湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

はればれと

2007年10月31日 | 日常生活
 大観山、箱根から帰ってきた月曜日はビールを飲んで少し部屋で眠ったあとに地元の音楽バーへ。先日ちょっと紹介した小さな音楽レーベルをはじめた友人が、「過去にするどく揺さぶられた、そして現在も揺さぶられているシンガー・ソングライターBEST20」という催しをそのお店でやるというので、遅い時間からだったけれどもちょこっと顔を出しました。僕が到着したときはちょうどTOP4の曲がはじまる前で、ジンバックを片手に小さな椅子に座って残りの4曲を聴いたのですが、やはりこういうところで良い曲を聴くというのはなかなか楽しいものですね。これならもっと早くから来るべきだったとかなり後悔。でも疲れた体にそのときの雰囲気はとても心地良かったし、学生時代の先輩にも久し振りに会えたりしたので少しでも顔を出せて良かったです。

 火曜は両膝の痛みがまだひかず、自転車通勤は断念。天気良かったから残念ではあったけれども、まぁ仕方ないですね。その分前日に少し無理してしっかりと楽しんだわけだから。

 そして今日水曜日ですが、ようやく親知らず抜いてきてもらって来ました。しっかり麻酔が効いたので抜歯中は痛みを感じることはまったくなかったのですが、最後縫ってもらってるときがちょっとだけつらかったです。抜歯後は仕方ないことですがしばらく出血が続いて口のなかが大変でした。口のなかは今もまだ血生臭いです。ちょっと男っぽいなんとなく懐かしい味ですね(笑)

 それから気にしていた腫れはというと・・・ 



 お恥ずかしいですが(部屋着ですしね)、こんな感じにしっかり腫れちゃいました。鏡で実際見た感じだとこの写真よりさらに腫れてますが、まぁこれも仕方ないですよね。とりあえず処方された薬を飲んでしっかり養生して、今後の紅葉ランに備えたいと思います。おそらく最低でも3日くらいは違和感は消えないでしょうが、とりあえず今後はこの前のような激しい痛みに遭うことはないわけだから少しのあいだは我慢することにしましょう。

 でもまだ右下に1本親知らず残ってるんだよなぁ・・・。

 今はそのことは忘れておこう。

箱根旧道から大観山、熱海峠から箱根峠

2007年10月29日 | 自転車生活
 今日はおやすみなので、昨日のmasaさんど快晴エントリーを参考に、もしかしたらまだ台風一過のおこぼれにあずかれるのでは?と期待して大観山、箱根峠あたりを走ってきました。

 簡単な朝食を食べて部屋を出たのが7時半。予報では晴れマークがしっかりついていましたが、空は昨日とは比べようもない淡い淡い青色。そして雲も多かったりします。でも晴れマークちゃんとついていたから、これから雲がすぅーっと消えて青々とした秋の空が広がるのかなぁと無理矢理期待して厳しい向かい風のなか西にペダルをまわします。 



 そのように湘南大橋を越え、



 三枚橋です。ここまでポジション調整のためサドルを上げ下げすること3回。3回目で違和感のないサドルの高さが決まりましたが、今日はなんかちょっと膝が痛いです。両膝の外側。僕はあまり膝痛めないほうではあるんですけど。

 でも、三枚橋からは今日もしっかりTTです。本当は昨日のmasaさんと同じコースを走ろうと思ったのですが、とりあえず久し振りの箱根旧道をどれくらいで走れるか知っておきたかったのです。

 ただ今日は(も)きつかったです。TTをするときはどんなときでも一生懸命なんですけど、それが裏目に出たのかしっかり両膝痛めちゃいました。旧道の急勾配部分は、少なくとも今日はLemondではいつも以上にギアが足りませんでした。旧道に入ってからも思いのほか向かい風が強くて、それで普段より足に負荷がかかったのかなぁと思いもしましたが、なんかこれは言いわけくさいですね。すみません。

 とにかく、それでも頑張った今日のタイムは45分44秒。僕としては別に悪いタイムではないのですが、今日は実は自己ベスト更新を狙っていたのでやはり少し残念ではありました。まぁでも芦ノ湖に到着して自転車から降りて休憩すれば、そんな残念な気持ちなんてすぐにすっきりとはしちゃうんですけどね。



 芦ノ湖での少しの休憩のあとは大観山へ。旧道で足使っちゃったし、それより何より無理させた膝が痛くて亀のような歩みです。足がない場合に関していえば、ひとりで走る分にはなるべく筋肉に負荷をかけないようにだましだまし走る自信のようなものがあるんですけど、膝が痛いのはちょっときついですね。



 とりあえず、それでもなるべく膝に負担をかけないようにして大観山到着です。芦ノ湖到着の時点で完全に諦めましたが、この場所から本当に富士山って見れるんですか(笑)。大観山、僕は今年5回目ですけど、雲ひとつないすっきりとした富士山は一度も拝めていません。かなり惜しかったときはありましたが。

 まぁまた来ればいいか!って言い続けて今年5回目(笑)



 山頂はかなり寒かったのですぐに下山です。椿ラインの下りは大好きなんですが、今日は少し集中力が足りないのか、それとも体のキレが悪いのか、何度かヒヤッとする場面がありました。一度は狭い道、小さなRのカーブを曲がりきれず前からやってきた観光バスにあわやという感じだったので、本当にドキッとしました。



 でもやっぱりここは気持ちいいっすね~!!!このあたりではまだ大型バスと遭遇してないので、膝の痛みから解放された嬉しさからノリノリです(笑)



 毎度似たような写真になってばかりで恐縮ですが、こんな感じにすぅーっと吸い込まれていく下りがここはやっぱり楽しいです。

 でも今日下りながら考えたのですが、下りの快適さでは今年の直江津ランのときに走った関田峠のほうがやはり上だと思いました(そんなことを考えてるから危ない目に遭うのだという気がしないでもないですが)。関田峠下りながらも、椿ラインとどっちが快適だろうと考えたりしたのですが、路面状況・Rの大きさ、勾配などなどやはり関田峠のほうが上かなぁって今日感じました。



 ただもちろんこの椿ラインだって負けていませんよ。近場にもかかわらず、まるで北海道の三国峠あたりの原生林を彷彿とさせるこのスケールの大きさ。はじめてここを走りに来たときはかなり感動した記憶があります。



 さて椿ラインの下りの終盤で先ほど述べたように大型バスとあわやという一幕がありましたが、そこであらためて自分に「1に安全、2に完走」と言い聞かせて今度は熱海に向かいます。31日の親知らず抜歯後は少し安静にしていないといけなさそうですから、今日はもう1本走っておきましょう。膝もその休息のあいだにきっと良くなるだろうし。

 しかし、下界は結構良い天気なんだけどなぁ・・・。

 ところで神奈川と静岡の県境に「若いライダー諸君へ、ここよりお茶処、無茶はやめよう」みたいな標識がありましたけど、これってどうなんですかね?なんかしばらくあれこれと考えちゃいました。



 で、上の写真はいきなり熱海峠の急勾配部分をようやく越えたあたりです。熱海峠まではかなり厳しいってmasaさんのエントリー読んで覚悟はしていたんですけど、その厳しさが思いのほか長く続いたので、ここでかなり膝も心もきちゃいました。それにここらは写真撮りたいという風景があまりなかったのもつらかったです(つらくて見えなかっただけかも)。僕は足つきとか気にしないんですけど、ついつい足をつくタイミングを失って結局急勾配の部分は超低速ですが足つきなしで上ることになっちゃいました。

 そういえばこの急勾配の上りの途中に、「ゆらっくす熱海、ゆっくり走ろう」みたいな標識のようなものがやはりありました。う~ん、なんというかなんというかです。ちなみにこのときの僕のスピードは5.6km/h。えらいな、俺。ちゃんと注意通りに走っているじゃないかってちょっぴり思いました。



 で、そんなこんなでようやく熱海峠です。十国峠っぽい看板がありますが、ここは熱海峠のようです。このあたりは小さなエリアにいくつか峠があってちょっと紛らわしいです。
 しかしmasaさんの昨日のエントリーを見ると、ここからも富士山バッチリなんだよなぁ。う~む。



 でも富士山は見えないものの、ここらからなかなか良い雰囲気になってきます。



 コンディション的には緩斜面になったにもかかわらず13kmくらいでしか走れないのですが、それでもこういうところを走るとやはり気持ち的に励まされます。



 気持ちいいですね~



 こういう景色のなかを走ると、熱海峠までの急勾配よりかはつらくないのに足つきありありです。ザックやウェストバッグなしで走るときは僕はいつもカメラをサドルバッグに入れているので、写真撮るときは自転車から降りないといけないということもあるにせよ。



 富士山が見えないのくらいなんだ!と思える景色です。



 少し無理しても頑張って上って来た甲斐があります。





 そうしてピークらしき場所を越えて、



 箱根峠。ここまで来ればとりあえず膝のほうも安心です(^^



 芦ノ湖からもやはり富士山は見えませんが、とりあえず今日はまだ走ったことなかった熱海峠~箱根峠を走れたので満足です。



 そして再び旧道を走り、



 江ノ島に着いたのが15時27分。ずっと向かい風に苦しめられていたかわりに、帰路はかなりの追い風でした。膝をかばいながらでも30km以上の巡航で走れたのは本当にありがたかったです(涙)

 本日の走行距離153km。僕にとっては久々の長距離で実はかなり疲れました。とりあえず、ゆっくり体やすめて抜歯に備えようかと思います。

デリコ、あん肝、ターボ

2007年10月24日 | 日常生活
 本日は恵比寿でLOVE PSYCHEDELICOのライヴ。

 実はライヴがあることなんてすっかり忘れていたし、何が何でもというアーティストというわけではなかったのですが、たまたま数日前に思い出してなんとなくヤフオクで入札しておいたら、送料込み2枚の価格で500円くらいで落札されていました。げっ、そんな値段で落札できちゃうわけ?と思ってチェックを入れていた他のオークションを調べてみるとさすがにこんな価格では落札されていません。う~ん、たまたまこのオークションだけ神隠し的に他の人の目にとまらなかったのでしょうか?とにかく理由はわかりませんが、ラッキーと思うと同時に少し出品者とアーティストに申しわけない気持ちになってしまいました。

 ちなみにライヴのチケットのオークションで忘れられないのが鎌倉芸術館で行なわれたTHEE MICHELLE GUN ELEPHANT。2枚1円スタートのオークションに入札しておいて部屋に戻ってきたら、そのまま1円で落札されてました。THEE MICHELLE GUN ELEPHANTが解散する1年くらい前のときだったのですが、解散ツアーのときなんてかなりチケット高騰してたんですよ。それにこのときだってそりゃ超メジャーバンドってわけじゃなかったけれども、それなりに人気はあったはずなのに。とにかくこのときもバンドとそれから出品者にとても申しわけない気持ちになったのをよく覚えてます。それ以上にラッキーという気持ちのほうが強かったのはもちろんですけど。

 話がそれましたが、まぁそんなこんなの今夜のLOVE PSYCHEDELICO。そう広くない熱気あふれる会場の後ろのほうでドリンクを飲みながらリラックスしてライブ楽しませてもらいました。

 あとライヴの他に、今夜は久し振りに魚三にも。今日の同行者は大のあん肝好きなので、あん肝を中心にいろいろと食べてきました。



 えっと、写真のものと他に大根煮と貝柱のかき揚げとぶりつゆを注文したらすっかり今夜もお腹いっぱいです。口腔外科にかかったときの血液検査で気になっていた中性脂肪の値が全然低かったのですっかり油断してますね。

 そんなふうに都内でのんびりしていたらすっかり遅い時間に。帰りは途中で東海道線を降りて、そこから友人に車で江ノ島まで送ってもらいました。「この時間だと江ノ電ないから藤沢駅から歩きだな」とつぶやいたら、「だったら」ということで車を出してくれました。藤沢駅から歩きでも全然問題なかったのだけれども、いや、とってもすみませんでした。ありがとうございました。

 ところで最近ヤフオクでロールスやターボのサドルをチェックしているんですけど、ロールスはともかくターボで僕が欲しいタイプのやつってほとんど出品されないんですね(見かけてもすごく高い)。ロールスはロード用に、ターボのほうはシンプルなやつをMTB用に欲しいと思っているんですけど全然駄目です。昔使っていたターボ。かなり色落ちしてちょっぴりへたっていたので10年くらい前に捨てちゃいましたが、やっぱりとっておけば良かったです。まぁそんな部品って今から考えるとたっくさんあるんですけどね。まぁ気長にさがすことにしましょう。

knight2000 日光ツーリングお見送り

2007年10月23日 | 自転車生活
 昨夜は江ノ島から日光まで紅葉を見に行くというkniht2000の皆さんのお見送りをしてきました。



 せっかくお見送りをするのだから時間ギリギリに行っても仕方ないと思い、出発時間の20分くらい前に集合場所に着いたんですがまだ誰もいません。いくらなんでも20分前は少し早過ぎだったようです。で、少し待っているうちにリーダーのikedaくんがリーダーらしく登場。そして他のメンバーもそれから程なくして集合です。

 今回のツーリングですが、江ノ島から日光まで走ってと口で言うのは簡単ですが、終着予定の宇都宮まで距離にして300kmあります。僕からすると300kmってかなりの距離だと思うのですが、彼らにはほとんど気負いのようなものは感じられないし、そもそもこんな計画をたてることからしてすごいと思ってしまいます。というようなことを言ったところ、yuzitoさんが言うことばじゃないでしょ!などと言い返されましたが、いやいやホントに心からそう思って言ってるんですけど。僕は最近ロングとは全然ご無沙汰だし、基本的に丹沢あたりを走るときだって出かけるときは結構憂鬱だよぉ~と言ったら笑われました。多分それはそれで本当なのだと思われたからなのでしょう。でも、それはそれで本当に本当です(笑)

 どんなことを話したかあまり覚えていませんが、集合場所の江ノ島のサンクス前でなんだかんだと1時間も話をしてました。途中少し心配になって「こんなにゆっくりしちゃって大丈夫?」と訊ねると、「いやいや、全然平気っすよ」とのこと。皆さん、ホントすごいです。



 そんなふうにのんびりとあれこれと話をしたあと、1時にキムさん、ikedaくんtetsuさんcarmenさんの4人が江ノ島を出発。途中埼玉でnice1さんが合流して日光ツーリングを楽しんで来るとのことです。ちなみに僕は途中まで付いていったりしないように、ジーンズにパーカーにショルダーバッグという普段着。



 というわけで、ほんの1kmくらいだけご一緒させて頂いて日光へ向かう皆さんをお見送りました。長旅、気をつけて行ってらっしゃい。楽しいツーリングになるといいですね。

 ところで話は変わりますが、部屋に戻ってから前日書いた3日分のエントリーを読み直していたらちょっと気になるところがありました。どうでもいいことなんですけど、「ネズミがネズミ捕りのなかのくるくる回る遊具?で走り続けるのと・・・」という記述。これってハムスターかなにかの飼育用のカゴについているやつの間違いですね。よくよく考えたらネズミ捕りにそんな無駄なものがついているとは思えません。ではなんでそんなふうに普通に思ったのだろうと考えると、多分マンガの影響なのだと思います。小学生の頃に読んだ天才バカボンのなかで描かれていたそういうひとコマが具体的に実際頭にあったので。
 というわけでマンガの影響って怖いなぁとも思ったりもしたわけですが、でも別段たいしたことでもないから「これでいいのだ」と思いなおし、そのまま横になったのでありました。

体に優しくランドナーで丹沢偵察ラン

2007年10月21日 | 自転車生活
 昨夜と今日の明け方、またしても痛みに悩まされて痛み止めをのんだのですが、二度寝のあとは幸い痛みが消えていたので、少しでも体に優しそうなランドナーで偵察がてら丹沢を少し走ってきました。

 といったことをあれこれ書いていたのですが、パソコンの不具合ですべて消えてしまいがっくし。一応まずいと思ってコピーしたつもりだったんですが、駄目だったみたいです。残念。さすがにまた同じことを思い出しながら書くのは無理そうなので、先ほどより簡単にあらためて・・・



 あれこれと準備して、それから痛み止めをしっかり持って、久し振りのランドナーにまたがって部屋を出たのが10時45分頃。今日は天気が良くて気持ちいいですね!
 ここまで来る途中にyu-jinさんとすれ違いました。(yu-)jinさ~んと叫んだのですが、チーム錬の最中のように見受けられたので、少し見送ってからそのまままた走り出してしまいました。でもあとから知ったのですが、Uターンして少し追っかけてくれたとのこと。うわぁ、ごめんなさい。またの機会にぜひご一緒させてくださいね(^^



 2時間弱のアプローチでやってきたのが戸川の駐在所から上っていって、県立山岳スポーツセンターの少し手前のこの場所。そしてここから目指したのが、



 神奈川グランフォンドのコースになっている荻山林道です。ここはロードで2度下ってますが、上るのははじめてです。下るのはおっかなびっくりのこの林道も、ランドナーで上るのには雰囲気の良い楽しい林道だということが今日わかりました。



 やはり先月の台風の影響か路面は以前より少し荒れてますが、そのかわり梅雨の時期に走ったときのようにウェットではなく、走りやすかったです。



 そして荻山林道を上り終え、6月30日にウンコを踏んだ牛首に到着。今日もウンコを踏むかなと少し心配しましたが、幸い今日はそういうことはありませんでした。



 牛首からは表丹沢林道へ。今日はここを偵察しておきたかったのです。



 で、結果なのですが、途中このように工事による通行止め区間もありましたが、歩行者の通行は可となっていたので、押しさえすれば自転車でもまぁ問題はないかと。ちなみに路面状態は工事区間もその他の部分もほとんど変わりありませんでした。



 表丹沢林道を走り、押し終えたあとは菩提峠へ。体の心配もあるので今日は偵察を終えたらサクッと帰るつもりだったのですが、ここまで気持ち良く走れているのでちょっとだけ寄り道してもいいかと・・・。



 ランドナーのワイドギアに助けられて、なんとか急勾配の坂道をやり過ごし、



 菩提峠着。



 峠からは例のごとく護摩屋敷の水場でボトルを一杯にしてから、



 ヤビツ峠です。ランドナーで来るのは久し振りのヤビツ峠。普段ロードで来るのと見える景色も少し違ったりします。今日はランドナーの実力と魅力を再確認したような気がします。



 ヤビツからは素直にいつもの道を走って15時15分に江ノ島着。違和感はやはり少しあったものの、心配していた痛みに悩まされることなく88kmを走って帰って来れて良かったです。帰宅後の疲れもロードほどではないので、ランドナーで出かけたのがやはり今日は正解だったのかもしれません。

 親知らず抜歯のために、計画していた南会津の紅葉ランは今年はちょっと難しそうです。なので、今年はもう少し遅い時期でも楽しめる近場の紅葉ランのみということになりそうです。そんなこともあっての今日の偵察ラン。さて、今年はどんな紅葉ランができるでしょうか?

『走ることについて語るときに僕の語ること』

2007年10月20日 | 日常生活
 なぜ自分は走り続けるのだろうか?ということについて村上春樹が綴った本。村上春樹の“走る”はランニングなのだけれども、走ることが自分にとってどういう意味を持つのかということは僕にとっても関心のあることだし、そんなことを好きな作家である村上春樹が綴った本ということもあって、かなりわくわくしながら購入。



 読み終えた感想は、なかなか難しいなということ。うまく言えないけれども、なかなか難しいなと思った。走ることについての本を村上春樹が書こうと思ったのはかれこれ10年以上前のことらしいけれども、どう書いていいかわからずに時間だけが過ぎっていってしまったらしい。でも僕としては、どう書いていいかわからずに時間だけが過ぎていってしまったその期間に書かれたものをできたら読みたかったなぁという気がした。ここで書かれていることも僕にとってはとても興味深かったし、面白かったし、納得できるところは納得できたのだけれども、できたらもう少しごりごりと何かがつかえていた頃のもののほうがもっと様々な思いが伝わったのではないかという気がした。もちろんだからこそ、そうした頃はなかなかうまく書くことができなかったのだろうけど。ただこの本では、少し尖った部分が抑えられすぎている気がしたので、それが残念といえば残念だった。

 ただそんなことを言ってもやはり好きな作家のこういう本は嬉しいです。学生時代の頃のような熱が冷めたあと、再び自転車に乗るようになってから僕が興味を持ち続けているのってそういう部分だったりもするので。自転車に乗ることは自分にとってどんな意味があるのかとか、自分のなかのどんなものが自転車に乗ろうという気にさせてるのだろうかとか。もちろん楽しいからとか好きだからとか気持ちいいからといった理由が多くの部分を占めるのだろうけど、それだけじゃないんだろうなっていう気持ちもやっぱりあるので。何時間もひとりでサドルにまたがって黙々とペダルをまわしたりするのって、普通はやっぱりしないよなとも思ったりするし。

 大学4年のときに学生時代の自転車の集大成としてチベット高原を走った。そのとき、どんなに遠くまで走っても結局は自分自身のなかを走っているに過ぎないんだよなということをものすごく感た。それまでは自転車で旅をすることはいつもとても興奮することだったし、道と時間さえあれば自分はどこまでも自転車で走っていけるんだなんて思ったりもしていたけど、結局どこまでいこうと自分というものがしっかりとしていなければネズミがネズミ捕りのなかのくるくる回る遊具?で走り続けるのと変わらないんだよなと思ったりした。若かったからだと思うけど、そんなことを感じたりした。

 ランニングにせよ、自転車にせよ、黙々とひとりで走り続けるといろいろなことを考えるのだと思う。もちろん普段はそんなことばかり考えて走っているわけじゃないけど、ときどきふっと周囲の風景が消えて自分のなかに入り込むことがある。そんなときに見える普段は見えない自分についてもっと知りたくて、走り続けている人もいるのかな、なんてことをたまに思ったりする。と、こんなふうに書いていて思うのですが、やっぱり走ることについて語ることって難しいことですね(汗)。なんというか、とっても(大汗)。あと一応言っておきますけど、もちろん自転車って楽しいです。僕だって普通にちゃんと楽しんでますよぉ~。

 信じてくださいね。

自転車乗りの一分

2007年10月19日 | 日常生活
 この日の前夜、つまりブリヂストン号で夕方横須賀まで天丼を食べてきた夜、寝るくらいの時間からまたしても顎の痛み。軽いポタ程度であればまぁ問題ないだろう・・・、というかやはり少しでも自転車に乗りたくて我慢できずに乗ってしまったわけだが、抗生物質をのみはじめてまだ2日目、それもせっかくのお休みだというのにしっかり体を休めなかったのはやはりまずかったと顔を歪めながら後悔。ホントに後悔は先に立たないのである。

 ところでこの日ベッドに入る前に藤沢周平原作、山田洋次監督の映画『武士の一分』をDVDで観た。山田洋次が撮る藤沢周平モノとしては(多分)『たそがれ清兵衛』『隠し剣 鬼の爪』に次ぐ第3弾。前の2作がどちらも良かったので、この『武士の一分』も楽しみにはしていたのだけれども、主演がキムタクということで結局映画館には足を運ばなかった。えっと別にキムタクが嫌いというわけではないのですが、できたら山田洋次のこういう映画には出て欲しくなかったかなと。もちろんまったくの偏見ですが。

 そんないきさつがありながら、ようやくこの日観た『武士の一分』だけれども、観れば観たでやはり良かった。最初にキムタクが登場したシーンでは、やっぱりこういう映画に出てもキムタクはキムタクだよと意味不明な不満を抱いたりもしたのだが(偏見です)、観ているうちに「悪くない」と思うようになった。最近ますます涙腺が緩くなっている僕はこの映画でも何度か泣かされたのだけれども、一番ぐっときたのは、視力を失ったことをなかなか告げることができなかったキムタク演ずる主人公に、壇れい演ずる妻が「どうして・・・」と詰め寄るシーン。「お前に心配かけたくなくてのう」と言う主人公にたいして、「何をあなた、おっしゃいます。わたしはあなたのことを心配したいのでがんす。いくらでも心配したいのでがんす・・・」と泣きながら訴えるところはかなり胸をうたれた(照)。僕は結婚してないからわからないですけど、こんな夫婦愛ってなかなかないような気がしないでもないので。

 たとえば呑んで帰ってきた翌日、夫がものすごく沈鬱そうにしているとする。そこで「どうしたの」と訊ねる妻。「いや実は財布がないのだよ。すっかり記憶をなくしているようで。お前に心配かけたくなくてのう・・・」

 そんなとき先ほどのような感動的なセリフが出てくるだろうか?・・・って出てくるわけありませんね。現代のみならず江戸時代でも。くだらないこと書いてしまいました。すみません。

 ところで、この映画を観終わってから、武士の一分ではなく、自転車乗りの一分ってあるのかな?とふと考えた。一分=一身の面目。それがないと自転車乗りとしての面目がたたないというようなこと。あれこれない頭でいろいろと考えてみたのだけれども、僕には結局思いつかなかった。自転車は大事な趣味ではあるけれども、それと同時にきっとその程度のものなのだろう。というか、その程度のものだからいいんだと思ったりするわけど。

夕方、飯ポタ

2007年10月18日 | 自転車生活
 今朝は6時頃目覚めたものの、パンとバナナジュースという軽い朝食を食べたあとはずっと寝たり起きたりの繰り返し。外は良い天気だったのでちょっぴり悔しかったけれども、ここで無理して炎症がひどくなるのだけは勘弁と腹をくくり、基本的にベッドの上でしっかり休んでいました。うとうとと気持ち良くまどろみ、ときどき目を覚ましてトイレに行ったり水を飲んだりする。ついでに少しだけパソコンを開いたりする。そんなことを何度か繰り返したあとふと目覚めると15時過ぎになっていました。そしてそれなりにお腹も減っていました。う~ん、だったらとブリヂストン号に乗って栄養補給のために部屋を出たのでした。



 16時頃の稲村ガ崎公園。一応フラッシュたきましたが、見事な逆光です。
 


 お次はヴェルニー公園。最近はすっかり三浦半島から足が遠のいていたのでとっても久し振りです。



 で、今日の栄養補給はこれですね。岩松の海鮮丼。masaさんエントリーに感化されました。俺も久し振りに食いてぇ~ってあれからずっと思ってました。ここの天ぷらはぼてっとした大衆系ですが、穴子・キス?・海老・ピーマン・人参のかき揚げ・ナス・カボチャ・サツマイモとこれだけ天ぷら満載で700円はやはりお得だと思います。50円の味噌汁もとってもおいしいし。天丼は普通に食べていると、ご飯ではなく天ぷらが余ります。カレー食べててご飯が余ったりするとちょっとがっくりきますが、天丼を普通に食べてて天ぷらが余るというのも結構重くて大変です。



 食後は日の暮れはじめたヴェルニー公園でちょっぴりたたずんでからのんびり往路をたどります。



 当然途中からすっかり真っ暗ですね。9月頃まではまだまだ夏のような暑さが続いていたし、まだ日の短さもそんなに気になりませんでしたが、さすがにもうすっかり秋ですね。肌寒くなったり、日が短くなったりというのはちょっぴり寂しかったりしますが、四季折々それぞれいろいろな自転車生活が楽しめるわけですからそんなに寂しがる必要はないんでしょうね。
 抜歯の前後はきつめの自転車は少し控える必要がありそうですが、それでも何回かは紅葉ランも楽しめると思いますし、冬になれば冬になったで今年もここらの里山を開拓できればと楽しみにしていたりもします。いつまでも健康に自転車を楽しめればいいなぁとしみじみ思ったりするのは体が弱っているからかもしれませんね。でも、こういうときじゃなくても、いつまでも自転車に乗っていたいなぁと思うことって最近は少なくないですけど。

生まれてはじめて痛みで一睡もできず

2007年10月17日 | 日常生活
 コメント頂いていたにもかかわらず、ブログまったくほったらかしですみませんでした。3週間前くらいから左顎の下にちょっとした違和感を感じていたのですが、日曜あたりからそれに嫌な痛みが加わり、月曜からはそれがさらに激しい痛みに変わり、月曜・火曜とまともな日常生活ができなくなってしまってました。

 月曜日に近くの耳鼻咽喉科を受診し、火曜日に大きな病院の口腔外科を受診しました。耳鼻科を受診した月曜日に歯医者の予約も入れたのですが、その晩生まれてはじめて痛みのために一睡もできず、これはもう我慢の限界だということで、駆け込むようにして翌朝口腔外科にかかったのです。

 一通りの検査をしてもらったあとにされた説明は、親知らずが原因の炎症だろうということ。抗生物質と痛み止めを飲んで安静にしていれば今回の炎症は3~4日でおさまるだろうけれども、今後もとくに免疫力が低下したときなどに同じ症状を繰り返すかもしれないと言われたので、今月末に親知らずを抜歯してもらうことにしました。再び前の晩のような痛みを味わうのは懲り懲りだったので。

 当初感じていた嫌な違和感から実はちょっと嫌な病気も心配していたのですが、そういった病気の可能性はかなり低いと言われて少しホッとはしたのですが、火曜の夜、おそらく痛み止めが切れた時間から前の晩よりもさらに激しい痛みに再び見舞われて悶絶。いや、実際は気絶なんてしてませんが、それほどの痛みが2時間くらい続いてとにかくつらかったです。もう大げさでお恥ずかしいですけど、ホントに痛くて痛くて・・・(泣)

 抗生物質が効いてきたのか、今は痛み止めなしでも気にならない程度の痛みになっていますが、月曜火曜はそんなわけでパソコンに向かう余裕などまったくnothingでした。食事もあまりしっかりとることができなかったので、痛みのひいてきた今夜は近くのステーキ屋さんで友達と米沢牛のステーキをがっつりと頂いてきました。なんかやたらそういうのが食べたかったもので・・・。

 明日はお休みなので自転車乗りたいんですが、基本的にはしっかり栄養摂って薬飲んで部屋でゆっくり休もうかと思ってます。少しは乗っちゃうと思うんですけど、まぁ何か精がつくものを食べに行くとかそんな感じですかね。残念ですが、もうあんな痛みは味わいたくありません。だからきつめの自転車とかでさらに免疫力を低下させるような真似はしたくないです。

 昨日一昨日とこんな感じに激しい痛みを強いられていたわけですが、血液検査で先日基準値を越えいていた中性脂肪の値がまったく問題なかったのは結構嬉しかったです。それから実は健康診断では尿蛋白もプラスだったのですが、こちらも問題なし。良かった。病気をするたびにいつもあらためて感じるのですが、健康は何よりも大切ですから。

 頂いているコメントへのお返事は明日ゆっくりとさせてください。えっともちろん痛みがなければの話ですが。よろしくお願いします。

里山経由で実家へ

2007年10月14日 | 自転車生活


 本日またしても頼まれごとがあり少しだけ実家へ。でもって、そのついでにMTBでいつもの山道を。入り口の公園に散らばる落ち葉がなんとなく秋のたたずまいを感じさせますね。



 なんとなくはっきりとしない天気が続いていたので、水はけの悪い部分はそれなりにぬかるんでいるだろうと覚悟していたのですが、思ったより良いコンディションです。



 お気に入りの大岩をまわり込もうとしたら岩のてっぺんで猫がやすんでいるのに気づきました。かわいらしい顔をデジカメにおさめようと、しばらく猫語で語りかけていたのですが、なかなかまともに顔を僕のほうに向けてくれません。それでも「ニャー」とか「ミャー」とか言っていたら、3人連れのハイカーが微笑しながら岩の向こうからやってきました。結構恥ずかしかったです。



 しかしやはりいつ来てもここは楽しいです。晴天が続いて路面がからからに乾くと、普段はなかなか乗って下れない粘土質の岩の階段がクリアできるようになります。今年は何度チャンスがあるでしょうか。楽しみです。それから今日は今まで乗れなかった(というよりあえて乗ろうと思わなかった)場所をクリアできました。こういうときの小さく胸が躍る瞬間が結構好きです。



 山道を抜けてからはなるべく裏道、細道を通って実家まで。この写真を撮ったあとになんとなく岩に手をかけてボルダリングの真似事をやりかけましたが、ここは人の家の壁なのですぐにやめました。失礼なことはもちろん、通報されたりしたら大変ですからね。

 頼まれごとをすませたあとは海岸線の歩道をちんたら走って帰宅。海岸線を走りながら、江ノ島に住むのと鎌倉に住むのとどちらが自転車を楽しめるかなんとなく考える。丹沢・箱根方面に出かけるには江ノ島からのほうが出かけやすい。鎌倉からだと今より時間にしてプラス1時間はみなくてならない。でもMTBで里山を走ったりするには鎌倉のほうが恵まれているよなぁと思う。葉山も近くなるし、それからボルダリングのできる鷹取山が近くなるのが嬉しい。う~む、なんて考えているうちに江ノ島に到着。

 夕方から先ほどまで外は雨降り。今日里山経由で実家に帰っておいて良かったと雨音を聞きながら思ったのだった。