沢登り、5本目。自転車でのアプローチを考えていた。季節を考えたら最後の沢になりそうだったので、せっかくなのですべて自分の足でと思った。
家を出たのが5時15分。なんだか久し振りに感じる朝の空気。ぱんぱんのフロントバッグに、シューズ2足他すべてのものが入っている。
登山口までは最後ダートの林道を走る。なるべく楽に舗装路を走れるようにと空気圧を高めにしてきたので、このあとの少し荒れた林道はちょっと大変だった。
さて、自転車でのアプローチの次は沢だ。今回、勘七の沢を選んだのは、アプローチしやすい表丹沢のなかでもっとも変化に富んで楽しめる沢とあるガイドブックで紹介されていたから。比較できるほど経験豊富なわけではないけれども、確かに最初から良い雰囲気だ。
F1。初級と紹介されていた沢なので、あまり警戒はしていなかったのだけれども、いきなり難しくて焦る。実はガイドブックもそんなにはしっかり読んでいなかった。後から確認したらどうやらこの最初の滝が一番難易度が高かったらしい。
ただこのときはそんなことは知らない。残置のシュリンゲはあるのだけれども、今回はなるべくそういうのには手を触れないようにしようと思っていた。最初からこれじゃこの先まずいのではないかと不安に感じつつ、なんとか自力で登った。
F2。7mの滝。右側から登るが、見た目より岩が脆くて慎重にいった。
F3。へつって右から。
そして水量が多くて大迫力だった2段になっているF4。こんなん登れるのか?と思ってガイドブックのコピーを取り出して、その通りに登ったら、今までの滝よりは簡単に登れた。
落ち口近く、間近で。
そしてF5、15mの大滝。高さはあるけれども、左側から登れるらしいのでその通りにとりつく。ここも思ったより難しい。少しずつ体を押し上げていったのだけれども、ちょうど真ん中くらいで手詰まりになってしまった。ちょうど残置シュリンゲがあるのだけれども、それには触りたくない。下を見るとすでに落ちたらまずい結構な高さだ。心臓がどくどく音をたてはじめる。
シュリンゲを使ってもう一段体をあげて、そのあとしっかりしたホールドがあれば問題ないのだろうけれども、もしそのあともあまり手がかり足がかりがなかったら多分進退窮まるだろう。今なら慎重にであれば多分体を下に下ろせるし、落ちるにしても少しでも低い場所からのほうがダメージは少ないだろう。とにかく、もともと高所恐怖症的傾向が強いので、怖さを感じてしまった以上、考えれば考えるほど完全フリーでこれ以上登っていくのは無理に思えた。すごく悔しいけれど。
というわけで、少し悩んで慎重に下降を開始。なんとか無事に降りてきて、少しだけ未練がましく滝を眺めたあと、結局左から巻いた。
その後は難しい滝もなく、楽しみながら着実に高度をあげていった。
伏流となる少し手前でプラティパスの水筒に3Lしっかり水を汲んで、沢のツメへ。
これが想像以上に長くてきつい。
沢が広がったあたりから、かなり足元がザレた感じになってきた。これ以上は怖いなと、左側の小尾根に逃げた。
その小尾根から眺めた沢の上部。今回は逃げて正解だった。こんなところ、とてもではないが登れない。
登山道に合流する少し手前、振り返って。
そして表尾根(だっけな)。
登山道に合流してからは、塔ノ岳に向かうか、鍋割山に向かうか、少し悩む。塔ノ岳の山頂には2度立ったことがあるので、結局鍋割山に向かった。沢をつめているときはかなり足にきていたのだけれども、使う筋肉が違うのか、それなりに走ることができた。
鍋割山山頂。一応富士山も見えた。
相模湾。
賑わう鍋割山荘。沢のなかではずっとひとりだったのだけれども、登山道に合流してからは人たくさんだった。
山頂で少し休憩して、下りはじめる。そんなにスピードは出さなかったけれど、下りはほぼ走り。ランをはじめて、自然のなかでの自由度があがった気がする。
そしてランドナーのところまで戻ってきた!手前が沢が勘七の沢。
川原の大きな石に腰かけて帰り支度。今回は自転車用のヘルメットを沢でも被った。こちらのほうが軽いし、沢用のヘルメットを被って自転車乗るのはやはり恥ずかしかったので。
持って行った食料は減ったのだけれども、源流の水3Lを入れて行きよりも重くなったフロントバッグ。ダートの下り、ちょっときつかった。
そして稲村ケ崎。目いっぱい欲張って楽しんだ1日になった。
家を出たのが5時15分。なんだか久し振りに感じる朝の空気。ぱんぱんのフロントバッグに、シューズ2足他すべてのものが入っている。
登山口までは最後ダートの林道を走る。なるべく楽に舗装路を走れるようにと空気圧を高めにしてきたので、このあとの少し荒れた林道はちょっと大変だった。
さて、自転車でのアプローチの次は沢だ。今回、勘七の沢を選んだのは、アプローチしやすい表丹沢のなかでもっとも変化に富んで楽しめる沢とあるガイドブックで紹介されていたから。比較できるほど経験豊富なわけではないけれども、確かに最初から良い雰囲気だ。
F1。初級と紹介されていた沢なので、あまり警戒はしていなかったのだけれども、いきなり難しくて焦る。実はガイドブックもそんなにはしっかり読んでいなかった。後から確認したらどうやらこの最初の滝が一番難易度が高かったらしい。
ただこのときはそんなことは知らない。残置のシュリンゲはあるのだけれども、今回はなるべくそういうのには手を触れないようにしようと思っていた。最初からこれじゃこの先まずいのではないかと不安に感じつつ、なんとか自力で登った。
F2。7mの滝。右側から登るが、見た目より岩が脆くて慎重にいった。
F3。へつって右から。
そして水量が多くて大迫力だった2段になっているF4。こんなん登れるのか?と思ってガイドブックのコピーを取り出して、その通りに登ったら、今までの滝よりは簡単に登れた。
落ち口近く、間近で。
そしてF5、15mの大滝。高さはあるけれども、左側から登れるらしいのでその通りにとりつく。ここも思ったより難しい。少しずつ体を押し上げていったのだけれども、ちょうど真ん中くらいで手詰まりになってしまった。ちょうど残置シュリンゲがあるのだけれども、それには触りたくない。下を見るとすでに落ちたらまずい結構な高さだ。心臓がどくどく音をたてはじめる。
シュリンゲを使ってもう一段体をあげて、そのあとしっかりしたホールドがあれば問題ないのだろうけれども、もしそのあともあまり手がかり足がかりがなかったら多分進退窮まるだろう。今なら慎重にであれば多分体を下に下ろせるし、落ちるにしても少しでも低い場所からのほうがダメージは少ないだろう。とにかく、もともと高所恐怖症的傾向が強いので、怖さを感じてしまった以上、考えれば考えるほど完全フリーでこれ以上登っていくのは無理に思えた。すごく悔しいけれど。
というわけで、少し悩んで慎重に下降を開始。なんとか無事に降りてきて、少しだけ未練がましく滝を眺めたあと、結局左から巻いた。
その後は難しい滝もなく、楽しみながら着実に高度をあげていった。
伏流となる少し手前でプラティパスの水筒に3Lしっかり水を汲んで、沢のツメへ。
これが想像以上に長くてきつい。
沢が広がったあたりから、かなり足元がザレた感じになってきた。これ以上は怖いなと、左側の小尾根に逃げた。
その小尾根から眺めた沢の上部。今回は逃げて正解だった。こんなところ、とてもではないが登れない。
登山道に合流する少し手前、振り返って。
そして表尾根(だっけな)。
登山道に合流してからは、塔ノ岳に向かうか、鍋割山に向かうか、少し悩む。塔ノ岳の山頂には2度立ったことがあるので、結局鍋割山に向かった。沢をつめているときはかなり足にきていたのだけれども、使う筋肉が違うのか、それなりに走ることができた。
鍋割山山頂。一応富士山も見えた。
相模湾。
賑わう鍋割山荘。沢のなかではずっとひとりだったのだけれども、登山道に合流してからは人たくさんだった。
山頂で少し休憩して、下りはじめる。そんなにスピードは出さなかったけれど、下りはほぼ走り。ランをはじめて、自然のなかでの自由度があがった気がする。
そしてランドナーのところまで戻ってきた!手前が沢が勘七の沢。
川原の大きな石に腰かけて帰り支度。今回は自転車用のヘルメットを沢でも被った。こちらのほうが軽いし、沢用のヘルメットを被って自転車乗るのはやはり恥ずかしかったので。
持って行った食料は減ったのだけれども、源流の水3Lを入れて行きよりも重くなったフロントバッグ。ダートの下り、ちょっときつかった。
そして稲村ケ崎。目いっぱい欲張って楽しんだ1日になった。