ZENZAIMU(全財務公式ブログ)

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再確認

2010-12-21 23:50:42 | 日記

 

 師走も終盤、間もなく今年も終わろうとしていますが、高校生、大学生の就職内定率が過去最低となるなど厳しい雇用情勢が続いています。

景気の先行きが見えない中、企業側が採用を抑制していることが主な要因ですが、「雇用のミスマッチ」といったこともその一因であると言われています。

雇用者側のニーズと求職者の希望がうまくかみ合わず、結果的に就職へ結びつかないといったことです。

たとえば、リクルートの調査では、来春卒の学生1人に対し企業から何件の求人があるかを示す「大卒求人倍率」は、従業員1000人以上の企業が0.57倍なのに対し、1000人未満は2.16倍、300人未満は4.41倍。大手企業ほど希望者が集中し、雇用の場はあるのに中小企業へは思うように人が集まらないといった状況です。

また、医療や介護といった分野では、有効求人倍率が1倍を超えているにも関わらず、一般の事務職や生産工程の労務職など0.1倍程度となっている職種もあります。

こういったミスマッチが解消されてくれば、今世の中で起きてる色々な問題も解決に向かうような気もしますが・・・そう単純なものでもないのかもしれません。

 

私たち労働組合は職場環境に関する身近なことから、平和へ向けた取組み、労働基本権の回復へ向けた取組みなど幅広い分野の問題解決に向けて運動を行っていますが、組合員の皆さんが望んでいること、考えていることとミスマッチすることなく今後も組合活動に取組んでいきたいと思いました。

(Ozaki)