足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ACCESSを考える

2005-06-23 20:32:35 | 株式
新興市場の展開がいい。
今日は個別銘柄論を考えよう。このところ外人、機関投資家、個人が参加してきたACCESS(4813・マ)に注目している。
新興市場への投資の醍醐味は第2のヤフーを見つけることである。簡単な作業ではない。しかし、セルバンテスの名作のドン・キホーテではないが、その挑戦は新興市場フアンにとっては「見果てない夢」であってはならない。
ACCESSをその候補のひとつと見立てている。
先に500億円のMSCB(転換価格変動型CB)を発行して、株価は大幅に売られた。問題の企業が発行するというイメージがあっただけに、投資家にとっては大きなショックであった。先週の説明会で荒川社長は「カラ売りのための貸し株は絶対にしない」と明言した。
500億円といえば現在の同社の時価総額2100億円の4分の1である。「この資金を使って時価総額を数倍にする自信がある」と明快に言い切った。NTTドコモだけでなく、三星電子、ソニー・エリクソンへも独占的にモバイルのブラウザーを組み込む包括契約をした。これだけでも100億円単位の利益増になると、私はみていた。
日本と異なって消費者は携帯電話の機種はメーカーで選ぶ。日本のメーカーへの納入から、世界市場を相手にする足掛りができた。
第2のヤフーになるためには、年間の利益成長が50~100%でなければならない。その可能性がでてきたとみる。
「受注が生産能力を大きく超えてきた」。これが急遽、大型ファイナンスの理由。ライブドアのケースとは本質的に異なる。
日本のソフト開発でマイクロソフトのように、ディファクト・スタンダードを目指す候補の一つだ。
差し当たり株価は240~250万円を目指し、それを超えてからが、この株の成長の再評価がはじまるだろう。
公開時のような新鮮な魅力が出てきた。
新興市場のリード株のひとつである。
いま一つオプト(2389・JQ)の1対4の分割を取る。本日が権利付き最終日。株価が「落ち着いているのが魅力でもある。