こんにちは、豊野。さようなら、二郎。

『ヨコハマメリー』を観たあと、こちらも予定通り天丼屋豊野に寄ってみた。昼時とあって店の前には数名の人が並んでいた。その人たちの後ろに僕が並ぶと、恐そうというかやばそうというか、まぁそんな感じのお店のおじさんが、「あい、次のお兄さんは何?」といきなり野太い声で注文を訊いてきた。本当はゆっくり考えたいところなのに、条件反射的に「あっ、それじゃ海鮮丼を」などと適当に言ってしまう自分がちょっぴり悲しい。

席に着いて、程なくして注文した海鮮丼が出されたのだが、常連らしきお客と話す店の主人がやはりなんとなく恐ろしく、デジカメをわざわざ出して撮影するのはためらわれたので写真のほうは早々に諦めて、そのまま海鮮丼を食べ始める。ここで黄金丼の注文について店主とわたりあった自転車通勤チャリダーさんは結構すごいと思ってしまった。

店内に貼られたメニューによれば、海鮮丼には海老とキスと穴子と野菜の天麩羅が載っているはずなのに、食べ始めてみるとキスがなくて、そのかわりに野菜の天麩羅が2つ載っている。当然キスの天麩羅のほうがいいのだが、やはり言い出せない自分がまたしてもちょっぴり悲しい。でもキスはどこだ?とさがしている僕の姿に気づいた店の主人が、「あぁ、キス入れるの忘れちゃったよ!」とまたしても野太い声で言って、あとから追加してくれた。まぁ結局一品増えたのだからラッキーなのだけれども、僕の動作だけを見てキスが入っていないことに気づくなんて、もしかしたら確信的犯行だったのではないかという疑いが少し生じた。

まぁそんなことはあったのですが、海鮮丼、とても美味かったです。普通盛にもかかわらず結構な量があったのだけれども、思いの他あっさりと食べれてしまう。そして確かに胃もたれなどはほとんど感じられない。おやじさんはちょっと恐そうだけれども、また機会があったら再訪しようと思った。そしていつか僕も黄金丼(普通盛)を注文してみたいと思う。

ところでこの天丼屋豊野ですが、6月16日~25日はお休みだそうです。常連客との会話からすると、どうもドイツまでワールドカップを観に行くようです。食べに行ってみようと思っている方は気をつけてください。

さて前日に油たっぷりの丼物を食べてしまったにもかかわらず、今日は夕方から境川サイクリングロードを走って、相模大野のラーメン二郎に向かった。


夕方のサイクリングロードを並走する年配の方たち。とても楽しそうだった

それで久し振りに二郎のラーメンを食べたのだけれども、いやいや、あまりに腹がいっぱいになり過ぎて困った。腹いっぱい二郎のラーメンを食べるのを目的でわざわざ相模大野まで走って行ったというのに(関内店が定休日ということもあり)、それでも困った。


僕が今日頼んだのは普通の小ラーメンを野菜マシ(無料)にしたもの。去年くらいまでは大豚(大盛りチャーシューのこと)を頼んでも結構平気で食べていたのに、今年に入ってからどんどん二郎を食べきるのがきつくなってきている。そんなこともあって、今日は普通の小ラーメンを頼んだのだけれども、それでもきつかった。普段なら腹一杯で苦しがりながら自転車で走ることによって、こうやってカロリー消費しているのだという安心感を得ることができたりするのに、今日は安心感などまったくなくただ苦しいだけだった。

去年の冬くらいから健康のことを少し真面目に考えて、なるべく自分できちんとしたものをつくり、適量を食べるようにしていたので、化学調味料をたっぷりとつかった、ボリュームのある二郎のようなラーメンはだんだん口に合わなくなってきているのかもしれない。まぁはっきりとした理由はわからないが、とにかく今後は健康のためにもしばらく二郎のラーメンは食べるのをよそうと走りながら思った。

二郎、いままでありがとう。これからはもう少し違ったものを食べるようにするよ。また会う日まで、さようなら。
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ヨコハマメリー

昨日は予定通り、伊勢佐木町にある横浜ニューテアトルという映画館で『ヨコハマメリー』を観てきた。



横浜ニューテアトルにはこれまで何度か足を運んだことがあるのだけれども、かなりレトロな雰囲気の映画館でお客さんの入りもどちらかと言えば寂しいことが多かった。がしかし、昨日はまったく違った。青ポタ車を走らせて映画開始10分前くらいにニューテアトルに着いてみたら、映画館の前ばかりか、伊勢佐木モールにまで観客の列が出来ていて正直かなり焦った。


入場を待つ人々

とりあえず適当なところに自転車を置いて、整理券!をもらってすぐに列に並んだのだけれども、整理券番号は90番だったのでぎりぎりに着いていたら入場できなかったかもしれない。間に合って良かった。

番号順に入場するとすぐに客席は満席になった。満席の館内には、普段とは別種の空気が流れているように感じられた。これから特別な映画を観るのだという期待のようなものが館内に静かに溢れているように感じられた。これはメリーさんが長らく仕事場にしていた伊勢佐木町という土地柄によるものなのかもしれない。

映画は終始淡々と展開していく。メリーさんを知る人、メリーさんの生きた時代を知る人、当時の横浜や横須賀を知る人などが、彼女のことについて、当時のこの土地について、そして自分のことについて語っていく。そうしたことばのひとつひとつは、派手さはないが、生き生きして温かみに満ちている。そして同時にどこか物悲しかったりもする。それらのことばは、静かに確実に心に何かを残していく。

この映画には仰々しい演出や、いわゆるあざとく狙った演出は一切ない。ただ様々な人の証言やわずかな写真や映像からメリーさんという謎めいた女性のことを少しずつわれわれに伝えるだけだ。しかしそうした証言によってさえも、メリーさんの肝心な部分についてはわれわれに知らされることはない。なぜ娼婦になったのか、なぜ高齢になってもなお娼婦を続けたのか?そういったことは結局わからないままだ。でも、われわれはそれらについてわからないまま、わからないにもかかわらず、メリーさんを自然に受け入れはじめてしまう。それは多分メリーさんの生き方そのものが、過剰な演出などを必要としなくても、人に何かを感じさせずにはいられないものだったからだろうと思う。

淡々と展開していく映画にもやはりクライマックスという部分はある。それはとても美しく、優しく、そしてやはりどこか悲しいクライマックスだった。僕はかなり涙もろいたちなので、映画のいわゆる泣かせ所ではたいていいつも目を潤ませてしまうのだけれども、そうしたときはどうして涙が流れたのかが自分でもよくわかっている。けれども、まれにどうして涙を流してしまうのか自分でもはっきりわからないまま、涙が溢れ出てとまらなくなってしまうことがある。この『ヨコハマメリー』のラストではそんな種類の涙が流れ出して、正直結構困った。

僕はあまりうまくこの映画について伝えている自信がないのだけれども、ポスターにある『人生の深みと温かさが、心を揺るがす感動の物語』というのは正しいキャッチではあると思う。誰が観ても楽しいというような映画ではないけれども、良い映画であることは間違いないと思うので、興味のある方は是非ともご覧になられると良いと思います。横浜ニューテアトルでの上映は6月2日までのようですが、6月3日からは横浜の相鉄ムービルでの上映がはじまるようなので。


映画を観終わって外に出たら、次の回のための行列がまた出来ていた。本当に関心の高い映画なのだなと思った。僕は多分自分ではこの映画を観ようとは思わなかっただろうから、勧めてくれた友人には感謝である。これは部屋で観るよりも、映画館で観るべき映画だと思う。今回はとくに伊勢佐木町で観れて良かった。サンクス。


この街にメリーさんはいたんですね。
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連日、邦画

昨日はヤビツから帰ってきてから、楽しみにしていた『嫌われ松子の一生』を観に行った。中島哲也監督の前作品である『下妻物語』同様に遊び心あふれる楽しい演出だったのだけれども、物語じたいがある種の悲劇なので演出の楽しさとのギャップによって余計に悲しみが助長されているように感じた。中島哲也監督は多分そうしたことも狙いに入れているのだろう。いずれにせよ、原作本同様に楽しめた。悲しかったけど。

ところで、先月『嫌われ松子の一生』を読んでから、3週間くらいのあいだに著者である山田宗樹の他の全著作5冊を読んだのだけれども、そのほとんどがどれもとても面白かった。『死者の鼓動』は心臓移植というテーマが些か専門的過ぎる感じで扱われているうえに、物語が少しこもっている感じがするので、一般的な面白さという点ではあまりお勧めではないかもしれないけれども、他はどれもとても楽しめた。ただこの著者のほかの作品は、筑波大学農学部博士課程中退、製薬会社勤務という経歴を生かした医学関係、バイオ関係の題材のものが多く、『嫌われ松子の一生』がむしろ異色なのだと感じた。これからはどんどん松子のような小説も書いていって欲しいなと思っていたら、今月松子の続編というべき『ゴールデンタイム』という小説が出版されたようなので、これも近いうちに読んでみたいと思っている。

それから映画のほうの『嫌われ松子の一生』関連では、中島哲也監督の映画デビュー作である『下妻物語』はとてもお勧めです。せっかく『嫌われ松子の一生』を観るのだから、同じ監督の作品もフォローしておこうと思ってやはり1カ月前くらいにDVDで観たのだけれども、とても馬鹿馬鹿しくそしてちょっぴりほろりとさせられるとても楽しい映画だった。なんら有益なところはない映画だけれども、それでも観ていてなかなか爽快な気分になれる?映画なので、お好きそうな方は是非ともどうぞ。ちなみに僕はこういう映画、大好きです。

今日は出勤前に伊勢佐木町の映画館で、この界隈を仕事場にしていた伝説の娼婦であるメリーさんを題材にした『ヨコハマメリー』という映画を観るつもり。友人曰く、観た人観た人から勧められるすごく感動的な映画らしいのだけれども果たしてどうなのか?僕は実物のメリーさんを観たことはないのだけれども、小学生か中学生の頃に顔に白粉を塗ったおばあちゃん娼婦がいるという話を聞いて、なんだか薄気味の悪い魔法使いの老婆のような印象を持ってしまったので、この映画を観るのは結構恐かったりもするのだが。

せっかくなので映画を観たあとは、自転車通勤チャリダーさんのエントリーで紹介されていた天丼屋豊野に寄ってみようと思っている。もっとも僕はとてもではないけれども、大盛りのほうは食べきる自信がないので、とりあえずノーマルなほうを頼むつもりだ。案外こちらのほうが『ヨコハマメリー』よりも楽しみだったりして。
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回復ランのつもりのはずが。。。

朝起きても疲労はほとんど抜けていなかった。なので午前中はジロをフォローしながらずっと部屋でぐったりと休んでいた。ただだからと言って1日こんな感じで過ごすわけにはいかないぞと思い、お昼少し前にトマトソースのパスタをつくって食べた。それでようやく元気が少し戻ってきた。そうなればあとはもう一押しである。「疲れているときに軽い負荷で走ると回復が早まるらしいじゃん」といったように走る方向に自分を仕向けて、12時50分くらいに部屋を出た。

向かおうとしたのは三浦半島。けれども海岸線で信号待ちをしているときに気がかわる。三浦半島って何だかんだ言ってもアップダウンが多くてきついんだよな。それに今日は天気があまり良くないからシーサイド・ランには向かないんじゃないかなどと考えてしまった。で結局、

方面に向かってしまった。いったい、何やってんだか。まぁヤビツだってゆっくり走ればそんなにきつくないだろうし、それでも上りの練習にはなるだろうからまぁいいか。。。

2003年のツールを観て、元サイクリストから現役サイクリストへの復活を目指しはじめた頃から僕はヤビツ峠に通いだしたのだけれども、しばらくのあいだはずっと江ノ島~ヤビツ峠タイムトライアルという感じで走ってばかりいた。でも今年になってから「このままではヤビツ峠が嫌いになってしまいそうだ」そればかりかひいては「自転車に乗ることさえも嫌いになってしまいそうだ」と感じて、名古木までは少しペースを落として余裕をもって走るようにしている。おかげで名古木までの平均時速はかなり落ちた。今日はアベレージで25kmを切った。でもきっとこれで良いのだろう。僕はどちらかと言うと平地よりも上りで速くなりたいし、実際峠のほうが好きなのだから(それに今日は回復ランなのだし)。


金目川沿いで国道から離れてトイレタイム。で、今日はそのまま少しこの道を走ってみる。


すると(一瞬だけれども)こんな感じの良い風景があらわれた。すぐ右は道幅の狭い国道なんだけどね。

さて回復ランとは言え、レーサーで名古木までやって来たのだからやはりタイムは計ってみよう。こういう体調のときのタイムにも興味があるし、先日の自分にとってのベストタイムがどのような意味合いを持ったものなのかも正直知りたい。自分的には“たまたま”としか思えないので。

前回同様になるべく気持ちを落ち着けて走ることを心掛ける。けれども今回は前回より体に負荷がかかっている気がする。足も前回に比べて重い気がするし、おまけにしょっぱなから息を切らせながら走っているときのような鈍いお腹の痛みがある。でもあまり余計なことは考えないように上り続ける。とにかく気持ちを落ち着けて、一定のケイデンス、一定の心拍数で走ることが一番楽に、そして自分なりの好タイムで上るコツのような気がする。

こんなふうに感覚的には体調はあまり優れなかったのだけれども、蓑毛のバス停の通過時間は驚いたことに前回よりも1分半近く早い。これには正直本当に驚いた。よくプロの選手のコメントにあったりするけれども、自分では調子が悪いと思っていても実際には走れていることが本当にあるんだなと思った。でもそのかわり、ここまでのダメージも前回よりはあるような気がする。

蓑毛のバス停からも、調子が良いのか悪いのかはっきりしない体の様子を見ながら、そしてそれでも少しずつ負荷をかけながら走る。もしこのまま最後まで走りきれたなら更なるタイム更新もありうるのだ。ちょっときついからといって投げ出すわけにはいかない。

菜の花台手前で少し苦しめられたものの、なんとか同じようなペースでここまでやってくることができた。あと3分の1だ。しかし菜の花台からペースが少し落ちる。でもまだ諦めないぞ。なんとかうまくまとめることができれば、そこそこのタイムが出るかもしれない。こうなってくると、もう回復ランなんて言っていられないぞ。

菜の花台からの少しきついあたりをペースを落としてなんとかやり過ごし、勾配の緩くなったところから少しずつギアをあげはじめる。でも前回のような余裕はない。呼吸がかなり乱れているので、吸・吸・吐というペースをいまさらだけど意識するようにする。前回は最後の1kmくらいは結構良いスピードで走った気がするのだけれども、今日はそこまでスピードがあがらない。そのかわりにここまでのペースは落とさないように走り続ける。


で、心臓バクバクで峠着。肝心のタイムは


やった、嘘みたいだけどまたタイムが縮まった!前回よりもちょうど1分半くらいの短縮だから、蓑毛のバス停までの貯金をそのあとも守り続けて走ったということか。これまで今回を含めて22回もヤビツに来ていながら、前回まではかなりタイムにバラツキがあったから2回続けての自己ベスト更新は本当に驚きだ。

今回は補給食もウィンドブレーカーも鍵も持たなかったからそういうのも影響したのだろうか?それからいままで少し違和感のあった右のクリート位置を昨晩調整したのも良かったのかもしれない。それから名古木まで抑え気味で走っているのもタイムに反映しているのかもしれない。しかしはっきりした理由はわからないし、まだまだこれで“走れるようになってきている”という確たる自信を持つには至らない。本当に僕はこれまでヤビツにはずっと苦しめられてきたので。たとえば44分で走れたと思ったら、2ヵ月後に行ったら50分越えたとかそんな感じだったので。ヤビツに関しては、僕はかなり疑り深くなっているのです。

下界は蒸し暑かったのだけれども、峠は結構ひんやりしている。けれども今日はウィンドブレーカーは持ってきていない。なのでサドルバッグから折り畳んだスーパーの袋を取り出してお腹にあてた。先日ジロの解説で別府始が、下りでお腹を冷やさないように新聞紙をジャージの下に入れる選手の姿を見て、これはスーパーの袋でもいいんですよと言っていたのだ。

で今日僕も試してみたんだけれども、これはなかなか有効だと思った。実際お腹の冷えはほとんど感じられなかったから。まさに“何かと役立つエコ袋”だ。


お見苦しいものをスミマセン

帰りは菜の花台にだけ少し寄って、そのまま休むことなく、また湘南平にも寄ることはなくそのまま部屋まで走って帰ってきた。ヤビツで頑張ったにもかかわらず、結構足は快調で気持ち良く走って帰ってくることができた。で、部屋に戻ったときは出たときよりも元気になっていた。心拍数をあげて、体中に酸素を行き渡らせたのが良かったのかな?まぁとにかく、結果的には回復ランにはなったようです。とりあえず、めでたしである。


菜の花台よりけぶった海の方向を望む

走行距離 80.20km
走行時間 3時間11分57秒
平均時速 25km
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ぐったりした週末の雑感

ずっと仕事で、かなりぐったりと疲れた週末。

普段は部屋ではあまりお酒を飲まないようにしているのだけれども、今夜は久し振りにビールを飲みながら録画してあったジロのフォローアップをしていた。残念ながら19ステージは放送時間が延びたようで優勝が決まる数十秒前で録画が終わっていた。悲しい。で、次の20ステージを観始めたところで少しずつ眠気がやってきたので、とりあえず今のうちにこうしてPCの前に向かっているというわけ。

今日は夕方遅い時間に青ポタ車で大船に食材の買出しに出かけた。



大船の仲通商店街には何にせよとにかく安いお店が多い。とくに野菜や魚や肉などの生鮮食料品などはかなりお得感があって、そんなこともあって江ノ島からは少し距離が離れているもののしっかり僕の台所となっている。

そういえば先日、よくバナナを買う果物屋さんにレーパンで出かけたら、店のおばさんが僕の姿をじっと見ながら「あらあら、お兄さん最近顔を見せないと思ったけど久し振りだねぇ~」と言った。いやいや、僕は最近も結構頻繁に買い物に来てたんですよ、ただ普通の格好だっただけで。う~ん、わからなくもないけど、おばさんにとっては僕そのものよりもレーパンの印象のほうが強かったんですね。うん、確かにわからなくない。

さて明日はお休みなのですが、天気予報は曇りに変わっていますね。まぁ雨じゃないだけましなのだけれども、いまは残念ながら走りたいという気持ちがあまりない。でもなぁ、結局どっか少し走ることにはなるのかな。わからないけれども。

今夜はこれから〆鯖の仕込みをして(と言ってもすごく簡単なのですが)、もう少しジロのフォローアップをするつもり。そして良い感じの眠気がやってきたら、気持ちの良い波でサーフィンをするようにそのまま眠ってしまうつもり。明日のお休みのために深い眠りについてうまく疲れがとれれば良いなと思っている。
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遂にラップされてしまった

忙しい週末。開催中のジロも昨日今日は録画したままで一秒たりとも観れていない。明晩の放送までに6時間分観るのは絶対に不可能なので、これは遂にラップされてしまったということだろう。まぁいいや、楽しみを少し貯めたのだと考えることにしよう。

今までやたら雨が多かったので、明日から4~5日は晴れマークが並んでいるのが素直に嬉しい。あまりアテにならない天気予報だけれども今度はしっかりお願いしますよ。信頼してますので・・・、いや、ホントに。
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危なかった

今日は危なかった。と言っても車に撥ねられそうになったとかそういうことではなく、レーサーのフレームを危うくオークションで落札しそうになってしまったのだ。

駅のホームに立っているとき、入ってきた電車にふっと引き寄せられそうになったりすることがあるけれども、あんな感じでそっちに行ってはいけないとわかっているのに、今日はついふらふらとそっちの方に引き寄せられていた。まともな思考はすでにできなくなっていた。でも結果的には落札できなかった。良かった。

自転車を趣味にしていると、走行中に危険な目にあうことがたまにあるが、走っていないときにも危険はそこかしこに潜んでいるのだ。気をつけなければ。
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心と体が浄化されるような地元ポタ

今日は無理をすれば夕方から走れないこともなかった。ただ疲れも結構残っているからなぁと少し迷った。でも走れそうなのにこの好天をみすみす見過ごすのももったいないなぁと、黄色いレーサーで地元をポタリングすることにした。

17時少し前に部屋を出て、江ノ島はスルーして江ノ電の線路沿いを通って腰越経由で海岸線に出る。そこから海岸線をのんびりと走る。


七里ガ浜の駐車場


七里ガ浜高校の横の坂を少しのぼってみる


稲村ガ崎をのぞむ


稲村ガ崎公園


由比ガ浜海岸では小学生がチームになってかけっこをしていた。いいぞ、がんばれ!

逗子海岸に抜けるトンネルの手前で134号を離れて、逗子マリーナ方面に向かう。その前に光明寺裏の坂に少し寄り道する。


光明寺の裏山から材木座の町と海を眺める

そこからは逗子マリーナに向かうのだが、逗子マリーナに向かうには

このトンネルに素直に入らずに右の脇道に入るのがお勧めです。この脇道を入っていくと


こんな素晴らしい風景(和賀江島)に出会うことができる。思わずしばし見入ってしまった。


そこからすぐそこが逗子マリーナの前に広がる磯場だ




さて、逗子マリーナを離れて、今度は披露山のすぐ近くにある大崎公園に向かう。披露山までは結構な坂を上っていく。でも今日はほんとうにゆっくり走っているので、そうした坂もすごく楽しくのぼれる。


披露山邸宅街入口。住人、及び住人に用事のある車以外は進入禁止。不審者を見かけたらすぐに通報するようにといったことまでが看板の裏に書いてあった。さすが日本のビバリーヒルズ。通報されないように気をつけよう。


大崎公園へは立派な邸宅横のこの坂を上っていく。写真でうまく伝わるかわかりませんが、はっきり言ってかなりの激坂です。


公園突端にて


逗子マリーナ方面の眺め

大崎公園からはすぐ近くの披露山公園に少しだけ上って、そこからは鎌倉の知人宅に寄って夜の海岸線を走って帰宅した。


今日はこうして地元をゆっくりと走ってみたのだけれども、なんだかすごく心と体が洗われたような気がした。こうした表現は少しおおげさなような気がするけれども、目に入るひとつひとつの風景がとても大切なもののように思われた。

自転車っていいですね。いろいろな楽しみ方ができる。疲れてたけど、出かけて良かったです。

走行距離 28.28km
走行時間 1時間35分58秒
平均時速 17.6km
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まったく、いくつになっても・・・

ブルース・リーやロッキーなどの映画を観たあとに、心ならずもアチョーッ!と超低空飛行の跳び蹴りをしてしまったり、シュッシュッとまるでスローモーションのようなシャドーボクシングをしてしまった経験のある人は少なくないのではないでしょうか?僕の場合はどちらかというとリアル格闘技のほうが好きで格闘映画には興味がなかったのだけれども、5年位前にたまたまブルース・リーのビデオを借りて観たら、観終わったあとに(観てる途中からだったかな?)やはりつい廻し蹴りの真似などをやっていた。そして、いくつになったらこういうことをやらなくなるのだろうと自分という人間に不安を覚えた。

しかしそのような不安を以前もったにもかかわらず、僕は相変わらず似たようなことをたまにやっているようだ。

たとえばひとりで走っているときに、ふとマキュアンのことを思い出す。そうすると周りに誰かいるわけでもないのに(というより誰もいないからこそ)心のなかで「マキュアン!」と叫び急にギアをかけて斜行したりしてひとりスプリントのようなことをしてしまったりする。でもそんなスプリントは長く続くはずもなく、またゴールがあるわけでもないので、すぐに足を緩めてひとりでゼェーゼェー息切れしてしまったりする。そしてかえってそのあとの走りがきつくなったりしてしまう。

あるいは街中にあるようなちょっときつめの、けれども距離の短い上り坂では、ついついベッティーニのキレのあるアタックを思い出して、やはり心のなかで「ベッティーニ!」と叫んでギアをかけて立ち漕ぎで上りきる。こういう場合は短い坂であれば結構気持ち良かったりする。けれども見込みが違って角を曲がってその先にも坂が続いていたりしたら大変なことになってしまう。あとは息を切らせて、歩くようなスピードで死にそうになって坂を上らなくてはいけなくなってしまう。

それからひとりで平坦基調のあまり面白くない道をたんたんと走っているときは、アームストロングの個人TTを思い出したりすることもある。ケイデンスをあげて、ランスのように険しい表情をして意識をただ走ることに集中する。にもかわらず、(当たり前だけど)出ているスピードはランスの半分以下だったりするんですが。

ところで昨夜のジロでのシモーニの走りは熱かった。結果的にはステージ優勝できなかったどころか、バッソの強さをまざまざと見せつけられる格好で終わってしまったけれども、それでもこちらの胸を熱くさせるような走りだったと思う。少なくとも僕の胸は熱くなった。今度ヤビツに行ったら昨日のシモーニの姿を思い浮かべてみよう、などとはでも思わない。峠を上っているときは不思議と誰かの走りを真似したりはしないんだよな。きっとそんな余裕はないからだろう。もし峠でたとえばランスの真似をしてギアをかけてリズミカルな立ち漕ぎなんかはじめた日にゃ、それだけで終わってしまって峠までたどり着けなくなってしまいそうだものな。
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早起きだったのか・・・?ヤビツ記録更新

早起きできたら走りに行こうと思ってはいたものの、今朝はなんと2時半に目が覚めてしまった。寝たのが1時頃だったから1時間半後には目覚めてしまったわけだ。で、普段だったらそのままもう一度眠るのだけれども、酔いが覚めて妙に頭がすっきりしてしまってうまく眠れない。しばらくパソコンの前に向かってから、またベッドに入ったのだがやはり眠れない。ええい!それならこのまま走りに行ってしまえ!と、薄皮チョコぱんを一個食べて3時40分に部屋を出た。

部屋を出る前にどこに行くか少し悩んだのだけれども、結局とりあえずヤビツに向かうことにした。唐沢林道と半原越えまで足を伸ばすかは天候と体の調子を見ながら決めれば良いだろう。


相模川にかかる湘南大橋。非常に風が強く、この写真を撮る前に強風に煽られて自転車が吹っ飛ばされてしまった。


海岸線を離れてようやく強い向かい風から脱出。そろそろ夜明けだ。うっすらと丹沢の山が見える。

ところでここらあたりを走っているときに、昨夜の飲み会である話題を振られたときに配慮に欠けたリアクションをとってしまったことにふと思い当たり憂鬱になってしまった。その場でも、酔いが残っているあいだも気づかなかったのだけれども・・・。こういうときは記憶がなくなってくれれば楽なんだろうけれども、僕はもともとが酒に弱いから記憶がなくなるまでは呑めないんだよな。そんなにたいしたことではないのだけど、昨日のような過ちはこれまでも何度かしてきているだけに「これから気をつけよう」と簡単には言えないところがつらいところだ。腹のなかでぐっと反省しよう。

名古木からはやはりタイムを計る。前回黄色いブリジストンで来たときにあまり力まず上ったら思いのほか調子が良かったので、今回もそんな感じで上ってみるつもりだ。蓑毛のバス停までの前半3分の1は無闇に頑張らず、こまめにギアチェンジをして極力心拍数を上下させないよう心掛ける(心拍計がないので体感だけど)。そして蓑毛のバス停からも気持ちを落ち着けてなるべく心拍数が上下しないよう一定のペースで走る。そうした試みが今日はとてもうまくいっている。

僕の今までのヤビツのベストタイムは、えっと、去年の10月に出した43分55秒。でも菜の花台を少し過ぎた9kmあたりで、このまま行けば今日は記録を更新できそうな気がしてきた。でもここで焦ってテンポを乱しては元も子もないと思い、やはり一定のペースで上り続ける。峠まで残り2km近くになってもまだ少し余裕がある。急にゼェーゼェーしない程度にギアをあげる。そして残り700mくらいのところからまた少しスピードをあげた。それでも先月先々月よりかは余裕を残して峠に到着。タイムは41分52秒。やった、ようやく42分を切れた!


毎度です

もし40分を切ることができたら、いまLEMONDに付いているシマノのWH-R550をもっと良いホイールに交換しようと思っているので、少しだけ新しいホイールに前進できた。でもまぁ今日は何よりも、峠まで落ち着いて上り切れたことが嬉しい。タイムが遅かった最近の2回よりかは楽に感じたので。そういった意味では今日はヤビツと良い感じで握手ができたかもしれない(と言っても圧倒的に苦しめられていることが多いので畏怖の念は消えないが)。

峠に着いたのが5時30分くらい。幸いまだ時間も元気もあるので唐沢林道に向かうことにする。


見映えの悪いコラムは僕の優柔不断の象徴のように感じられる。そろそろカットしたほうがいいのだけど・・・。


同じ場所で。天気は良くないけれども、朝の空気が気持ち良い。




今日は朝早いこともあって、ヤビツでもこの唐沢林道でも動物の気配が濃厚だった。ヤビツでは道のすぐ脇の斜面に鹿がいたし、唐沢林道では猿や狸やリスそれから死んだ何かの小動物を口に咥えた狐か猫(後姿だったのでちょっとわからないが)のようなものがいてびっくりした。そして道路脇の木々のなかからは頻繁にガサッガサッという動物の動く音が聞こえてきた。


雲のあいだから少しだけ青空が


物見隧道を越えたところ

さてとりあえず唐沢林道も抜けた。う~ん、まだ7時前だし半原越えにも寄りたいな、やっぱり。というわけで、気持ちの良い広々とした舗装路を少し下ってリッチランド入口から半原越えに向かう。

こちら側からの半原越えは、半原側よりかは幾分楽な気がする。でもやはり勾配がきつくなってくると、そんなことは言ってられなくなる。そろそろ疲れも出てきてるので、速度も10km以下になってしまった。でも半原越えは距離がそんなに長くないので、なんとか上りきることができた。ここまで走って来ることができて良かった。


半原越えで最後の薄皮チョコぱんを頬張って下りにかかる。


前回はあっぷあっぷになって上っていたところ

半原からは厚木~平塚~134号~江ノ島というルートで帰る。海に出るまでは結構な向かい風だ。途中厚木の手前で猛烈に腹が減ってきて力が入らなくなり、ハンバーノック一歩手前の状態でようやく吉野家を見つけて、朝の納豆定食を食べる。味噌汁の塩分がものすごく美味く感じた。


この吉野家がなかったら結構やばかったと思う。

吉野家でハンバーノックは回避できたのだけれども、今度はお腹が満たされて猛烈に眠くなってきた。というわけで厚木から江ノ島までは睡魔との闘いだった。部屋に戻ったらすぐにでもベッドに入りたいけれども、やはりシャワーは浴びなきゃ駄目だよなぁ、面倒くさいなぁというようなことを考えながら走る。そしたそんななかでも時折昨夜のことを思い出したりして少し暗くなったりもする。なかなか忙しい。

海岸線に出て、風が追い風にかわる。助かった。そして9時20分に部屋に到着。あぁやっと着いた。即効でシャワーを浴びて寝るつもりだったのだが、シャワーから出てついつい昨夜録画したジロを観てしまう。しかし15分くらいで耐えられなくなって、テレビを消して眠りについた。

朝2時半に目が覚めてしまったときは「どうしたものか?」と思ったけれども、結果的にはうまい時間の使い方ができたかもしれない。曇り空とはいえ朝の丹沢も気持ち良かったし、ヤビツの記録も更新できたし。しかしまた同じようなことをやれと言われたら嫌かも。2時台に起きて3時半過ぎに出発というのはやはり早過ぎるものな。

走行距離 110.79km
走行時間 4時間53分15秒
平均時速 22.6km
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