足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

来年に原油は$100台乗せ・・有力ヘッジファンド

2005-06-15 19:02:59 | 株式
今週の米バロンズ誌に登場したのがヘッジファンドの世界で、このところ注目を集めるサンドラ・ワード(ブリッジ・ウォーター・アソシエイツ)だ。過去16年間の年平均のパフォーマンスは+15%と驚異的。注目を集めるのも当然である。
基本的な相場観は「現在の世界は景気循環からすると上昇トレンドの末期にきている」ということ。
したがって米国株には警戒的で、アジアなどの新興市場に関心をもつ。
なかでも注目したいのは商品相場に強気であることだ。
「原油は来年後半には$4100に乗せる」とみる。彼だけではなく一部のヘッジファンドが「夏場のドライブ・シーズンにはガソリン不足が表面化して、原油相場が跳ね上がる」とみている。それにしても$100と思い切った目標値を出す。
幸い、このところ原油相場が上昇してもNY株には大きなマイナスにはならなくなった。ウォール街は「原油離れ」を明確にしてきた。
さて、ここで私が言いたいのは、日米とも夏相場があるとすれば(夏相場はある。場合によれば今年の相場のクライマックスにあるかもしれない)、いま一度、日本でもエネルギー関連株が動くということだ。今回の調整期にも下値には抵抗力があった。
さて、ACCESS(4813・マ)が動くとみる。本日、先の500億円のMSCB(転換価格変動のCB)の払い込みが終わった。
その使途が明らかになる。おそらくその資金の投資によって50億円以上のキャッシュ・フローを生む成算があるはず(今1月期の営業利益は40億円の予想)。目先、注目したい。大きく下落したあとだけに妙味が出てきた。