湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

ハブのメンテ

2007年02月28日 | 自転車生活
 復活したブリヂストン号に乗って、あらためて気づいたホイールのゴリゴリ感。この自転車はもともと硬めな乗り心地なので、それで振動が多いのだろうと今まで(無理矢理)納得していたのだけれども、これにはおそらくホイール自体が発生させる振動もかなりあったのだろう。とにかく、こういうのは一度気になりだすとどうにもならなくなってしまう。というわけでこの日の夜、久々のハブのメンテに取り掛かった。ハブのメンテって、僕ができる範囲のメンテのなかでは一番面倒で嫌いなのだけれども仕方ない。いままで見て見ぬ振りをしてきた自分が悪い。

 まずかなりガタを感じたフロントから取り掛かったのだけれども、玉受けが半周分くらい見事に虫食っていた。正直予想通りなのだけれども、しっかりとその事実に直面すると結構気落ちするものですね。やはりしっかりメンテしないといかんよなぁ・・・。交換用の玉受けの用意などはもちろんないので、この日は清掃とグリスアップをして、ましな位置での玉当たりの調整で我慢せざる得なかった。整備前より少し回転が滑らかになったのがせめてもの救い。

 リアはそんなに目立ったガタは感じられなかったのだけど、こちらも一応ばらす。こういう面倒な作業はやる気になっているときに一時に済ませてしまったほうがいいので。こちらは開けてびっくりのグリスがほとんど残っていない状態だったのだけれども、ありがたいことに虫食いのようなものは見受けられずホッとした。

 2時間余りかかってハブのメンテを終えたら、なんだか無性に調整後の自転車の調子を確かめたくなってしまった。そんなわけで、そのまま夜の海岸線に少し走りに出かけた。そして走りながら、メンテってつくづく重要だよなぁってまたしても思った。そのパーツの最高の性能を引き出すのは素人にはかなり難しい注文だと思うけれども、乗れればいい、走れればいいでほったらかしは自転車にたいして失礼だ。玉受けに傷を残したままの整備でもそれなりには変わるわけだから、その性能を失わせない程度のメンテはできる範囲でやるべきだと思った。って、これがなかなか難しいことではあるんですけどね。



 狭い部屋でも整備がしやすいようにと実は先日メンテ・スタンドを購入したので、これからしっかり有効活用していきたい。

しょうもなく没

2007年02月27日 | 日常生活
 自分で言うのも何だけれども僕はどうでもいいことが結構好きである。どうでもいいことにひとりでウケてしまって怪訝な顔をされることもあるし、しょうもないことで大笑いして人を不快にさせることもたまにだけれどもある。ふざけてるんじゃないか、なめてるんじゃないかときっと思われるのだろう。

 ただそんなどうでもいいこと好きな僕でも、普段は面白く思えるしょうもないことがさっぱり面白く思えないこともある。心底くだらないと思えることもある。この日はそんな感じの日で、だから書いたものも当然少し真面目なものになった。ただ往々にしてそういったものはどこか角がたって、少々ピリピリした感じになったりしてしまう。冷ややかで硬く強張った感じになってしまう。

 そんなわけで、結構な字数のものを書いたにもかかわらず、結局アップはとりやめて没。そして朝からかなりグッタリしてしまったのだった。

 そんなことがあったにもかかわらず、この日はなぜか職場で「何か良いことでもあったの?」と突然訊かれて戸惑ったりした。何で急にそんなことを訊くんだろう?と一瞬不思議に思ったのだけれども、次の瞬間にすぐにその理由に気づいた。「げっ、もしかして俺鼻唄歌ってました?」と訊ねると、その人は少し悪そうに微笑みながら「うん」とこたえた。でもって「とっても機嫌良さそうに見えるわよ」と。

 去年の紅白以来何かと話題になっている『千の風になって』という歌を前日にはじめて聴いて素直に感動し、それを自転車に乗りながら口ずさんだりしていたのだけれども、そうか鼻唄まで歌ってたか。いやいや、これはまいりましたね。っつーか、結構恥ずかしかった。

 「いやいや、いいことなんか全然ありません。まったくもって、これっぽちもありません」ときっぱり全否定した自分が少しおかしかった。何もそんなにむきになって否定しなくてもいいだろうに。

 いいことというわけではないのだけれども、この日の収穫は、短いスカートをはいているというのにこれ以上ないというくらいのがに股でママチャリを漕いでいる女性を通勤途中に見かけたこと。あれは一体どういうつもりだったのだろうか?ついついスカートの中を気にするよりも、そんな不自然な漕ぎ方をする理由を真剣になって考えてしまった。今度出会うことがあったら、一応ペダリングは平行が一番らしいですけど、がに股よりかは内股気味のほうが良さそうですよと教えてあげることにしよう。没。

幸福の黄色い自転車

2007年02月26日 | 自転車生活

                                                       鵠沼海岸

 ITMから届いたステムを一昨日の晩に取り付け、昨日約1か月ぶりにブリヂストン号にまたがった。すっかりLEMONDの乗り心地に慣れてしまっていたので、最初は少し違和感があった。でも少し走って、ポジションを微調整したら、すぐに「帰ってきた!」という嬉しい気持ちになることができた。そんな久し振りの黄色い自転車で、今日は朝の海にちょっとだけ寄り道。



 ITMから“黒いステムを明日発送予定”というメールが来たときに、「シルバーのほうがいい」という返信を少し遅れて送ったのだけれども、取り付けてみれば、う~ん黒もなかなか悪くないですね(笑)。細身のシルエットとあいまって、きりりと引き締まって結構良い感じです。



 ただ残念なのが、コラムに締めこむボルトを保護するキャップが走行中にどこかに落ちてしまったこと。思い当たる場所を少しだけさがしてみたのだけれども、結局見つからなかった。このままだと雨が降ったときに大変だから、見栄えは悪いけれどもビニールテープでも貼り付けておこうかな。



 少し気持ちがふらふらしたところがあったけれども、この黄色い自転車に帰ってくることができたことが今は素直に嬉しいです!

立ち返る読書

2007年02月25日 | 日常生活
 読もうと思っていて手元にある本、それから今図書館に予約を入れてある本を読み終えたら、雑多な本の読み方から少し遠ざかろうと思っている。

 本を読むのは好きだけれども、たくさんの本を幅広く読むようなタイプの読書はあまり得意ではなかった。一度読んでなんとなく心にひっかかった本を何度でも読み返すような読書をしながら、だんだんと本の魅力を知っていったようなところがある。

 僕にとってそういった魅力をもった本は、往々にして一読ではいまひとつその面白さが掴みかねる場合が多かったような気がする。もちろん最後まで読みきったわけだから面白いことは間違いないのだけれども、なんとなくその面白さがはっきりしない。その本のどんなところに自分が魅かれたのかがはっきりしない。おそらくそれだけ深い部分で訴えかける物語がそこにあったのだと思う。

 そういう本は何度読んでも常に新しい発見があるし、何度読んでも色褪せることのない空気がそこにある。そのときどきによって、様々なたくさんの感情を僕に抱かせてくれる。そしてそうした感情のほとんどすべてが僕にとっては大切なものであり、また大切にしたいと願うものだったりするのだ。

 少し興味を持った面白そうな本を手当たりしだいに読む読書(と言うほど読んでないけど)ももちろん悪くないし、自分の世界を広げる意味では大切だったりするのだけれども、こちらの深い部分に訴えかけてきたり、否応なしにこちらの感情を乱すような本は残念ながらそんなに多くない。そんな一読して通り過ぎることができるような本の読み方と少し距離を置きたいと感じるのは、大切なもの(大切に思っていたいもの)を見失いそうになって焦る気持ちが今僕にあったりするからだと思う。

食って、寝て、ちょっと起きて、また寝た

2007年02月24日 | 日常生活
 この日の夕飯。麦と大豆を混ぜた白米、豆腐と油揚げとなめこと大根の葉の味噌汁、納豆、大根おろし、キムチ、蒸したカボチャ。動物性の蛋白質はまったくない食事だけれどもかなり満足。しばらくは質素だけれどもホッとする、こんな感じの食事を続けよう。そしてしっかり体調を整え、体重を少し減らそう。

 夕食後は何もせずすぐにベッドに入った。ホントに体調が悪いのか、それともただ疲れているからなのかはわからないけれども、とにかく体を休めたかったので。このブログのエントリーも含めて「今夜は一切なにもしない!」と開き直ってのそんなベッド逃避はものすごく気持ち良かった。夜中の1時頃に目覚めたときは、枕カバーがなんか涎まみれでした。あまりよろしくないけれども、涎が流れるような眠りって妙に気持ち良いと思う。って、もちろんいつも涎だらだら流しながら寝ているわけじゃないんですけどね。一応言っておくと。

 目が覚めてから1時間ほど、小さい音で音楽を聴きながら少しだけメールやブログのチェック。そしてまたベッドにもぐりこむ。sudobanさんのロード納車のエントリーに興奮して鼻息が荒くなったのですぐに眠れるか心配だったのだけれども、どうやらあっさり眠れたよう。良かった(笑)

 えっと、sudobanさん、念願のロードおめでとうございます!でも不思議に思ったんですが完成車購入なのにホイールが違うのはなぜ?ロードに乗ったsudobanさんが軽量ホイールまで手に入れた日にゃ、と思ったのはきっと僕だけではないはず(笑)。とにかく、これからの走りが楽しみです!

 もう一度ベッドに入ったあとはまた朝までぐっすり。おかげで体調もだいぶ良くなったよう。やっぱり、こんな感じにしっかり体を休める日も大切ですね。休みの日にしっかり休まないわけだから。

アレが届いたご報告

2007年02月23日 | 自転車生活


 昨日部屋に帰ってきたらポストに差し込まれていたもの。そろそろ届いてもおかしくない頃だから多分アレだな思って開封してみたら、



 やはりアレでした。現金なものですが、代替品は求めていなかったと言っても届いてみればやはり嬉しいものです。色がシルバーではなかったのが少し残念でしたが、破断したステムの色はブラックだったわけだから文句は言えません。とにかく今回のステム破断に関してITMは、こちらが求める対応と食い違いはあったものの、最後までスムーズに応対してくれました。その点はやはり評価に値することだと思いました。また今回僕がわざわざITMに直接報告する気になったのは間違いなくあのときのエントリーを読んで下さった皆さんのお力添えがあってのことです。リコールなどには至りませんでしたが、こういう事故が起きたことをしっかりメーカー側に伝えられただけでも少しは意味があったのではと今では思っています。ありがとうございました。

 今回届いたのは事前に連絡があった通り、しっかりとした鍛造品のもの。以前使っていたものより重量はありますが、ああいった事故のあとではやはり溶接されていないこういったタイプのステムのほうが断然安心感があります。今日はちょっと無理なんですが、明日にでもさっそく取り付けてみようと思います。

 ところで、少し前のエントリーでクロモリフレームの購入を検討なんてことを書きましたが、いろいろと考えた結果もう少しこのままブリヂストン号に乗り続けることに決めました。寿命については確かにちょっぴり不安もあるのですが、おそらくまだ1万kmくらいは乗れると思うのでクロモリフレームの購入はもう少し先の楽しみとしてとっておこうと思います。そんなわけなので、もうしばらくブリヂストン号よろしくね。

優雅な朝食ポタを目指したんですが

2007年02月22日 | 自転車生活


 さて今日は前日果たせなかったランドナーでののんびりポタ。と言っても、体がロードのスピードに慣れてしまっているのか走りはじめは30kmくらいで走ってしまった。ただすぐに「ちょっとこれは違うぞ」と思ってスピードを落とした。その日の体調にもよるんだろうけど、今日に関して言えば22kmくらいの巡航がちょうど良く感じた。



 七里ガ浜からは海沿いの歩道を走り、滑川の交差点まで。3月10日なんてきっとあっという間なんだろうなぁ。



 でもって、今日の目的はこれ。葉山のブレドールというお店のパン食べ放題のモーニング。まぁたまにはのんびりと優雅な自転車と朝食を楽しむのも良いでしょう。なんかこの3日間ちょっと食べ過ぎのような気もしますが。



 ここの食べ放題は、焼きたてのパンをお店の人がテーブルまで持ってきてくれて勧めてくれる方式。となると僕の口から出てくるのは「お願いします」と「頂きます」のこの二つだけである。

 「なんとかブリオッシュはいかがですか?」
 「頂きます」と僕。
 「これからアップルパイを焼きますが召し上がりますか?」
 「お願いします」と僕。

 出てくるパンはどれも本当に美味しいので、そんな調子でも延々と食べ続けられるような気がした。でも食べすぎて気持ち悪くなっては全然優雅ではなくなってしまうので、食い意地は張らずに適当なところでしっかり席を立つつもりでいた。 



 でも僕は今日はじめて知ったんですが、パンの満腹感っていきなりやってくるんですね。7個くらい食べ終えて、追加のパンを2個もらったところで急にきつさがやってきた。というわけで、残りのその2個は本当につらかった。でも、バイキングで自分でお願いしたものを残すわけには行かないので、水とコーヒーをお代わりして必死にお腹に詰め込んだ。昨日のヤビツとどっちがきつかったかと訊かれれば、即答でこっちとこたえるくらいきつかった。というわけで、結局全然優雅な朝食じゃなくなっちゃいました。

 最後の2つのパンを食べ終えたあとは即効で店を出た。一刻も早く体を動かして、お腹をこなれさせたかったので。



 でもって、少し走って海岸で少しのんびりしようと思ったのだけれども、お腹がこなれるにはまだ足りなかったようなのでもう少し走り、



 久々の大崎公園へ。ここは何度来ても気持ち良い場所だと思う。



 そして、ここらでようやくお腹もこなれてきたので、



 しばらくこの場所でのんびりと横になった。フロントバッグに入れた文庫本を少し読み、そのあとは携帯に入れてあるサイモン&ガーファンクルのOLD FRIENDSというライブ・アルバムをヘッドフォンで聴きながらしばらく目をつむった。風は穏やかで、太陽の陽射しはあたたかく、ヘッドフォンから流れる音楽の向うでときどき鳥のさえずりが聞こえた。これは掛け値なしに気持ちの良い時間だった。



 1時間くらいをそんなふうに過ごして、大崎公園をあとにした。



 そこからは逗子マリーナ、



 光明寺、



 妙本寺などにのんびり寄り道しながら、



 大船の仲通商店街を目指した。ここ数日ずっと外食ばかりだったので、これからしばらくはしっかり自炊しようと思いまして。この仲通商店街にはお安く生鮮食料品を買えるお店がたくさんあるのです。ただ今日はせっかく意気込んで買いに出かけた割にはあまりきちんと買い出ししなかったです。やっぱり、満腹のときってたくさん食料品を買おうって気がおきないですからね。でも、ほんとそろそろしっかり自炊モードに戻さないとまずいな。体重が・・・。

 大船からは藤沢のスーパーと図書館に寄って午後1時半頃帰宅。今日は48kmを平均時速19kmくらいで走ったのだけれども、それでも帰ってきたときはちょっと疲れ気味でした。走っているときは、こういう走りっていいなぁ、落ち着くなぁって思いながら走っていたんですけどね。やっぱり少し体調が良くないのかもしれません。あるいは食べすぎで体をおかしくしたか。まぁ原因はよくわからないですが、とりあえずさっき食後に風邪薬を飲んだので今夜はゆっくり休もうと思います。ではお休みなさい。

仕方なくヤビツ

2007年02月21日 | 自転車生活
 なんとなく気だるい朝。なんとなく疲れの残る朝。なんとなくお休みな朝。でもって、なんとなく暖かく天気の良い朝。

 気持ち的にはいつもの山道か三浦半島の山道を走りたかったんだけれども、最近降った何度かの雨のせいで道はかなりぬかるんでしまっているだろう。だったら三浦一周でもと思ったものの、三浦はこの前走ったばかりなのでやはり気が乗らない。ではランドナーで近場をのんびり走ろうかとも思ったのだけれども、実は翌日もお休みなんで負荷のかかるサイクリングは今日のうちに済ませておいたほうがいいかも・・・とそんなことを思って結局この日はヤビツに向かうことにした。

 今月はまだ一度も峠らしい峠を走ってないのでいいんですが、なんとなくレパートリーが少ないのが気になりますね。ただ江ノ島から往復3時間半くらいで走れるヤビツってやっぱりお手軽なんですよね。

 名古木まではいつものようにR134から金目川沿いを遡るコース。善波峠を上らないといけない方にはなんとなく申しわけない気がしますが、江ノ島からだとこれが最短ルートなのです。許してください。ところで18歳くらいのときに唐突にヤビツを目指し、途中で挫折して帰ってきたことがあります。今思うとその挫折した想定外の坂道が善波峠だったのではないかと思います。目指した峠を上りきることができなかった経験は何度かありますが、このときの挫折が一番情けなかったかも。まぁ自転車から遠ざかっていた時期だったから仕方ないですけど(言いわけ)。とにかく、いつも善波を越えられる方は本当に大変だと思う。ご苦労さまです。

 となんだか話がそれたけれども、この日は海岸線もそのあともちょっとゆっくり目のペースで。いつも往路はゆっくり目に走るのだけれども、それよりも遅いペースだった。もっともこれはヤビツのための体力温存といった理由のためでなく、体調と向かい風のせい。海岸線はそうでもなかったけれども、丹沢から吹き降ろすような風がこの日はちょっと強かったような気がする。

 さて名古木からはいつも通りタイムを測ります。



 そして峠の看板前でようやく苦痛の42分8秒から解放。あぁ疲れた。タイムは僕的には悪くないと思う。去年の秋の終わりにやっと1回だけ40分を切れたから、今年は2回くらい40分を切れれば嬉しい。でもって、そのタイムが去年のタイムよりか良いものだったらもっと嬉しい。基本的にツーリング志向の僕にとってはこれくらいの目標がちょうど良いような気がする。



 写真を一枚だけ撮ってすぐに峠を下った。はやく部屋に戻りたかったので護摩屋敷の水にも寄らなかった。そのかわりに少しだけ菜の花台で日向ぼっこをした。しかしホント冬とは思えない暖かさだな。大丈夫なのだろうか、われわれの地球は?

 さて復路は往路より少しだけペースアップして走った。そしたら、平塚の少し手前でハンガーノックに見舞われた。前日にあんこう鍋をたらふく食べたのでほとんど食事をせずに走り出してしまったのがいけなかったのかもしれない。全然体に力が入らなくて巡航は22kmくらいに落ち、なんとか頑張って八雲という一時期(主にヤビツの帰りに)よく通ったラーメン屋まで走った。良かったぁ、千円札1枚忍ばせてきて。



 で、そんな飢餓的な状態で食べた塩ラーメンの美味しかったこと。やはり空腹は最高の調味料ですな。



 ラーメン屋でご飯ものを頼むことは滅多にないのだけれども、この日は滅多ないお腹の減り方だったのでチャーシューご飯も頼んだ。で、これがまた感動的に美味かった。味がよくしみ込んだ屑チャーシューと煮卵がもうご飯と良く合って・・・。これ、ほんとに美味しかったから今度から定番になっちゃいそうだな。



 そして食後は杏仁豆腐まで。これまた美味かったんですが、食べながらなんとなく「こんなんでいいのだろうか?」と思ったのは内緒です。

 こんなに食べたのにもかかわらず、失われた体力はすぐには回復しなかった。そんなわけで江ノ島までは向かい風のなかひたすらアベレージを落とし続ける走り。ぐったり疲れて部屋に戻り、やっぱ今日はランドナーでポタが正解だったのかなぁと思ったのは秘密です。

鍋日和

2007年02月20日 | 日常生活
 今日は久々のさむ~い1日でしたね。歩きながら何度か耳に入った「寒い、寒い」という街行く人のことばに、「ほんとに寒いです」と思わずつぶやきそうになったのは多分僕だけではないはず。そんなお寒い日にこの冬の課題のひとつであるあんこう鍋をよ~やく食べて来ました。



 まずは突き出しのお刺身と胡麻豆腐。



 そして甘みのあるあん肝の溶けた熱々ハフハフのあんこう鍋をビールを呑みながら頂きました。で、最後は雑炊で〆ですね。
 とても旨かったですが、食いすぎで腹がはちきれそうです。でも今夜は気持ち悪くなるほんの数ミリ手前で微妙に寸止めといった感じだったので良かったです。

 出されたものをすべて平らげ、これだけあったかいものを食べたんだから寒さなんてへっちゃらだろうと思って外に出たらしっかりぶるって震えた。「うへー」と思ったけれども、鍋を美味しく、そして雰囲気を味わいながら食べるにはきっとこれくらい寒い日で良かったのだと白い息を吐きながら思った夜だった。

茶色い自転車

2007年02月19日 | 日常生活
 実はこの日のことではないのだけれども、藤沢駅の近くを歩いていたらだい~ぶ古そうで痛みも相当っぽいけれどもちょっと渋い自転車を見かけた。フロントフォークからにょきっと伸びる直付のランプ台座のある自転車に僕は憧れがあって、それでこのときもその自転車に目がとまったのだと思う。



 その自転車はどう見ても美しいとはいえない茶色に塗られていたので、これはまず間違いなくきちんとした剥離や下地処理をすることなく自分で適当に塗装をしてしまったんだろうなと僕は思った。あるいは錆止めのための下地を塗っただけなのかなとも思った。この自転車の素性を確かめたかったこともあって、それで自転車に近づいてまじまじと見てみたら、なんと!



 塗装や下地で茶色かったわけでなく、フレームすべてが全体にわたって茶色い錆で覆われているようで思わずのけぞってしまった。えっ、こんなことってあるの?って思ってこっそりと指の腹でパイプの表面を撫でてみたりしたのだけれども、どう考えてもその手触りは錆としか思えない。これにはある意味驚嘆というよりも感嘆してしまった。手入れが怠られた状態の自転車を見るといたたまれない気持ちになったりすることがあるけれど、このときばかりはここまで来ればすごいとしか言いようがないという気持ちになってしまった。手入れがどうこうといった状態を明らかに超越したある種の貫禄さえ感じさせられる状態に思えてしまった。

 この片倉シルクの自転車は、ゴミ捨て場などではない普通の歩道の隅に鍵もかけられずに置かれていたのだけれども、果たして今でも現役なのだろうかと疑問に思ってしまった。ブレーキワイヤーなどを見る限り、これで現役だとしたら相当安全に問題があるように思える。それから後輪に意味不明に結ばれたヒモ?針金?も邪魔なような気がする。だけれども、場所的に放置されてるとも思いにくい。まったく???な自転車だった。

 まだこの自転車はこの場所に置かれたままなのだろうか?放置自転車だったとしても持って帰ってきたりするつもりはもちろんないけれども、なんとなく気にはなるので明日にでもちょっと見に行ってみようかな。