湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

大観山ヒルクライム

2006年03月31日 | LeMond
今日は朝から江ノ島~湯河原~大観山~湯河原~真鶴岬~江ノ島というコースを走ってきました。その報告記をいままで書いていたのですが、残念ながら手違いですべてパーに・・・。結構がっくし。

今日は気温こそ低かったものの、空は青々と晴れ渡っていたし、空気もとても澄んでいて景色がとてもくっきりと見えた。朝一江ノ島から見た富士山も、湯河原の桜も、大観山からの富士山と芦ノ湖も、海に向かっての下りで見た初島や大島などの伊豆の島々もほんとうにきれいだった。けれども残念なことに写真が一枚もありません。大観山でCFカードに不具合が起こり、こちらもすべてパーに。あぁ・・・、いままでの写真でまだパソコンに取り込んでいないものもあったんだけれども。

まぁそんなこともありましたが、ツーリングじたいは非常に満足できるものでした。とにかく本当に天気が良くて景色がきれいだったし、それから大観山までは135号の千歳橋からタイムを測って上ったのだけれども自分なりには結構頑張れたし、久し振りに長距離を走れたことも自分的には結構嬉しかった。今日長距離をそれなりに走れたのには、多分補給をまめに摂りながら走ったのが良かったのだと思う。そのことが実感できたのも収穫だった。

そんなわけで、写真は残念だったけれども、今日はそれなりに充実した走りができました。また明日から頑張ろうと思います。

走行距離 146km
走行時間 5時間51分17秒
平均時速 24.9km
千歳橋~大観山 1時間12分18秒


夏の大観山からの景色






ひとまず忘れよう

2006年03月30日 | 日常生活
今日は午前中からしっかり部屋の掃除をはじめたものの、昼前には自転車で大船まで食材の買出しに行ったり、午後からは床屋や映画に行ったり、そしてその合間に料理もしたりと、結局掃除のほうはあまりすすまなかった。

ただ六畳一間のアパートに4台の自転車を置いている以上、ちょっとやそっとの整理整頓じゃ部屋のスペースは増えないということはあらためてよくわかった。自転車が4台もあるところで、不要な衣類や本を処分したりしたってどう考えても効果薄だと思う(気分的には結構すっきりしたが、部屋のスペースはほとんど広くならない)。こういうのは、貯金を増やそうと、毎日1円2円を節約するのとあまり変わらない気がする。

自転車の口減らしをするか、引越をするのが一番の解決策ということはわかっているけれども、どちらもなかなか簡単にはいかないので(というか自転車は増えつつある)、とりあえずはやはりこまごまとしたものを処分していくしかないのかなぁ。市販のバイクタワーを購入する方法もあるけれども、狭い部屋にバイクタワーを置いたらかなり圧迫感が出る気がするんだよな。

さて、明日はひとまず掃除のことは忘れて走りに行くつもり。やはりせっかくの休みなんだから走らないと。部屋の整理についてはまたいつか考えることにしよう。


買い物帰りに

補給食としてのプチパン

2006年03月29日 | 自転車生活
学生の頃は水分や食料をとらなくても結構走れた気がするのだけれども、すっかり最近は燃費が悪くなった気がする。

にもかかわらず、ここ最近僕は補給食の大切さをすっかり忘れていた。去年までは走りに行くときは一応アミノバイタルなりプチパンなりを持っていくことが多かったのに、今年になってからはいつも手ぶらで走りに行っていた。なんとなく冬のお休みのあいだに補給食という概念さえすっかり忘れてしまったのではないかという気さえする。

今月のヤビツや城ヶ島で僕は想像以上にぐったりと疲れてしまったのだけれども、これも今思えば基本的な体力不足の他に、しっかりと補給をとらなかったからではないかという気がする。どちらのときも後半にはかなりの飢餓感を感じながら走っていたから。感覚的には2時間以上連続して走るときは途中で補給食を食べたほうが良いと思う。

というわけで、今日スーパーで久し振りにプチパンを買って帰ってきた。明日明後日は一応大掃除をする日と決めてはいるものの、天気も良さそうなので少しどこかに走りに行ければと思ったからだ。そしてもし走りに行ったなら、きちんと補給を摂ってその効果のほどを確かめてみたいと思っている。

ところで、部屋には特売のときに買いだめしたアミノバイタルやポカリスエットが結構たくさんあったりする。でも僕は貧乏性なので、なんかいまひとつ有効利用していないんですよね。きちんとしたツーリングのときならいざしらず、近場でアミノバイタルをつかうのはもったいない、なんてみみっちいことを考えてしまったりするのです。1個100円以下で買ってるから、ほんとはジャイアントコーンを買い食いするより安いんですけど。我ながら情けない。

プチパンはその点、すごく敷居の低い補給食のような気がする。きっと一袋に何個も入っているからだろう。


春になり、物の多い部屋に苛立つ

2006年03月28日 | 日常生活
ここ数日ずっと天気の良い日が続いていますね。桜も咲き始めたし、冬から春へ季節が変わったことをしみじみと実感したりしています。

しかし春めくことが良いことばかりとは限りません。花粉症の人はそれは大変な思いをするわけですし(ここ数年僕にも花粉症の疑いが・・・)、春には鬱になったりする人が多かったりするようです。もう少し時期がすすめば五月病を発症する人だって出てきます。そう、春は危険な季節でもあったりするわけです。

僕の場合はどうかというと、気持ちが落ち込んだりはしていないけれども、少しずつ暖かくなるにつれてだんだんと部屋のなかに散らばる物の多さに心が苛立つようになってきました。物が多いのはまぁ前からだけれども、冬のあいだは外の空気が冷え冷えとしていることもあって、そんなに気にならなかった。しかし外の冷気が緩み、窓から暖かな陽射しが入り込むようになってくると、物の多い部屋がとても鬱陶しく感じるようになってきました。明るい光に、いままでは見て見ぬふりをしていたホコリなどもどうしても気になるようになってもきました。そしてそんなところにオークションで購入したフレームの入った大きな段ボールまで増えたわけだから、いい加減この鈍感な僕の心も平静を保つのが難しくなります。こんな部屋のままで蒸し蒸しした梅雨から夏を迎えたらきっと僕の心は破裂してしまうことでしょう。

というわけで、季節も変わったことだし、年度末でもあるし、いままでなかなか捨てられなかった部屋の不要物を一気に捨ててしまおうと決意した。30・31日はお休みなんで、ここをうまくつかって部屋を整理できればと思う。でないと、レストアなんて進みそうもないよ、冗談じゃないよ(とだんだん荒んでくる)。

頑張るぞぉ~!

鬼瓦ボルダー

2006年03月27日 | ブリヂストン号
今日は鷹取山に行ってきた。部屋を午後3時に出て、鎌倉までは毎度のように海岸線を走る。途中七里ガ浜の駐車場で何かの撮影をやっていたので、とりあえず一枚。もっとも僕は芸能関係にはとにかくうといので、このスタイルの良い女性たちが誰なのかはまったくわからないのだけれども。



鷹取山では久し振りにボルダリング(ロープを使わないクライミングのようなもの)をするつもりだったので、極力省エネ走行を心掛ける。追浜からの上り坂もギアを落として桜をみながらゆっくり登る。



登りきったところから、鬼瓦ボルダーまでは急な階段を自転車を担いで行く。階段を登り切ると展望が開け、鷹取の住宅街の向うに横浜の海やランドマークなどを見渡すことができる。そして鬼瓦ボルダーはここからすぐそこのところにある。



もう4年くらい前のことだけれども、僕はボルダリングに熱中していた時期があって週に4回くらいはこの岩場に通っていた。けれどもその後自転車熱が高まり、だんだんと足が遠のくようになり、最近はすっかりここを訪れることもなくなってしまった。

今日は多分1年振りくらいにここにやって来たわけだけれども、ここのひっそりと落ち着いた雰囲気はあいかわらずでなんとなくほっとした気持ちになることができた。



とりあえず自転車を適当な場所に転がして柔軟をする。ここまで自転車で走ってきているし、それにきちんとストレッチをするのも久し振りなので、筋肉がゆっくりと伸びる感覚がとても心地よい。そしてそれからクライミングシューズを履き、チョークバックを腰につけて岩にとりつく。久し振りなので少し緊張するが、簡単な課題はなんとかこなすことができる。けれども、すぐに腕がぱんぱんになってしまう。まぁ久し振りだし、これは仕方ない。


シューズとチョークだけでできるボルダリングはとてもシンプルなスポーツだ。


ひとつの課題をこなすと、そこらの小さな岩に腰掛けて本を読む。そして5分くらいしてまた新しい課題をこなす。そんなことを5回くらい繰り返して、鬼瓦をあとにする。

さて鷹取をあとにして、今度は16号を北上して関内に向かう。実は今日は久々に二郎が食べたいモードが高まっていたのだ。そんなわけで、帰りはまったく逆方向への寄り道をしてから江ノ島に戻ってきた。そうそう、二郎を食べて自転車のところにいったら、前輪の空気圧がかなり低くなっていた。なんだか嫌な感じがしたが、面倒なのでそのまま走り出したら上大岡を過ぎたあたりでかなりタイヤがぐにゃぐにゃしだした。仕方がないのでそこで空気を入れて、あとはなんとかだましだまし江ノ島まで戻ってきた。明日はまず間違いなくチューブ交換しなくてはならないだろうな。

ところで二郎だけれども、これからしばらくは食べなくても大丈夫そうだ。時間がたつと無性に食べたくなるのに、食べ終わったときはもうしばらく食べなくても良いと思ってしまうというこの不思議な事実。まるで、きついときの自転車みたいだ。

走行距離 60.67km
走行時間 2時間31分54秒
一応平均速度 23.9km

ちょっと内容はお粗末ですが、本日めでたく目標の月間走行距離800kmを突破しました。


小豚、野菜にんにく脂。

不健全な魂のための自転車

2006年03月26日 | LeMond
楽しみのためというよりも苦しみのために自転車に乗っている気になることが時々ある。そんなに速くもなく、またストイックに走りこんでいるわけではない僕がこんなことを言うのは少し気恥ずかしいけれども、レーサーシューズを履いてレーサーにまたがるときはいつでも、こんな僕でもそれなりには頑張って走っているのだ。

もう少し余裕を持ってのんびりと走ろうと思ったりもするのだが、やはりレーサーシューズを履くとそうはいかない。通勤用に使っているレーサーはレーサーシューズ用のペダルではないわけだし、MTBやランドナーも持っているわけだから、のんびり走りたければ、それらにだけ乗っていれば良いのだが、やはり時々はレーサシューズを履いてレーサーに乗り、ついつい頑張ってしまうことになる。その結果、たいてい走り終えた後はぐったりと疲れてしまう。そして当然そうした「きつい記憶」ばかりが印象に残ってしまうことになる。

村上春樹がきつい思いをしてどうしてマラソンなんか走るのかということについて、こんなことを書いている。

「マラソンには特別な苦しさがある。もちろんハーフ・マラソンだって苦しいことは苦しいけれども、それらは走り終えたらすっと整合的に解消されてしまう苦しみである。でもフル・マラソンを走り終えると、人は簡単にのみこむことのできないこだわりのようなものを腹のなかにがつんと残すことになる。自分がついさっきまでぎりぎりのところで味わっていた『苦しみのようなもの』とは、近いうちにもう一度対面して、それなりの落とし前をつけなくてはならないのだ、と感じてしまうのだ」

僕はレースに出ているわけではないし、マラソンを走るわけでもない。でもこういう気持ちというのはなんとなくわかる気がする。走っているときにたとえば僕は自分の弱さに対面することになる。肉体的な弱さだけでなく、精神的な弱さにも。そして僕も、「それらと対面してしまった以上は、自分が抱えるこいつらときちんと向き合っていかなくてはならない」と感じてしまったりするのだ。

それらとうまく向き合って走りきれたときの達成感は素晴らしいものだ。けれども、制御しがたいきつさや弱さのなかで、なんとか自分を励ましながらぼろぼろになって走りきるということも、それはそれでひとつの達成だと思う。

学生時代、僕が所属していたサイクリング・クラブの行事に耐久ランというものがあった。競技部門はレーサーで、そして旅行部門はランドナーで直江津から東京までの320kmを一気に走りきるのだ。ある年、1年生のひとりが道を間違えて20時間以上かけて400km近くを走り、憔悴しきって東京の校舎に戻ってきた。そういった行事ではたいてい速く走れる人間のほうが一目置かれたりするわけだけれども、彼の姿を見て、その年一番のタイムで走りきった競技部門の先輩が「あいつのほうが、俺なんかよりも絶対にすごい」とぽつりと言った。そのことばがとても印象に残っている。

もちろん、しょっちゅうきつい走りばかりだったら楽しくないと思うし、そんなストイックなことばかりは僕には絶対にできないけれども、今年は耐久ランのようなギリギリの走りを一度くらいはしてみたいと思っている。そして簡単には整合されない、けれども価値のある苦しみを味わってみたいと思っている。

観音崎へ

2006年03月25日 | LeMond
先日雨に阻まれた観音崎へ行って来た。

部屋を出たのは14時半。少し遅い出発だけれども、最近は日も長くなってきたので暗くなる前には部屋に戻ってこれるだろう。

江ノ島から馬堀海岸までは先日と同じルートを走る。途中池上十字路の近くにある肉屋でまた横須賀コロッケを3つ購入する。この前は衣笠商店街のなかにあるお店で買ったが、職場の人曰くこちらの池上十字路のお店が本店のようだ。

今日の馬堀海岸はすっきりと晴れ渡っていた。この前の不吉で不気味な空とはまったく違う。



馬堀海岸から観音崎に向かう途中では特別に開放されている公園で多くの人たちが花見をしていた。荒天がなければ多分来週末くらいが良い見頃だろう。

観音崎に近づくとボードウォークがあらわれたので、そちらに入り込んでみる。このボードウォークは観音崎のすぐそばまで続いていたのだけれども、これはとても気持ちが良かった。海には多くの船が行きかい、横須賀が港町であることをあらためて思い出させられたりした。



観音崎は想像以上に気持ちの良い場所だった。ここに来たのは、大学1年のときの新入生歓迎ラン以来なのだけれども、あのときよりもなんだか居心地の良い場所になっているような気がした。そういえばあのとき新入生男子は皆、上級生に拉致されて次々と4月の海へ放り投げられたのだ。あのときも今日のようなとても気持ちの良い天気だったことを思い出した。



観音崎で少し休憩して、青々とした空と海を眼前に横須賀コロッケを食べた。いやぁ、こういうのはたまらんですな。雨宿りしながら路上で・・・というのは結構悲しいものがあったから。これで先日のリベンジを果たせたぞ!



観音崎からは久里浜、野比をへて三崎方面へ走った。この時点ですでに16時半を過ぎていたので剣崎や城ヶ島に寄るのはやめて、三崎から素直に江ノ島に走って帰ってきた。

本日は充分サイクリングの楽しみを味わうことができたし、それなりに良い練習にもなったと思う。

走行距離 84.50km
走行時間 3時間11分51秒
平均速度 26.4km

焼きたてパン

2006年03月24日 | 日常生活
僕の部屋には炊飯器がないので、ご飯はいつもガスで炊いている。このことを話すと多くの人がびっくりする。なかには「お前、炊飯器くらい買えよなぁ」とまで言う人がいる。でも僕はガス炊きでいままで不便を感じたことはないので、とりあえず今のところは炊飯器を買う予定はない。

ところで僕の部屋にはホーム・ベーカリーがある。このことを人に言うとやはり多くの人が驚く。男のひとり暮らしでホーム・ベーカリー?と思う人が多いようだ。ひどい人になると「お前、ホーム・ベーカリー買う金があるんだったら、炊飯器買えよ」などと言ったりする。余計なお世話である。

炊飯器を使わずにご飯を炊くより、パン焼き器を使わずにパンを焼くほうが明らかに大変なはずだ。だから炊飯器を持っていない僕がパン焼き器を持っているということは、そんなにおかしいことではないと思う。



いまは故あってご飯中心の食生活を送っているけれども、それでも週に一度くらいはパンを焼く。パンが焼きあがるとき部屋に広がる香ばしい匂いといったら、それはもうほんとにたまらないです。狭い部屋だからなおさら。もちろん、出来上がったパンのおいしさもかなりやばいです。

レストア開始宣言

2006年03月23日 | 自転車生活
先日ヤフオクでエンド幅126mmの古いレーサーのフレームを、ほとんど勢いで落札してしまった。

昔乗っていて、最終的には自分の愛情が足りずに朽ち果てさせてしまったレーサーに付いていた74系のデュラコンポをレストアして、いつかはクラッシックなレーサーをつくりたいと思っていた。けれども部品類は相当ガタがきてるし、錆なども出ている。それに何よりこれ以上この部屋には自転車を置く場所がないということもあってフレームの購入はずっと我慢していたのだけれども、いやぁ駄目ですね。多分お値段が手頃だったこともあって、つい・・・。どうしよ。

とにかく、これから少しずつこつこつとレストアしていくしかない。実はいままでも灯油で洗ったり、耐水ペーパーで磨いたりはしていたんですが、いざ古いながらもなかなか状態の良いフレームが届いてみると、もう少しきれいにしなくてはという気になってしまう。今日はガタのでていたフロントのハブにグリスを足して、玉当たりの調整をした。まぁ何はともあれ、地道にレストアしていくしかないな。行き詰ったらこういう作業が得意な友人がいるので、彼の力を借りよう、そうしよう。



夕方、少しだけ近所をポタリングしてきた。藤沢本町にある白旗神社で義経に挨拶をして、境川のサイクリングロードをちょっとだけ走った。夕景のサイクリング・ロードを走りながら、損なってしまったものを大切にしたり、思ったりする意味について考えたりした。懐かしく優しい感じの自転車が組みあがると良いと思う。


食生活の改善について

2006年03月22日 | 日常生活
去年くらいから自分のなかで食生活への関心が高まっている。

僕は昔からスナックやせんべいなどのジャンクフードが大好きだった。そして、そういうものを食べながら部屋で本を読んだりするのを至福の幸せのように感じていたこともあって、一時期はどう控えめに申告しても1年に軽く300袋くらいはスナック類を食べていた。

それから前も書いたように、僕はラーメン大好き人間でもある。こちらに関しても、男のひとり暮らしということもあって、2日に1回くらいはラーメンを食べていた時期があった。

このような食生活に問題がないとは思っていなかった。けれども、そういった食生活をだらだらと続けていってしまったのは、普段自転車に乗っているという安心感がどこかにあったからだ。スナックやラーメンのようなものを頻繁に食べていても、自転車のおかげか僕の体重は学生時代とほとんど同じだったから。

「もう少し食生活をきちんとしなくては」と思ったのは、去年の健康診断で空腹時の血糖値が高めだったからだ。高めだったといっても、基準値にはきちんとおさまっていた。けれども僕は健康診断の日はほんとうにかなりの空腹だったのだ。それにもかかわらず血糖値が99というのはいかがなものかと思った。僕は以前にも病院で看護婦さんから「血糖値が少し高いんじゃない?」と指摘されたことがあったので、高めの血糖値が気になってしまったのだ。

それで僕は糖尿病についての本を数冊読んでみた。楽しくないことばかりが書いてあった。それから糖尿病についてネットで調べてみたりもした。するとそんなに肥満があったりしたわけでもなく、また自転車などの運動をしていたにもかかわらず(レースもされている方だったのでしっかりしたサイクリストだ)、Ⅱ型の糖尿病を発症された方もいらっしゃった。

僕は自分の生活について考えてみた。仕事時間が不規則だからそれは血糖値を高くする要因になるかもしれない。けれども僕はそんなに暴飲暴食をしたりはしないし、お酒だってあまり飲まない。日常的な運動だってきちんとしている。となると、やはり食生活に問題があるのかもしれない。というか、不規則な仕事をすぐには変えられない以上、見直すのは食生活しかないと思った。

僕は自分の食生活を少しずつでもいいので変えていこうと思い始めた。もしそういった病気になったりしたら、好きなラーメンだって食べられなくなってしまうかもしれない。それならば普段はきちんとした食生活を心掛けて、時々心置きなく好きなものを好きなだけ食べるほうがいい。もちろん健康や病気に関しては不可抗力のものもある。けれども、もし少しの自制や努力で回避できるものがあれば、それは努力する価値があると思う。自由なサイクル・ライフを送るためにも。

それにもし仮に健康に問題がなかったとしても、やはりいい歳した大人がたとえばキャベツ太郎を頻繁に買ったりするのは少々みっともないとことだと、いい加減この僕も思い始めたりしているので。