湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

『世界中の人に自慢したいよ』

2006年05月01日 | 日常生活

素晴らしい天気である。朝に干した洗濯物ももうバッチリ乾いていた。いままで窓を開け放して部屋の空気を入れ換えながら、清志郎の35周年記念ライヴのDVDをつけて、部屋の掃除をし、そして洗濯物をとり込んで畳んだりしていた。ちょっと、残念なのはこれから出勤ということ。まぁ天気も良いし、のんびり自転車通勤をしよう。

しかし清志郎はいくつになっても格好良いと思う。もっとも僕が清志郎のことを格好良いと思い始めたのは多分ここ10年くらいのことで、それ以前は「奇抜な格好をして、ちょっと恥ずかしいことを連呼するおっさん」くらいにしか思っていなかった。すみません、僕は何もわかっていなかったのです、あなたのことを。

この35周年記念ライヴのなかで歌われている『世界中の人に自慢したいよ』というラブ・ソングは本当に素晴らしい曲である。

君とふたり 暮らせるのなら 他に何もいらない
毎朝 君のすぐそばで 目を覚ますだけさ♪
僕とふたり 暮らしておくれよ きっと幸福になろう
ふたりでそれを手に入れて みんなに自慢したいよ♪
町中に 国中に 世界中の人に 君のことを自慢したいよ♪

誰かを心から好きになっているときって、こういう気持ちになりますよね。そして、こういう気持ちになるほど相手のことを好きになるということは、本当に幸せなことなのだと思う。誰が何と言おうと。こんなストレートなラブ・ソングを格好良く、そしてとてもピュアに歌う清志郎はすごいと思う。

しかし、こういう気持ちが長続きすれば本当に素晴らしいのだけれども、世の中なかなかそうはいかなかったりもすることも多いのかもしれない。世界中の人に自慢したいと思っていた相手が、いつのまにか世界中の人に愚痴を言いたい相手になっていたりすることもあるかもしれない。仲の良くない夫婦なんかを見ていると、そんなふうに思ったりすることがある。

もっとも、これもある種の愛情表現なのかもしれない。本当に嫌な相手のことだったらきっと話題にするのも嫌だろうから。多分、皆なかなか清志郎のようにはストレートなラブ・ソングを歌うことができないのだろう、現実的には。

僕なんかにしても自転車のことは好きだけれども、どう考えてもそんなに素直な態度を自転車にたいしてとっているとは思えないものな。ついつい斜に構えてしまったり、含みのある物言いをしてしまったりする。そして、こうした態度は自転車にたいしてだけでなかったりもする。いかん、いかん。僕も少しは偉大なる清志郎を見習わなくては、マジで。バリバリに。

OH、BABY!自転車のこと好きか~い?
俺は自転車の素晴らしさを、世界中の皆に自慢したいぜぇ~!
YEAH!