足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

新興市場は健在なリ

2005-06-13 20:59:04 | 株式
新興市場のIPO市場が5月の異常人気の反動で鎮静化したかに見えたが、この日はジャスダックの売買高が2億9900万株と3億株に迫った。低位株の売買高の増加によるが、値嵩株がダメなら値の低い銘柄と個人のホットマネーは健在である。
5月のIPO市場で公開値の7.3倍で初値を付けるような銘柄が出たが、6月にはいるとこの異常人気は沈静化の方向にある。
グローバル化して日米のPERが平準化した状況にあるのに、新興市場だけは異質の世界であった。
年初来のウォール街のIPOも人気が高いが、寄り付きと初値の乖離率が一番に高かったのはインターナショナル・セキュリティー・イクスチェンジの+49%、2番目はハイランド・パートナーズの+47%といつた具合で、日本の状況からするときわめて穏健な動きであった。日本の新興市場は1980年代までの日本の株式市場のように、ローカル・バリューが存在するマーケットである。
いつかは国際的に見て平準化するだろうが、いまのところは個人投資家の天下である。ことの「良し悪し」を論じるつもりはない。その現象を直視するのが、われわれ投資家の仕事であると思う。
13日もIRIユビテックス(6662・HC)と内外テック(2374・JQ)の2銘柄が出る。
「アツモノに懲りてナマスを吹く」人が多ければチャンスなのだが・・・