購入した商品をコンビニで受け取り、決済する。クレジットカードでの決済も可能。ローソンと提携してビジネスを始めたが、その後、サンクスKとファミリーマートとも提携の輪を拡大。
日本より進んでいる電子商取引は、米国でも小売業界のわずか5%。カタログ販売の10~12%にも及ばない。数年のうちに追い越す可能性が大。
Eベイが子会社にした電子商取引のPayPalはこのところ成長率がEベイ本体を大きく上回り、親会社の成長株というイメージの復活に今年は大きく貢献している。決済関連はウォール街でも人気分野である。Eベイ株は最近、人気が盛り返してきた。
日本はこれからだ。
先輩にGMOペイメントゲートウェイ(3769・マ)とベリトランス(3749・HC)があるが、イーコンテクストには両社を上回る成長が期待できる。
この株の評価にはPSR(株価÷1株当たり売り上げ)を使う。1株当たり売り上げは9万4,000円。PSR20倍の188万円という理論株価を出したが、週末は、その水準を上回った。
次はGMOペイメントの26倍だ。
中期的に成長が期待できる。