一期一会のつもりで

昨夜からジロ・デ・イタリアがはじまった！ようやくグランツールの季節がやってきたのである。これから９月までは、ジロ、ツール、そしてブエルタと２０日間以上にわたるステージ・レースが立て続けに開催されるのだ。楽しみだ！

ただ楽しみではあるのだけれども、毎日毎日レースの放映があるのでそれをフォローするのは実はかなり大変だったりする。ジロの放映時間をみると、毎晩２２時～１時くらいになっている。で、おそらくブエルタもこんな感じの放映になるのだろう。ただツールなんかだと放映時間も長いので、山岳ステージの場合夕方から深夜まで７時間くらいぶっ続けで放映されたりする。

今はＤＶＤ・ＨＤＤレコーダーというものがあるので、それを利用すればある程度はフォローが楽になる。けれども、僕のレコーダーはもう３年前くらいに購入したのですぐにＨＤＤがいっぱいになってしまう。なので悠長にとりためて、あとから何度も繰り返し観たりすることはできない。とくにグラン・ツールの季節には。

レコーダーを購入した２００３年はちょうど僕がツールを観はじめた年で、あまりの面白さにほとんどすべての放送をＤＶＤに焼いていた。なのでこの年のツールとブエルタ、それからワールド・カップ・シリーズはすべてＤＶＤに残っている。けれども、だからといってこういうのを何度も観返すかというと、なかなかそうでもないんですよね。なにせ自転車レースは放映時間が長いですからね。こんなのをいちいち何度も見返していたら時間がいくらあっても足りなくなってしまう。

そんなわけで、今年はリアルタイムで観れるときはＨＤＤに録画しない、そしてリアルタイムで観れないときでも一度観たものはどんどん消去していくことに決めた。そのかわりに、一回一回を一期一会のつもりで真剣に観ることにする。とはいえ、もちろん深夜にかけての放送だから眠くなってしまうこともあるだろう。でもそれはそのときの放送に縁がなかったと諦めることにする。でないと、ほんとグラン・ツールの季節は他のことがまったくできなくなりかねない。

何はともあれ、これから３週間楽しみだ。ただ一期一会のつもりとは言え、毎回毎回気合を入れて観ていたら、こっちが疲れてしまいそうな気もする。なにせ３週間ですからね。やはりある程度適当に気楽に楽しんだほうがいいかな。３週間分のビールでも買って来るかなぁ。一生懸命走っている選手たちには悪いけど。