湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

まっすぐ

2017年05月30日 | 山ラン




 朝山ラン。いろいろと用事の立て込んでいる1日なので、どうしようかと思ったのだけど、気持ちの良い空気に走りたい気持ちが優った。もっとも、休むべきときに休めないのも正直困ったものだけど・・・

 午後、予約していた時間に、へこみながら、何度か心折れそうにながら格闘した書類を持って相談に出向く。対応してくれたのは、固そうな、ある意味お役所的事務的な雰囲気な女性。こちらはまったくの素人なので結構(いや、多分かなり)緊張していたので、あまり良い相手ではないかもしれないなんて第一印象を持ってしまったのだけど、余計な愛想はなかったものの、この方がとてもまっすぐに、まっとうに相談にのってくれた。僕が一番手こずり、悩んだ計算も、書式に従って、ひとつひとつ進めていってくれた。こんなにまでしてくれるのであれば、自分であれこれ悩まずにもっと早く相談に出向くのだったと思ったのだけど、とにかくきちんと対応してくれてすごくありがたかった。僕の計算とはいくつか手順が違ったものの、そうして出てきた数字は僕が出したものと最小単位までまったく同じだった。元の数字が一緒なのだから当たり前のことなのだろうが、これはこれで苦労した甲斐があったと素直に嬉しいことだった。

 最後、訊き忘れがないようにつくっていった質問事項についてひとつひとつ丁寧に教えてもらったあと、数分雑談。これくらい準備して来て頂けるとこちらもとても助かりますし、下書きを拝見するとほとんど完成しているようですので心配なさることはありませんよ、と堅い表情を少しゆるめてねぎらってくれた。最後にしっかり頭を下げてお礼を言うと、「いえいえ、とんでもないです」と素敵なはにかみと深いお辞儀でこたえてくれた。

 相手からしてみれば自分の仕事をしただけのことなのだろう。でも僕としては慣れない作業に緊張が続いていいただけにちょっと泣きそうになるくらいありがたく感じた。今回に限らず、最近は相手のちょっとした気遣い心遣いに、救われているな助けられているなと感じることが少なくない。もちろん人によって対応の仕方は違うし、自分の望んだ結果にならないこともある。でもそんなふうに感じるときに共通なのは、きちんと向き合ってくれているということなのだと思う。



 思っていたよりは短い時間で済んでこともあり、一度帰宅して今日は行くつもりのなかった壁へ。多分何をしていいかわからなかったのだと思う。この日、出来がどうだったかは正直まったく覚えていない。ただ帰宅後ぐったりと疲れ果てて、居間のソファーで眠ってしまい、さらに0時過ぎに気づいたらソファーから少し離れた床で寝ていたことは覚えている。今日1日だけでなかったことを考え、そりゃまぁ疲れがでるのは当然だよなと思いながら自分の部屋に戻った。

 おかげで少し気が楽になったけれど、まだ2合目くらいかな。僕もまっすぐに取り組んでいこう。

早朝、山ラン

2017年05月27日 | 山ラン


 今年一番早い時間の走り出し。山のなかは薄い靄に包まれていた。



 ぼんやりとした展望。



 シャッターが落ちるのに時間がかかり、手振れ。木々を通して射し込む光が、消えはじめた靄、濡れた倒木、湿った草葉を照らしてとても幻想的だったのだ。

 新しい1日のはじまり。特別な時間。

ら、な思い出

2017年05月25日 | 日常生活


 用事で官庁街に出たので、少しあやしげな方面に移動して2回目の訪問。今回はオマール海老のそば。



 そしてあと少しで食べ終わる前にニラの和え玉を追加。

 どちらもさすがな旨さだったのだけど、2回目ということで初回ほどの衝撃はなかった。もしかしたらそれは残念なことなのかもしれないけれど、内心安堵する気持ちも。前回もかなり並んだし、今回もピークを外したつもりだったのにやはり結構並んだ。こんなお店に心を鷲掴みにされたらちょっと厄介だなという気持ちがあるのだ。通うには少し遠いけれど、通えなくもないだけに尚更。

 鷲掴みにされて今まで困ったのが、15年くらい前に白楽で営業していた“すっごいよ”というお店。ら好きな友達に教えてもらったのだけど、これはものすごくインパクトのあるラーメンだった。同じ友人にすすめてもらったのが「血と骨の味がする」と表現していた当時ラー博に出店していた福岡の魁龍。こちらもものすごいインパクトのすっごいお店だった。教えてくれた友人は、かなりクールな雰囲気の、今は研究の道で活躍している女性。本人から受けるイメージと、すすめてくるどろどろした濃いラーメンとのギャップが大きく、だからいまだに印象に残っている。白楽には閉店当日まで結構通ったし、ラー博も定期券を持っていた時期があったりも。すっごいよはもう無理だけれど(後継店はあるのだが)、魁龍のほうは福岡に行けばまだ食べられるので、いつかと思っている。

 ら好きなその友人を含む何人かで野毛の外れのホルモン屋で呑んだときのこと。少しディープでちょっと入りにくい雰囲気のあるお店なのだけど、時間通りに到着したら、先にひとりで入店して、入り口近くの席にちょこんと座ってジョッキでビールを飲んでいた。堂々とした態度というわけでなく、少し居心地悪そうに。予約のとれないお店ということで、先に入っていてくれたらしいのだけど、あのお店で女性ひとりで飲んでいるって結構勇気いると思うのだけど。今でもあのそぐわない情景と、クールな彼女のなんとなく戸惑い気味な表情をときどき思い出したりする。僕が到着するとほっとしたように表情がゆるんだのだけど、可能であればもう少しその姿を外から眺めていたかったなんて意地悪く思ったりする。

また乗ってみた

2017年05月24日 | MTB


 コンディション悪くなさそうだったので、また乗ってみた。



 手が入ったようで寒い時期より状態が良かった。そういった意味では完登できるチャンスだったのかもしれないけれど駄目だった。そんなに難しくないところですでに足つき。核心部分は久し振りにクリアしたのだけど、その直後の第2の核心で足つき。最初からもっと真剣だったら、とちょっとだけ思ったりもしたけれど、そんなに甘くはないとすぐに思い直した。



 前はなかったような。気づかなっただけだろうか。

 足や顔にあたる草木。クモの巣。路面という点ではコンディション良好だったのだけど、やはりここらのMTBは寒い時期のほうが快適だし、相応しいと個人的には思う。一応走り納めのつもりで乗った。

まだ5月の朝

2017年05月23日 | 山ラン


 わずかかもしれないけれど、いつも違う優しい顔を見せてくれる山のなかの土の道。



 富士山は見えなかったけれど、気持ちの良い空気だった。



 朝の光が射し込む場所。緑が生き生きとしている。



 まだ5月の早朝なのに、すでに夏仕様。それでもしっかり汗をかきながらの山ランだった。夏場はどうなってしまうのだろうか?

 体重め。体感通りの遅めのペース。ペース上げることは考えず、無理のないペースで走った。

行方不明の記憶

2017年05月22日 | ブリヂストン号


 リーフレタス発芽。ただ発芽率は悪し。



 新たな畝づくりをしたあと、種を植えたかどうかの記憶がまったくない。植えたと思い込んでいたのだけど、残っている種の量などを考えるともしかしたら畝づくりだけだったのかもしれない。最近こういうことが多いんだよな。少し様子見て、全然発芽しないようであれば残っている種を植えてみよう。







 朝の壁。僕にとっては充分難しい課題なのだけど、25年くらい前、そういえばこの壁で遊んだことがあるはずだということを思い出した。通してやってみたことはない(と思う)のだけど、今難しいと感じているある部分をスニーカーで移動できていた気が・・・。さがしてはいないけれど、そんな写真も残っている気がする。ホールドが欠けたりして、難しくなっていることは充分あると思うのだけど、同じ場所に今苦労していること、そしてそれ以上に自分の記憶で行方不明になっているものが相当ありそうなことに小さくショックを受けた。振り向いて笑っている写真があったような気がするんだよな・・・

 少し触った日も含めて今日で4回目。通してはまだ先になりそうだけど、失敗しながら一応最後までできた。通して最後まで、ぐるぐる周回、反対周りなど、いろいろできるようになるよう練習しよう。昔のことはさておき、少しでも上達が感じられるとやっぱり嬉しいし、帰るときも気持ちが清々しいのだ。



 普通、壁のあとわざわざ向かったりしないのだけど、紅生姜の限定トッピングに引き寄せられた。



 帰り道。青い海を見ながらゆっくりペダルをこぎ、やはりここらは恵まれているなと感じていた。そして、ここらの移動の手段には自転車がやはり最強だ、と。最近は疲れていたり、あるいはただ面倒くさくてカブでということが多いのだ。近場の移動であれば、そんなには時間かわらないのに。

朝夕だけ

2017年05月20日 | ブリヂストン号


 朝はカブで壁。デジカメ忘れてスマホで。



 この前感じた手ごたえは何だったのか?俺は自分に嘘をついたのではと真剣に考えてしまうくらいひどい出だしだった。やっているうちに少しましになってきたけれど、この前の半分くらいまでしかできなかった。悔しい。
 ただ、悔しいし残念ではあったのだけど、こちらなりの面白さをじわじわと感じたりも。しっかり練習すれば絶対にできるようになるはず。頑張ろう。

 帰宅後、午前中は畑と片付け。そして午後、もうほんとうにケツに火をつけないとまずいあれこれに取り組む。おかげでだいぶ前進したのだけど、今までの見込みがまったくもって甘いものだったことが判明し、瞬間呆然、その後しばらく気持ちが乱れた・・・

 なんにせよ、やらなきゃならないことなのだから、ペースアップしてしっかりやってしまおう。きっちりやれば大丈夫なはずなのだから。
 


 早めの夕食を済ませたあとは、クールダウン的に江の島まで走り、脱力気味に風呂に浸かったあと、外のぬるいプールから暗くなる海をしばらくぼんやりと眺めていた。

6’00/km切った

2017年05月19日 | 山ラン
 一昨日。壁練。両面通してなど全然できそうにない。ただ休み休み分解しながらであれば何とかなりそうな手ごたえはあったので、練習の過程で持久力が鍛えられ、動きが洗練されていけば絶対にできるようになるのだと思う。失敗しては少し休憩してもう一度、というのを繰り返しながら1時間ちょい。前腕が一番だったけど、上半身全体が久々にパンパン。アプローチはカブではなく、久し振りにブリヂストン号。いい運動になった。

 昨日。上り基調のコースの山ラン12km。感覚的には全然速いペースではないけれど、いつもより少しきつい感じ。おかしいなと思ってガーミンを見やると、表示されているペースが確かに少し速い。でもガーミンで表示されるペースにはブレが結構あるから、たまたま少し速いペースが表示されているだけだと思った。そんな感じで目的地まで走って平均ペースを確認してみたところ、このコースでははじめての6’00/km切り。5’59/kmだったのでほんとうにギリギリではあったのだけど、6’00/kmを切るようなペースで走っていたなんて思っていなかったのでとても不思議な気持ちになった。

 レースとか全然考えていない最近は追い込み気味に走ったりはまったくしていないのだけど、このコースではとくに抑え気味に走っている。そんな感じでも調子が良くて、6’10/kmを切るくらいでは走れたこともあるのだけど、調子悪くさらに他の悪条件が重なったりすれば7’00/kmを越えてしまうことも数回あったりした。いつか6’00/km切ることもあるかもとは思っていたけれど、レースとか全然意識していないこの時期に6’00/km切るペースで走れるなんてまったく思っていなかったので、嬉しいというよりほんとうに不思議だった。信号のタイミングとかハイカーや町行く人もいつもより少なかったりしたからだろう。

 翌日の今日も山ラン。



 久し振りに感じた澄んだ空気。



 生き生きとした身近な自然を感じながら、気持ち良く12km。今日も少し速めのペースだったけれど、これはまったく意識していなかったわけでなく、前日の予想外の好走に少し欲を出してのこと。こういう欲の出し方ってあまり好きではないんですけどね。その割にはそんなに速いペースではなかったから、もっとのんびり走って今日のスッキリとした晴天をもっと満喫すれば良かったと思ったりしたのだった。

5年

2017年05月15日 | 山ラン
 昨日の慣れない場所での壁練のせいか、いつになく上半身が気怠く、起きるのがきつかった。でも走りはじめれば、空はどんよりだったけれど、気分はスッキリ。11km弱。ペースもまずまず。岩場も気持ち良く下れた。

 走りながら、もしかして走りはじめてちょうど5年がたったのではないかと気づく。帰宅して確認してみると、ちょうど2012年の5月にランをはじめているので、ぴったり5年で間違いなかった。ランナーという意識はまったくもって希薄だし、気持ち的にもまだまだビギナーなのだけど、ひとつ間違いなく言えるのは、自分の足でも走りはじめてほんとうに良かったということ。



 簡潔には説明しにくいのだけど、いろいろな自転車に加えてさらにランという選択肢が加わったことは、ほんとうにありがたいことだったと思う。おかげで身近な自然が、より身近になった。

上書き

2017年05月14日 | ラン
 金曜日に1年以上振りに会う仲間たち10人で飲んだ。「落ち着いたら」なんて話をしていて、時間がたってしまった。
 楽しいお酒ではあったのだけど、飲み過ぎ、話し過ぎた。そのあとにやってきたのは、毎度のことだけれども小さな自己嫌悪。すっかりそういうキャラが定着しているようで、何か言うたびに5人の女性陣から集中砲火を浴びたような気がするのだけれど、あんたたちのほうが余程ひどいことを言っていたような気もするのだが。。。
 お酒入ると駅前のマックかコンビニでアイスを買って、食べながら帰ることが多いのだけど、金曜日の夜は酔いがまわり過ぎてそれすらもする気がおきなかった。ときおりふらつきながら、今の自分の歩き方はまさに千鳥足だなと思いながら、普段の1.5倍くらいの時間をかけて家まで帰った。
 でもって、そのあとにやってきた自己嫌悪。MTBツーリングのあとの充実感との差が象徴的に感じられる。でも皆楽しそうだったからまぁいいか(多分)。とりあえず約束を果たせて良かったと安堵。懲りずにまた機会をつくろう。今度は断られたりして。

 そんな楽しかったんだか楽しくなかったんだかわからない記憶がようやく薄れてきた今朝はロード11km。山と迷ったけれど、昨日雨振っているのでロードにした。

 夕方近くになってから、こちらも久し振りなインスパイア系の大蒜多めな小豚を食べてから壁へ。自分のなかでの2つの課題はどちらもクリア。今日はちょうど1年くらい前に会ったきりの古い友達が来ているとのことで、いつもの場所を移動して顔を出した。そこで持久力つけるにはこっちのエリアでこういう練習するといいですよとアドバイスを受ける。親しくさせてもらえているのって相当恵まれているよなという2人からのアドバイス。持久力だけでなく、技術的にも大事だと思うので、言われた通りこっちでも練習しようとまじめに思った。なかなかうまくならないボルダリング。どこかでひと皮むけたらいいのだけど、それにはもう少しちゃんと練習しなきゃ、なんだろうな。



 普段とは違う場所での練習で、いつものと違う筋肉がほんのり熱を持っている。ランと壁のおかげか、金曜夜の記憶も楽しいほう寄りに変化してきたのも良かった。