湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

起きられるだろうか?

2006年05月22日 | 日常生活
以前職場にいた人やいま職場にいる人たちと呑んで来た。はじめて会う若い女性たちもいたりして、なかなか楽しい夜を過ごした。で、いつも通り、少々呑みすぎて今はちょっとつらかったりする。でも今日は藤沢駅周辺を汚さずに済んだのでいいほうかも。そう、僕はあまりお酒が強くないのです。

明日は終日お休みなのだけれども、午後から雨が降るようですね。一応保険を考えると、早起きしてお昼前には部屋に戻ってくるようにするのが良さそうだけれども、きちんと早起きできるかちょっと自信がない。でもまぁヤフーの天気予報を見ると、雨が降り出すのは15時くらいからのようなので、とりあえず少しでも走りに行けたらと思う。

もし早起きできたならどこに走りに行こうかな・・・。

クールダウン

2006年05月21日 | 自転車生活
今日はこれから仕事。昨日の時点では、せっかく晴れるようだから遠回り通勤でもするかと思っていたのだけれども、それよりも少し早起きして走ったほうがすっきりと走れるかなと思い直した。そんなわけで今朝はほんの少し早起きをして観音崎に向かった。

葉山の手前までは海岸線をいつもの通り走る。期待していたような透明感のあるすっきりとした晴れではないけれども、いままで雨続きだったのだしこれでも充分だ。逗子の渚橋からは三浦半島の内陸を横断するような形で観音崎に向かおうと思っていたのだけれども、ぼうっと考え事をしながら走っていたら曲がるべきところで曲がるのを忘れて逗葉新道のトンネルのところまで来てしまった。当然逗葉新道は自転車通行禁止なので、トンネルの手前にある湘南国際村方面に抜ける別のトンネルに入った。しかしこのトンネルが1km以上あるいかにも自転車通行禁止っぽいトンネルで、さらにそこを抜けても同じようなトンネルがさらに1km以上続いていてちょっと緊張してしまった。横須賀方面から来て逗葉トンネルを出たところを左折して湘南国際村に向かうあの道路は、結局自転車は走って良かったのだろうか?ちょっと気になる。

ところで話がまったくそれるのだけれども、音楽でも本でも何でも良いのだけれども、何かに心から感動したときに誰かにそのことを伝える一番良い方法は、その素晴らしさをことばなどで伝えることではなくて、その感動によって自分自身が変わっていくことだというようなことをどこかで読んだか聞いたかしたことがある。些か優等生的な考え方のような気もするし、実際それが果たして有効なことのかというと「?」なのだけれども、姿勢としては間違っていないような気がする。

ただこうした姿勢がより有効なのは、どちらかといえば嫌なことがあったときなのかなとも思ったりする。嫌なことがあったとき、恨み節のようなことをあれこれと周りの人に言うよりも(勿論それもときには大事なのだけれども)、自分自身はなるべく同じようなことをしないように、想像力を働かせられる人間に変わっていく努力をするほうが大事、というよりましのような気がする。勿論それはなかなか難しいことだし、ときには思い切り愚痴や文句も言ったりしたほうが良いとも思うのだけれども、最後にはやはりそのことによって自分自身が変わっていくことができたほうがいいと思う。

とそんなことを考えたりして馬堀海岸までやってきたのだが、「自転車・バイク進入禁止」と書かれた歩道に自転車を押していって、海と自転車の写真を撮っていたら、ウォーキングをしている偏屈そうなおやじにいきなり「自転車は進入禁止って書いてあるだろうっ!」とかなり激しく怒鳴られてしまった。まぁ進入禁止とは確かに書いてあったけれども、自転車にはまったくまたがっていないし、一応こちらも遠慮しながら押してきたというのに、いきなりそんな言い方はないだろうよと思わずカッとなって僕もかなり激しい口調で、そして挑発的にあれこれと言い返してしまった。さっきまで立派なこと?を考えていたというのに全然駄目ですね。ただやはり押してきた自転車にいきなりああいう物言いはないと思うぜ、おっさん。でも自転車進入禁止って書いてあったら、やはり押していても駄目なんですかね?バイクだってエンジン切ってたら歩道を押すのは構わないじゃないですか?こういうのはやはり屁理屈なのだろうか?


えっと馬堀海岸です

まぁそんなこともあったのだけれども、気を取り直して観音崎に向かう。そして前回のように途中からボードウォークに進入する。えっと、ここはバイクのみ進入禁止でした。もっともこういうところは歩行者優先ですし、僕も景色や雰囲気を楽しみたいわけだから、当然かなりゆっくり走ります。



ところで僕は三浦半島であれば城ヶ島よりかはこの観音崎のほうが好きだ。城ヶ島が土産物屋の多い観光地といった感じでちょっと落ち着かないのに比べて、この観音崎はのんびりとした雰囲気があると僕は思う。ボードウォークの存在もとても気に入っている。






ベンチに座って、海を見ながらボトルの水を少し飲んで薄皮あんぱんを一個食べた。時間があったら少し寝ていきたかったくらい気持ち良かった。

帰りもあれこれ考えながら、けれどもそうした考えをフィジカルに消化できるように同じ道を走った。ここまででだいぶ体もこなれたのか往路より快調に江ノ島まで帰ってきた。

さぁ気持ち良く体も動かしたし、シャワーも浴びてさっぱりしたし、心も体もクールダウンして出勤するぞ!

走行距離 67.41km
走行時間 2時間24分2秒
平均時速 28.0km

雨上がりの空を眺めて思ったこと

2006年05月20日 | 日常生活
当時の多くのサイクリストたちと同様に、学生の頃は夏になるとテントや寝袋をランドナーに積んで、東北や北海道を走った。重い荷物を積んだ自転車のペダルを一日中漕いで、そろそろどこかテントを張れる場所をさがさないとまずいなと少し心細くなった夕暮れ時に、激しい夕立にあったりすることがあった。そんなときはとりあえず、どこかの小さな商店の軒下や大きな木立の下に自転車と一緒に避難して雨宿りをした。突然降ってきた大粒の雨を眺めながら、地図を開いてどこで寝るか考えながら火照った体を冷やした。そして雨が降り止むとまた走り出した。そんなときの景色がとてもきれいだったことを今日の夕方の強い雨を見ながらふと思い出した。



雨がやみ、だんだんと厚い雲の隙間から陽が射してくる。傾いた夕方の太陽が、濡れた道路から湧き上がったうっすらとした靄のなかに斜めの光を注ぎ込む。そして気づいてみると、いつのまにか空をおおっていた厚い雲がすっかりとなくなって、ちぎったような白い雲がすっきりとした夕暮れの空に浮かんでいる。そんな感じの風景が見れるのではないかと外に出て、少し歩いて写真を撮ってみた。



あの頃は輪行袋に加えて、テントや寝袋それから自炊道具などなど一式を持って旅に出ることをほとんど面倒に思わなかった。いまははっきり言って、キャンプ道具など持たなくても、自転車の輪行だけで面倒に感じたりしてしまう。でも今年の夏は、日帰りでも構わないので輪行でどこか少し遠いところに出かけたいなと思った。別に夕立に遭いたいというわけではないのだけれども、今日の夕方の雨上がりの空を眺めながらそんなことを少し思った。

形あるものにするということ

2006年05月19日 | 自転車生活
運の良いことに74系のデュラの新品HGチェーンを適当な値段で手に入れることができた。それからこちらは少々古びていたけれども茶色のロールスのサドルを安価で手に入れることができた。少しずつだけれども、新しい(古い?)レーサーを組み上げる準備が整ってきている。

ただこういうふうにして準備をしているのは楽しくもあるのだけれども、どことなく不安に感じたりもする。果たして組みあがったレーサーをきちんと大切にできるだろうか、ちゃんと乗ってあげることができるだろうか、とかそういうことを考えてしまったりする。なにせ今でさえ計5台の自転車を持っているわけだから。

せっかく買った自転車を結局駄目にしてしまったり、あるいはせっかく手にしたものを大切にできなかったりしたことが過去に何度もあるだけに、何かを形あるものにしたり、手に入れたりすることに、少し臆病になってしまっているのかもしれない。大切なものであればあるほどに。


雨のときくらいは、歩くことを楽しもう

2006年05月18日 | 日常生活
雨のなか歩いてアパートまで戻ってきたら、雨のかからない階段下に置いてあるはずの青い自転車(青ポタ車)がない。「盗まれたか?」と一瞬どきっとしたのだけれども、考えてみれば雨が降っているから職場に置いてきたのだった。だからこそ、いま僕はここまで歩いて帰ってきたというのに、何をとちくるってるのかと少し自分にあきれた。

それから、ちょっとした用事があったのでコンビニに行こうと思いさっき部屋を出たら、やはり青ポタ車がない。さっき驚いたばかりだというのに、またしてもびっくりしてしまった。まぁ二度もいちいちどきっとしてしまう僕も僕だけれども、いかに日常生活において青ポタ車が身近にあって、お世話になっているかをあらためて実感させられたりもした。

ところで僕のアパートは静かな住宅街にあって、一番近くのコンビニまで行くのに徒歩だと15分もかかる。だからこそ普段は自転車が大活躍するのだけれども、さっきは仕方ないので往復30分かけて歩いてコンビニまで行ってきた。それで思ったんですけれども、たまにはのんびり歩いて出かけるのも良いものですね。たとえば自転車に乗っているときだと、考え事なんかもとりとめのないことを次から次へといった感じなのだけれども、歩きだともう少しゆっくりとひとつのことについて考えることができる。それから自転車に乗って眺める風景というのももちろん良いのだけれども、普段あまりのんびりと歩いたりしないこともあってか、さっきはゆっくりと歩いて通り過ぎる近所の町並みがとても新鮮に感じたりした。そんなわけで、これからはもう少し歩く機会を増やしても良いのかなと思ったりした。最近はすっかり自転車のスピードと便利さの恩恵に預かってばかりだけれども、僕はもともと歩くのも嫌いじゃないから。

でも、実際晴れた日に自転車に乗らずにのんびりと歩いて散歩したりできるかというと、正直自信がない・・・。なにせ僕は歩くのも好きだけれども、自転車もそれ以上に好きなわけだから。それにわりに僕はせっかちだったりもするので、毎回毎回ちょっとした用事ために往復30分もかけて歩いてコンビニになんて行ってられるか、という気もしてしまう。駄目だなぁ、いかんなぁ。まぁ普段あまりのんびりと歩いたりすることがないのだから、こんな雨降りのときくらいは、すっきりしない空をあまり恨めしく思うことなく歩くことを楽しむとしよう、などと思ったりしたのだった。


青ポタ車、いつもありがとう・・・

市川“こんなこと言っちゃ怒られちゃうけど”雅敏

2006年05月17日 | 自転車生活
今朝起きて天気予報をチェックしたら、今日の夕方から土曜日までずっと雨マークが並んでいた。明日なんかにしても昨日の時点では確か晴れマークがあったはずなのに、終日雨に変わっている。これはひどい。これじゃ自転車に乗れない。ということで、仕事前に黄色い自転車で湘南平を往復することした。


ちょっとだけサイクリングロードに寄り道。

ところで昨夜のジロの解説は、ヨーロッパの自転車レースでもっとも実績を残した市川雅敏さんだった。市川さんは番組のご意見番と称されるだけあって、何事にもかなりはっきりとした物言いをする。僕はそういう市川さんの歯に衣着せぬ解説が結構好きなのだけれども、ときには「市川さん、そんなこと言っちゃって大丈夫?」とハラハラしたりもする。そんな市川さんの昨日の解説は、結構舌好調だったような気がする。

たとえば現在開催中のツアー・オブ・ジャパンについて「日本を代表するステージレースがはじまりましたが」と白戸太郎に振られると、「う~ん、僕的にはどうなのかな、あれがステージレースって言うのかなって感じですかね。ゾンビっていうか、ひとつのステージでタイムアウトになったような選手が次のステージも走れちゃうわけだから、ヨーロッパから来た選手は何なんだって思うんじゃないですかね?」と主催者が聞いたら(実際聞いてるはずだ)表情を失ってしまうようなことを言ってしまう。

それからヨーロッパの選手のライディングポジションについて白戸太郎から言及されたときも、「あれは手足の長いヨーロッパの選手だからああいうポジションになるわけであって、我々だったらあんなポジションは無理があるわけですよ。それをステムの位置を無理して下げて、手足を突っ張って荒川の河川敷とか走っている人がいますけどああいうのを見ると、どうなのかなぁ~って思っちゃいますよね」と市川さんらしい手厳しい意見。

市川さんの意見はそれだけでは終わらない。「で、そういう人の走り方を見ると、我々(市川さんたち)がインナーでくるくる走っているようなところを、同じようなスピードでアウターで踏んで走っているわけですよ。あれじゃ、足に負担がかかるだけだし、楽しくないんじゃないかなってちょっと思っちゃいますよね。だって車だってそうですよね。そんなにスピードを出せないんだったら、5速で2000回転で走るより3速で3500から4000回転で走ったほうが全然楽しいし負担も少ないじゃないですか」というようなことをおっしゃる。そして終いには「まぁそういう人はロードレーサーというより、ロードバイクに乗ってるわけだからいいんでしょうけどね」などとかな~り辛辣なことまでおっしゃったりする。

市川さんは「いや、こんなこと言っちゃ怒られちゃうかもしれないけど」と笑いながら、こうした実際怒られちゃいそうなことを次々に(というと少しおおげさだけど)話していく。でも聞いているほうとしては、市川さんのそうしたことばを別に不快に感じたりはしない。それが市川さんのキャラだし、奇譚のないそうした解説というのもそれはそれで貴重だと思うからだ。それに何て言ったって市川さんはヨーロッパで下積みから這い上がって実績を残した唯一の日本人レーサーなのだ。だからそうしたことばの一つ一つにはそれなりの説得力がある。

さて、湘南平だけれども、そうした市川さんの解説を聞いた翌日だと走りもついついケイデンス重視の走りになってしまう。僕はいつもそんなに踏むタイプではないのだけれども、それでもやはり市川さんに「あ~あ、何やってんだか」とは言われたくはないので。で、向かった湘南平だけど、今日はかなり頑張って走りました。頂上の公園についたときは、もういっぱいいっぱいだった。でもタイムはコンビニから8分50秒で前回よりも20秒くらい短縮されただけだった。なかなかタイムを縮めるのは大変なのだなと思った。



展望台からけぶった海を眺める。

帰りもケイデンス重視で海岸線を走っていたのだけれども、途中で別のレーサーを抜いてから加速。そこからは残り3kmくらいの距離だったこともあって、ゼェーゼェー言いながら40kmくらいの巡航で走った。無茶苦茶疲れた。いったい俺は仕事前に何をやっているのだ、と思わないでもなかった。多分先日ぶっちぎられたようなことをしてみたかったのだと思う。相変わらず小さい奴だ、僕は。

ところで、また市川さんに話が戻るのだけど、ずいぶんと前にやはり白戸太郎が、「市川さんはヨーロッパで競技生活を送っているときに文化の違いに悩まされたりしたことはなかったんですか?日本人は向うの人ほどはっきりと自分の意見がいえなかったりするじゃないですか?」というような質問をしたことがあった。そのとき市川さんは「自分の場合はそれは大丈夫でしたね。自分は下町育ちっていうか、小さいときから白か黒かはっきりしない奴は、“こんなこと言っちゃ怒られちゃいますけど”女の何とかって言って育てられましたんでね」とおっしゃっていた。そのとき僕はそれを聞いて、妙に深く納得したのだった。

走行距離 38.63km
走行時間 1時間27分42秒
平均時速 26.4km

また今度、気持ち良く走れればいいや

2006年05月16日 | 自転車生活
今にも雨が降り出しそうな空を何度も窓から眺めながら時間が過ぎていったような一日。昼過ぎにはぽつりぽつりと雨が降り出し、1~2時間後に雨がやんだ後もすっきりとした空模様になることはなかった。で、僕は結局どこにも走りに行かず、部屋で本を読んだり音楽を聴いたりして過ごした。

もっともこんなふうに書くと、走りに行かなかったのは天気のせいだと思われてしまいそうだけれども、今日に関していえばただ単純に走りたいという気持ちがあまり高まらなかったからだと思う。走りたい気持ちが強いときは、そのとき雨が降っていなければ、降水確率が高くても走りに行ったりするわけだから。まぁ日々のサイクルライフにおいてはこういう日もある。そういうときは無理に自転車に乗らずに、別の機会に気持ち良く走れば良いと思う。

ところで、もし走りに行くとしたら、今日は黄色いブリジストンのレーサーに乗ろうと思っていた。あっ、これは雨が降りそうだからとか、そういう理由ではありませんよ。この黄色いレーサーで走った先日のヤビツが思いのほか楽しく感じたからです。

このレーサーはいままでほとんどツーリング的用途には使ってこなかった。いままでの最長走行距離は去年の夏に新宿のジョーカー(自転車屋)に注文していた部品を取りに行ったときの119kmだし、最高到達高度もせいぜい鷹取山の100m程度だ。じゃ、いったい何に使っていたかというと通勤やちょっと遠目のお店にラーメンを食べに行くとか買い物に行くといったそういう使い方ばかりだったのである。でもヤビツと湘南平を走ってみて、ずっと不動のセカンドバイクだったこのレーサーにもっと乗ってみたくなった。

今日は残念ながらあまり気持ちが乗らずに走りに行かなかったけれども、また次の休みにでもこの自転車に乗ってどこかに出かけられればなと思う。

困りものは僕のほうだった

2006年05月15日 | 自転車生活
お陰様で昨日で体調はほとんど良くなりました。となると残りはフレームだということで、今日の夕方、信頼できる近くの秋山サイクルさんを訪ねることにしました。。

ところでショップに行く前に、なんとなく胸騒ぎがしたので、もう一度グリスを薄く塗って27.0mmのシートピラーを差し込んでみた。するとこれが今度はものの見事にすっぽりと入ってしまった。う~ん、前回は確かにグリスは塗っていなかったのだけれども、この違いは何なのだ。実に下衆な喩えで大変恐縮なのですが、何となく、初めてのときは全然うまくいかなかったのに・・・というようなちょっと戸惑い気味な童貞喪失的な気分である。まぁ何はともあれ、とくに問題がなくて良かった。



そんなわけで秋山サイクルさんではBBの左側のタップの確認だけをしてもらったのですが、こちらもまったく問題ないとのこと。もし問題があるとしたらBB左面がきちんと平行になっていないだけとのことだが、これに関しては余程きちんと処理されたフレームでなければきちんと平行を出すまでの処理はしてないとのことだった。秋山サイクルさんで扱っているフレームに関しても、ナカガワはきちんとヘッドもBBも切削加工で平行出しをしているが、ズノウのほうはそこまではしていないとのことだった。そしてそれでも問題はないとのことだった。

秋山サイクルさんの頑固な親父さんのことはかなり信頼しているので、その人がそこまで言うのであれば、僕としても安心だし納得である。BBのガタについては、虫食いが出てれば(実際結構出てる)そりゃガタは出るに決まっていると言われた。まぁこれも確かにその通りだよな。そんなわけで、結局とくにBBの修正はしてもらうことなく、少し雑談をしてそのまま帰ってきた。帰りに代金を訊ねると、「そんなものはいりませんよ」と言われたのだが、おかげでこちらはすっきりできたわけだし、困ったときばかり都合よく相談に乗ってもらってばかりいるのも申しわけないので寸志ほどの金額だけ受け取ってもらった。

まぁとにかく、今回の場合はフレームには問題がなかったみたいだ。となると、困りものは僕のほうだったわけですね。う~ん、もしかしたらそうなのではないかと薄々思っていたが、やはりそうだったのか。出品者にあらぬ言いがかりをつけなくて良かった。

ただBBもシートも問題なかったんですが、今日フレームをあらためてチェックしていて、別の問題を発見してしまった。ダウンチューブにほんのわずかですがヘコミがあったのです。で、すぐにトップチューブのほうも確認したのだけれども、幸いこちらにはまったく何の問題もなかったので一安心。同じような位置にヘコミがあった場合はかなりの勢いで壁か何かに激突した可能性がありますから(経験済み)。まぁだからといって気にならないこともないけれども、これくらいのヘコミであれば我慢することにしよう。もしかしたら気づかぬうちに、僕がやってしまったのかもしれないし。

さてフレームの気になる点が一応払拭されたわけですが、レストア完成まではまだまだ時間がかかりそうです。ホイールだって組みなおさないといけないし、細かい部品で手に入るのかわからないものもあったりする。それに手持ちの部品だって、もう少しきちんと磨きをかけなくてならない。とくに急ぐわけではないので、ゆっくりと気長にやっていこうかと思っています。

明日は一日お休み。一応まだ病み上がりだし、天気もあまりはっきりとしないけれども、少しは自転車に乗れたらと思います。


エンドやフォーククラウンはメッキ処理されているが、下地はどうなのだろう?

早めに治すに限る

2006年05月14日 | 自転車生活
昨日は三度の食事とブログの更新とジロの観戦以外はほとんど寝ていたというのに、今朝になってもあまり体調は良くなっていない。もともとがそんなにひどい症状ではないので、すごくつらいというわけでは全然ないのだけれども、普段はどちらかと言えば健康に過ごしているのでこういうときはついつい気持ちも弱気になってしまう。

ところで昨夜ジロを観ながら、以前オークションで購入したフレームにBBを組みつけてみた。このフレームの規格はオークションの説明ではイタリアンとあったのだけれども、到着してサイズを計ってみるとどう計ってみてもJISなんですよね。それを確認する意味もあって試しにBBを組み込んでみたわけなんですが、規格はJISで間違いなさそうなんですが、今度は左ワンが平行に入っていかないんですよ。何度やっても片側にほんのわずかな隙間ができてしまう。だからBBの調整もどうしてもうまくいかない。というわけで、これは今度どこかのショップに持っていってタップの修正をしてもらわないといけないなぁ~と弱気なところにさらにがっくりしてしまった。とにかくロウ付なんてことにならずに修正だけで済めばいいのだけど。



このフレームはモノは悪くなさそうなんですが、ピラーのサイズも27mmとなっているのに、それが入らない。かといって26.8mmで試すとスカスカという困りものである。落札後2ヶ月くらいたっているから、いまさら出品者に文句を言うのも何なので(それに落札金額も安かったし)、ちょっと不満はあるけれどもこれもこちらで何とかするしかないなと思っている。こういうフレームをずっと放っておくのも気持ち悪いから、なるべく早めにショップに持っていくことにしよう。

体もフレームも気になるところは早めに治すに限りますね。


クロモリならではラグ工作。フレーム全容はまたの機会に。

酒飲みの弁、自転車乗りの弁

2006年05月13日 | 日常生活
先日大船のジンギスカンのカウンターで焼き肉を食べているときに、隣の男性が店のお姉さんに面白いことを言っていた。

「いやね、俺は酒が大嫌いなんだよ。だから世界中から憎っき酒をなくそうと思って、酒を飲んでるんだよ」

こういう物言いを僕は嫌いではない。酒を飲むというあまり肯定できない行為を、ふざけた理由で肯定しようとする。本人も通らない理屈だとわかった上で冗談として言っているわけだし、相手も酒飲みの戯言だとすぐにわかる。だからなんとなく、「しょーがないな」と笑うことができる。これがもし「酒は百薬の長だから」なんてしたり顔で言われたら、お前にとっては万病の素だろ!とでも言いたくなってしまうかもしれない。

ただ同じようなことを自転車乗りが言おうとすると、案外難しいような気がする。たとえば家族サービスを犠牲にして走りに行くとき、本当はただ単純に自転車に乗りたいだけなのに、「健康のためだよ」とか「お前も俺が突然心筋梗塞で倒れたら困るだろ?」なんてついつい言ってしまいそうだ。そうすると「健康のため」というのはまぁ正論ではあるから、相手のほうも反論しにくくなってしまう。

しかし正論で相手の反論を抑え込むというのはあまり得策ではないような気がする。なぜなら相手は、本当はただ単純に自転車に乗りたいから、ということを充分承知しているからだ。だから時間がたつとだんだん正論で抑え込まれたことに腹がたってくる。そして、そうした行き場のない怒りをためさせてしまうと、健康になんてならなくていいと自転車を捨てられた上に保険の掛け金を増やされたり、心筋梗塞で倒れる前にこの手で逝かせてやろうかと首でも絞められかねない。そんなことを避けるためにはもっとユーモアのある理由のほうが望ましい気がする。まぁこいつは自転車馬鹿だから仕方ないかと思ってもらえるような理由のほうが好ましいような気がする。

でもそういった理由って、簡単には思い浮かばないんですよね。健康に良い、環境に優しい、経済的である、といったような正しい理由であれば思いつくんですけど。

その点自転車通勤は楽ですね。通勤時間で自転車に乗るわけだから、いちいち言いわけを考える必要はない。昨今の自転車通勤の流行は、そんなところにも理由があるのかもしれない、なんてどうでもいいことをベッドでうとうとしながらふと思ったりしたのだった。