ZENZAIMU(全財務公式ブログ)

本ブログは全財務労働組合中央本部及び地区本部役員が持ち回りで掲載しています※PC版表示にすると背景がおしゃれになります

全財務ホームページをリニューアルしました!

2010-12-15 17:58:09 | 日記
以前よりご案内しておりましたが
ホームページのリニューアルがほぼ終わりました。
新しいURLはこちらです。
 ↓
 
 
トップページの他、リンクの設定等一部は修正作業中ですのでご了承ください! 
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青年の集いS.netセミナー!!

2010-12-14 22:43:19 | 日記

皆さんこんばんは!

本日は先週末に参加してきたS.netセミナーについて紹介します。

Naganoさんからもブログで紹介がありましたが、私は講師として60分いただき「労働組合の役割と意義」についてお話させていただきました。

 

結果は率直に言って自分的にダメダメでした。緊張して声は震えるし、途中で記憶が飛ぶし反省点が多かったです。よく委員長には経験が大事だといわれるのですが、経験もしかり、プレゼンや講義は準備よりも話し方や相手に伝えたいという想いみたいなものが重要なのだと感じました。

 

と、私の講義はイマイチだったのですが、それ以外は凄く充実した二日間となり結果的に全体としては大成功でした。hosoさんの講義は組合の必須知識を分かりやすく説明していましたし、ikoma青年委員長の熱いトークの下での参加型講義も大いに盛り上がっておりました。

何よりダーツ師の講義は、長年青年活動を中心的に担ってきたダーツ師の集大成的な講義だったと思います。ワールドカフェ(カフェのようなリラックスした雰囲気で議論すること)も、普通に議論するより格段に意見が出やすく、非常に面白いなあと実感しましたね。皆の熱く素晴らしい講義のおかげで、今回参加した各地本の青年層は組合レベルが格段に上がったはずなので、是非今後の組合活動に役立ててほしいと思います。

 

また、各地本の青年層と職場の問題や課題について語り合う中で本当に色々な意見や考えが出たので、この青年層の考えていることをしっかりと当局側に伝えていくことの重要性を感じました。セミナーの中でダーツ師が「当局は若手が何を考えているか知りたがっている」という話がありましたが、是非来年の青年による交渉に活かしていきたいと思います(中には到底公表できないようなぶっ飛んだ意見もありましたが…詳細を知りたい方は参加した青年組合員に聞いてください)

 

S.netセミナーに参加した皆様、本当にお疲れ様でした。以上(スガシン)

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中間決算の会計監査を行いました

2010-12-13 22:33:42 | 日記

 昨日まで12月とは思えない暖かさでしたが、一転、今日は冷たい雨が降り続く一日でした。体調の管理が難しいですね…。年末年始を控え、風邪をひいたりして体調を崩さないようにしたいです。

 本日、本部会計監査のOzakiさんと、こくざわさんに本部までお越しいただき2010年度の中間決算の会計監査を実施しました。今年は人勧情勢の見通しが厳しかったため、公務労協等の中央集会が例年より多く、また、次世代育成に主眼をおいた勉強会等も積極的に実施したことから、行動費の支出がタイトになりましたが、効率的な行動の配置や動員については近隣地本のご協力もいただいたことから、行動に対して支出を抑えることができました。もちろん本部の経常経費についても無駄を排し、節約に務めました。

 本年も人勧はマイナス勧告で、世代間に格差はあるものの給与が下がる中、貴重な組合費を納めていただいているわけですから、今後も効率的な予算執行に務め、効率的で効果的な行動を配置していきたいと思います。今後とも本部の提起する行動について、ご理解の上、ご協力方よろしくお願いいたします。

(東海の釣好き)

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「世界経済危機が女性・若年層に与える影響」セミナー及びPSI-JC男女共同参画セミナーに参加して

2010-12-11 23:33:08 | 日記

12月10日~11日にかけて上記セミナーが都内で開催され、参加のチャンスをいただきました。

PSIの紹介のあと、国際人間環境研究所所長、木村先生の講演を拝聴いたしました。先生の講演の中で特に印象に残ったのが、「頼りになる労働組合であるか?」、「労働組合の中で女性の発言力はあるか?」ということでした。

木村先生をはじめ、AP地域事務所長のラクシュミさんや各国から来られている方々も同じようなことをおっしゃっていましたが、不況になり、公共サービスが行き届かなくなると、まず最初に影響を受けるのが、女性であるということです。それは、まず女性の雇用が切られ、そして託児所等のサービスがなくなれば、仕事をやめて子どもの面倒を見なければならないということなのです。

これは私の感想ですが、女性はライフステージの変化に合わせて、役割が増え、それとともに負担も増えていきます。これから先女性が仕事をこなし、子どもを産み育てるには、とても一人では難しく、職場と家庭の両面からのサポートが必要だとひしひしと感じました。木村先生の問い、女性の発言力はあるか?ということを考えてみた際、男性に発言権を抑えつけられているというよりは、むしろ組合に参加する余裕がなくなっていくのではないかと思うのです。仕事も家庭も手一杯ではとても組合に参加できる余裕はありません。今後も女性の声を拾っていくために、組合の在り方も考えていかなければいけないのではないかと思いました。

韓国、マカオ、台湾等の方々が自国の現状を話してくれましたが、私の知らないことばかりで、視野の狭さを痛感させられました。以前に比べ若者のチャレンジ精神が低下し、また親の過保護により、まるで「井の中の蛙」のごとき若者もいるとの発言もありましたが、(私もその「若者」にあたるかどうかは疑問ですが)、若者に限らず、いくつになってもチャレンジ精神を持つこと、さまざまなことに興味をもつことは、視野を広げ、人間を豊かにするものだと思いました。

2日目の男女共同参画セミナーでは、ワークライフバランスのDVDを見て、グループごとで討議をするというものでした。20代30代の男女の抱える問題をどうやって解決するかという内容でしたが、(内容:毎日長時間勤務をする人、仕事に対する意欲を失った人、時代はかわっても過去のやり方を変えない人、仕事と育児に悩む人)、解決編を見たとき、「そんなにうまくいかんやろー」と思う部分もありましたが、そのDVDに私自身の仕事に対する悩みを解決するヒントがあり、早速月曜日から試してみようと思うと、ちょっと嬉しくなりました。そして、グループ討議で一番よかったことは、公務員といえどもいろんな職種があり、さまざまな仕事について話が聞けたことです。もっといろいろ聞いてみたいと思うこともあったほどでした。

このセミナーに参加するとき、知り合いはいないし、会場に行けば、教室形式かと思っていたら、ロの字型になっていたり、さらに通訳のイヤフォンもあり、2日間どうなることかととても緊張しましたが、参加させていただき、いろんな方々から教えてもらったり、活力を与えられたりして、本当に有意義な2日間となりました。(あわっこ。)

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若手の人材育成をめざして

2010-12-09 23:39:43 | 日記
非公式ブログ(こちら)には記載しているところですが、現在3日間の育児休暇(?)をいただき熊本で息子と2人きりの生活を過ごしています。
「大過なく…」と胸を張りたいところですが、今朝もご飯を炊き忘れるなどいくつかのミスを発生させ、毎日が綱渡り状態ではありますが、今回妻の仕事の都合とはいえこのような機会を得て、日頃仕事と子育てを両立させている妻への感謝と尊敬の気持ちがさらに大きくなったところです。また、いつもの週末だけの帰省とは違って、息子の新たな一面にも接することができたと思っています。(他の本部専従メンバーや共闘関係、各地本・支部の皆さまにはご迷惑をおかけして申し訳ありません)

さて、明日午後から明後日午前中にかけて全財務のS.netセミナーを都内近郊において開催いたします。これは、隔年開催の全国青年交流集会の裏年(開催しない年)に青年役員クラスを集めてセミナーを開催しようというもので、これまで青年の育成については基本的には各地本にお任せしていたわけですが、今回統一的にレベルアップを図ることを目的として、各地本3名程度の参加を要請させていただいております。

本来であればこういうセミナーは、本部専従役員が中心となって講師をするケースが多いのかもしれませんが、今回のセミナーの目的が人材育成であることもあって、講義2コマは非専従中執のスガシン君とhoso君にレジュメ作りから全てお任せしました。
先日、両名から当日使うパワーポイント資料が送られてきましたが、サマーセミナーの受講経験を生かし、とてもわかりやすい、そしてとても爽やかな色づかいのレジュメに出来上がっていました。講義は明日行われるわけですが、資料の出来栄えを見ただけでも、両名ともきっと素敵なプレゼンを行ってくれるものと確信しております。

また、2日目には本部専従役員の唯一の若手であるO書記次長が、講義1コマとワークショップの進行役を行いますが、全財務としては初めて「ワールドカフェ」の方式を取り入れた討議を行うなど、こちらも中執2名に負けず新たな取り組みに挑戦することとしています。参加者の皆さんには、是非今回「ワールドカフェ」を体験していただき、今後の各地での労働講座等においてご活用いただければと思っています。

さらに、ちょうどS.netセミナーに重なる形で、明日、明後日にはPSI-JC主催のセミナーが都内で開催され、これまた非専中執のあわっこ。さんに参加いただくこととしています。
今回のセミナーは東アジア地域からも参加のある「経済危機が青年・女性に与える影響」についてのセミナーと例年行っている「男女平等参画セミナー」の2本立てとなっており、あわっこ。さんにとっても有意義な経験となるのではないかと思っているところです。次のブログの投稿者はあわっこ。さんですので、感想などを投稿していただけるのではないかと思っております。

なお、これらの模様については、後日機関紙においてお知らせしたいと考えておりますので、すでに青年層を卒業された皆さんにも是非ご覧いただければと思っております。(Nagano)
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“公務員庁”創設!?

2010-12-08 20:06:21 | 日記

ようやく、現内閣が次期通常国会への提出を目指す「自律的労使関係制度を措置するための法案(2010年11月1日付内閣官房長官談話)」のアウトラインが見えてまいりました。報道によれば、国家公務員制度改革推進本部が素案を民主党のPT(プロジェクト・チーム)に示したとの由。

法律の名称は「国家公務員の労働関係に関する法律」となるようです。主な内容としては、①事務次官及び外局の長官並びに警察職員、海上保安庁職員等を除く非現業職員に対する協約締結権の付与、②人事院勧告制度の廃止、③国家公務員制度、人事行政、機構・定員に関する事務を所掌する「公務員庁(仮称)」の新設、④不利益処分への不服申立て、職員の倫理保持、政治的行為の制限等を所掌する第三者機関の設置、⑤団体交渉が不調となった場合の調整機関として中央労働委員会を指定、といったことが盛り込まれているようです。

いよいよ、ここまで来たかという感慨を覚えますが、他方、報道の記述は、概ね、現内閣の狙いは「国家公務員の労働基本権を回復したうえで、労使交渉による給与カットにより『国家公務員の人件費2割削減』を実現」させることにあるという論調になっています。

個人的には、労使交渉で決定される以上、そう易々と2割カットには至らないだろうという思いはあります。しかしながら、前述の官房長官談話には、自律的労使関係制度の構築の「実現までの間においても、人件費を削減するための措置について検討し、必要な法案を次期通常国会から、順次、提出する」旨が明記されています。また、以前、某誌に掲載された記事では、仙石官房長官がインタビューに答えて-当時は、まだ、官房長官には就任されていなかったと思いますが-、私案として「国家公務員に協約締結権を付与したうえで、労使交渉は公開し、衆人環視の下で行わせる」という趣旨のことをおっしゃっておられた記憶があります。今後、どのような仕掛けが施されるのか定かでない以上、やはり、安穏としていてはいけないのでしょうね。

また、現在の総務省(行政管理局等)及び人事院の権限等がどうなるのかもよく分かりません。したがって、法案が決定されるまでの間には内容の変更もあり得ると思います。加えて、衆・参の“ねじれ”・・・。次期通常国会で成立するとしても、紆余曲折を経るであろうことは十分に予想されます。

いずれにしても、私たち自身の生活に関わることですので、どのような制度設計となるのか、注視していく必要があると思います。

【ふく福】

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教宣活動とは

2010-12-07 22:55:49 | 日記

お疲れ様です。

先週金曜日(3日)に東海地本の労働講座に出席させていただき、『教宣紙セミナー』として講義をやらせていただきました。
教宣関係で、年に何度かこうした機会があるのですが、あらためて教宣活動について思うことを書きたいと思います。

教宣活動をひと言であらわすと「仲間(組合員)と情報(運動)を共有するための活動」です。
職場集会やホームページ等も教宣活動と言っていいでしょう。
しかし、言葉にするのは簡単ですが、実践は結構難しい。
私は機関紙の担当をしていますが、日々悪戦苦闘しているところです。

情報の質、スピード、コスト等、気をつける点はいくつかありますが、やはり1番大切なのは、伝えたい相手に情報に触れてもらうことだと思います。
例えて言うなら、教宣紙なら読んでもらうこと、職場集会なら出席してもらうことです。

教宣担当として、本部が流している情報がどれだけの組合員に伝わっているかはとても気になります。
私が機関紙に書いたつもりの情報が組合員には伝わっていないということも現実にはありますので、いかにして読んでもらうかの工夫が教宣担当者の本当の仕事なのだろうとも思います。
組合員との情報の共有を深めるための工夫と仕組みづくりに今後とも努力していきます。


あと、組合員のみなさんにお知らせです!

全財務ホームページを、近日(今月上旬までに)リニューアルします!

作成作業は現在ツメの段階ですが、我ながらイイ感じの出来と思ってます。
タイムリーな情報提供と組合員同士の交流の場として、今後ホームページを活性化させていきますので、みなさま是非1度お越しください!

よろしくお願いします。


(ダーツ師)

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12月といえば

2010-12-06 23:19:03 | 日記

気づけば今年も12月。

毎年人事異動前の6月と忘年会シーズンの12月は飲み会が続き、油断しているとついついベルトがきつくなりがちな季節です。

適度な運動を心掛け、ベルトの穴の現状維持に努めたいと思います。

 

さて、12月といえば会計監査の時期でもあります。

これまでサマーセミナーをはじめとしてさまざまな会議にも出席させていただきましたが、中央本部での本業は会計監査です。

みなさんからいただいている貴重な組合費が適正に支出され、それが組合員の利益につながっているか、会計処理が適切になされているかなどしっかりと監査して来たいと思います。T財政部長はじめ中央本部のみなさま、ご協力よろしくお願いします。

Ozaki

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「仕事と子育て応援プラン推進週間」です。

2010-12-03 23:55:07 | 日記

12月1日~7日は、「仕事と子育て応援プラン推進週間」です。

先日行われた地方課長交渉において、ワーク・ライフ・バランスの実現のために当局側から示された施策の一つであります。(←詳細は、後日発行の機関紙にて)

 

当該期間を中心に各局にて研修や講演会等が実施されることとなっており、私の所属する北海道においても、人事院北海道事務局より講師をお招きしての講演会が開催されました。

講演会は、管理職の参加を基本とし、その他の職員は任意の参加、各事務所・出張所においてもコーラスラインによる聴講が可能というもので、私も所の課長陣とともに聴講させていただきましたが、そこで感じたことは、

   ~出産・育児に関わる休暇等の制度が充実してきているものの、職員における制度の認知度・内容の認識度はまだまだ低い~

ということです。   

 

これまで両立支援制度内容に関する説明会等は開催されてこなかったため、今回の講演会にて各種制度内容を知った職員からは「へぇ~!こんなに制度が充実しているんだ!」という感心の声がある一方、「こんなに制度が充実されていても、どうやって使えばいいかわからないよ」という困惑の声もありました。また、給与支給面における育児休業と育児休暇の違いを理解されていない方もいるなど、まだまだ認識度が低いんだなぁと実感したところであります。

 

ワーク・ライフ・バランスを実現するためには、職員の制度認知・理解が不可欠です。

そのためにも、

 ・取得可能期間の説明だけではなく、給与などの金銭面における説明(「ノーワーク・ノーペイの原則」に基づく給与支給や、共済による「育児休業手当金」など)

 ・制度を利用した方の体験談の周知や、具体的な制度活用方法の提案

などにより、職員が「あの制度を利用してみよう!!」と思わせるような「研修」や「パンフレット」、そして何よりも「職場の雰囲気」が必要です。

 

様々なメニューがある両立支援制度。

制度が充実するだけでは両立支援にはつながらず、あくまで「使える」制度としなければなりません。

これからも当局に対してワーク・ライフ・バランスの実現のための施策を求めていくとともに、組合としても制度周知などにより、「理解」と「雰囲気作り」を進めていきましょう!!

 

(hoso)

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国会閉会へ・・・課題残した人勧深堀論

2010-12-02 22:03:06 | 日記

10月1日から開催されていた第176回臨時国会が当初予定どおり、明日、閉会することとなりました。今国会では、円高・デフレ対応のための緊急総合経済対策4兆8千億円を含む今年度補正予算や郵政改革法案、労働者派遣法改正案など重要法案が目白押しでしたが、外交問題や閣僚発言問題などもあり、補正予算と給与法の成立を除き重要法案は先送りされました。

折しも今年は、議会開設120年の節目の年であり、国権の最高機関として、言論の府として、この国のあり様を中期的、長期的な視点と建設的な論議を通じて、方向づけるべき役割を果たしてほしいと思っていましたが、政局・政争絡みが見え隠れする中で、重要法案の審議を進まない状況は、衆参のねじれ国会という状況にあるとは言え、少しく残念でなりません。

さて、私たちにとって当面する重要課題であった給与法改正法案が11月26日参議院本会議で可決され、成立しました(公布・施行は30日)。8/10の人事院勧告以降、政府部内では、「人勧を超える給与削減ー所謂、深堀論」が台頭し、一時は労働基本権の代償措置である人事院勧告を無視した給与引き下げが行われるのではないかとの危機感がありましたが、私たちの運動の成果もあり、最終的には人事院勧告を尊重するとの政府方針が11/2に閣議決定されたことは、皆さんも既にご案内のとおりです。

2010年人事院勧告の確定期の運動はこれで終結しましたが、課題は、次期通常国会以降に残りました。政府は、前述の11/2の閣議において、「国家公務員の給与改定については、次期通常国会に、自律的労使関係制度を措置するための法案を提出し、交渉を通じた給与改定の実現を図る。なお、その実現までの間においても、人件費を削減するための措置について検討し、必要な法案を次期通常国会から、順次、提出する」ことを決定しました。

前段は、私たちが求めている労働基本権回復に向けた自律的労使関係制度を措置する内容で評価できますが、一方、後段において、労働基本権を回復させる過渡期においても、人事院勧告を超えて人件費を削減できるよう法的整備を行うことを謳っているもので、当然に私たち労働組合との交渉が前提になる必要がありますが、完全な労働基本権回復前にどのような形で人件費削減のための施策が行われるか不透明であり、懸念されるところです。

厳しい財政事情の中で、公務員人件費削減圧力等が続くものと思われますが、公務員給与の情勢適応原則の下、合理的客観的なロジックによって、そして、労使交渉によって賃金・労働条件を決定していく、国際労働基準に適う基本権回復と自律的労使関係制度の構築を早期に求めていくことが重要であると今国会閉会にあたり感じたところです。【谷】

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