足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

日米の温度差は必ず埋まる・・戦略は?

2005-06-02 18:21:42 | 株式
昨日も書いたがウォール街と東京市場の間には、相場のトレンドに温度差が出てきている。
一番大きな原因は、ハイテク、インターネット、バイオなど成長分野に対して、日本の投資家が慎重であることだ。
いまひとつ気にする向きはNY株高は5月の上昇ピッチがあまりにも早く、テクニカルには目先き調整があるのではないかとみる。
事実「サマー・ラリーは必ずあるがその前に最後の押し目をつくる」という見方をする有力なアナリストも多い(ウォール街で)。
「現在のNY株の上昇トレンドに乗るのか?」「それとも押し目を待つのか?」
どちらを取るかの選択は難しいが、全天候型の運用をするビル・ミラー(20世紀が生んだ3大投資家)の「私はアメリカ株式会社に全幅の信頼を持つ」という態度で投資が出来たらと思う。彼は3月のハイテクの不振期にシスコ・システムズとヤフーを大量に買った。
それからヒントを得て、日本でシスコ・システムズの製品を扱いシステム化するネクストコム(2665)に注目。国内のIT投資の低迷をはねのけて今3月期も売り上げ+62%、経常利益+62%の予想。ネクストコムの1株当たり売り上げは49万円でPSR(株価÷1株当たり売り上げ)はわずか1倍。ファンダメンタル面で見ても妙味のある株価。
本日、IPO(新規公開)の関門海(3372・マ)は寄らなかった。公開価格の2倍の買い気配で終わった。明日、午前中に寄るようなら投資してみたい。