足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

インテルの好影響はこれから

2005-06-11 21:31:44 | 株式
昨日のNY株は前日のインテルの好決算にもかかわらず、元気がなくまちまちに終わった。インテルの決算の内容次第では、ハイテク株への人気の回帰があるとみたが、そうは問屋が下ろさなかった。ウォール街には「ウワサで買って、ニュースで売る」という格言があるが、今回のケースは、まさにその通りになった。情報化時代であり、ウォール街の一部のアナリストとインテルのパイプラインは太いのだろう。アナリストの中には今回の内容を的確に予想していた向きもいた。
ただ金曜日、1日の反動だけで今回のインテルの好調が、今後の相場には関係がないとは思わない。
「世界のPC需要は好調。すべての地域で上向いている」という会社の言い分に注目したい。夏相場の柱の一つにハイテク、インターネット株がなるという見方は不変である。
さて本欄では、6月23日に公開されるインターネットイニシアチブ(3774・マ)に注目。NY市場ではすでに1998年に公開され、先のネットバブル反動の洗礼をうけた。ブックビルディングの価格は14日のNY市場の終値で、15日に決まる。
日本での公開を先取りしてこのところウォール街では人気がある。金曜日は$11.70と今年の最高値で引けた。ここ1年の安値が$2.11なので人気の度合いが分かると思う。日本のインターネットの草分け的存在で、技術力はインターネット総研の比ではない。子会社の清算で、その処理のためにNTTグループ入りしたが、経営権は創業者の鈴木幸一社長が持つ。PSR(株価÷1株当たり売り上げ)は19.3倍。この株はブックビルディングでも当たる確率は高い。申し込んでみられたらどうか。