先日のBB周辺からの異音。ペダルを取り付けるときにグリスを薄く塗ったらすっかり消失してしまって不思議と書きましたが、ある人にそれは充分あり得ることだと言われてしまいました。
その人は昔車のメカニックをやっていて、2年くらい前から自転車をはじめた50過ぎの人なのだけれども、もともと機械いじりが好きなこともあって、走ることより自転車いじりがとにかく楽しくて仕方ないといった感じの人です。街乗り用にヤフオクで古いクロスバイクを落札して、ほとんどすべての部品をばらして清掃してグリスアップして組み付けたり、息子さん用にロードを購入してそれをまた一から組んだりととにかくそういうのが楽しくて仕方ないらしい。そんなふうにしてレストアしたり、組み上げたり、改造したりした自転車は息子さん用のものと合わせてすでに5台。そんなわけで最初の頃は僕に自転車のことをいろいろと訊ねてきたりもしたのだけれども、今ではメカについては僕より全然詳しく、また経験豊富になっちゃいました。
で、その人が言うにはグリスで異音が消えることは全然あり得ることだと。ただ今回発生していた異音はかなり耳障りなものだったので、「でもあれだけの異音が薄くグリスを塗っただけで簡単に消えるなんてどうも信じがたいんですよね」と僕は言ったりもしたのだけれども、「金属同士がこすれあうような箇所にはやはりグリスがちゃんと塗られていないとギシギシ変な音がすることはやはりあると思うよ。それが強い力がかかるペダルの軸であれば尚更なんじゃないかな?」と言われてしまった。う~ん、確かにそう言われればその通りかもしれない。
そうやって思い出してみるといままでも確かに似たようなことはあった。ペダルが原因と思われる異音が発生して、「まぁもうかなり使い込んだペダルだから」ということで新しいものを購入する。で、しばらく使っているとその新しいペダルの調子が悪くなる。それで前に取り外したペダルをなんとなく取り付けてみると不思議なことにまったく異音が消えている。一応あらためてペダルを取り付けるときはいつも薄くグリスは塗るようにしているので、そのせいで異音が消えたということは充分あり得る。う~ん、いままでは傷ついた人の心のように、時がペダルを直してくれていたのかと思っていたのですが、グリスのおかげかもしれなかったのですね。すごいな、グリス。
とまぁ今回は「回転部分以外にもグリスって重要なものなんだな」ってあらためて気づいたわけですが、こういうことをここに書いていることが実はとても恥ずかしかったりしています。なぜならこういうことはかなり基本的なことだと思われるから。パーツ類やボルトの取り付けの際、これまでも一応グリスは塗るようにはしていたけれども、正直それがどんな意味を持つのかについてはあまり考えたことはなかった。固着防止くらいにしか考えていなかった。でも金属同士の“きしみ”を抑える意味合いもあったんですね。なんかホント恥ずかしいし、不思議なことだけれども、考えたことなかったなぁ~
その人は昔車のメカニックをやっていて、2年くらい前から自転車をはじめた50過ぎの人なのだけれども、もともと機械いじりが好きなこともあって、走ることより自転車いじりがとにかく楽しくて仕方ないといった感じの人です。街乗り用にヤフオクで古いクロスバイクを落札して、ほとんどすべての部品をばらして清掃してグリスアップして組み付けたり、息子さん用にロードを購入してそれをまた一から組んだりととにかくそういうのが楽しくて仕方ないらしい。そんなふうにしてレストアしたり、組み上げたり、改造したりした自転車は息子さん用のものと合わせてすでに5台。そんなわけで最初の頃は僕に自転車のことをいろいろと訊ねてきたりもしたのだけれども、今ではメカについては僕より全然詳しく、また経験豊富になっちゃいました。
で、その人が言うにはグリスで異音が消えることは全然あり得ることだと。ただ今回発生していた異音はかなり耳障りなものだったので、「でもあれだけの異音が薄くグリスを塗っただけで簡単に消えるなんてどうも信じがたいんですよね」と僕は言ったりもしたのだけれども、「金属同士がこすれあうような箇所にはやはりグリスがちゃんと塗られていないとギシギシ変な音がすることはやはりあると思うよ。それが強い力がかかるペダルの軸であれば尚更なんじゃないかな?」と言われてしまった。う~ん、確かにそう言われればその通りかもしれない。
そうやって思い出してみるといままでも確かに似たようなことはあった。ペダルが原因と思われる異音が発生して、「まぁもうかなり使い込んだペダルだから」ということで新しいものを購入する。で、しばらく使っているとその新しいペダルの調子が悪くなる。それで前に取り外したペダルをなんとなく取り付けてみると不思議なことにまったく異音が消えている。一応あらためてペダルを取り付けるときはいつも薄くグリスは塗るようにしているので、そのせいで異音が消えたということは充分あり得る。う~ん、いままでは傷ついた人の心のように、時がペダルを直してくれていたのかと思っていたのですが、グリスのおかげかもしれなかったのですね。すごいな、グリス。
とまぁ今回は「回転部分以外にもグリスって重要なものなんだな」ってあらためて気づいたわけですが、こういうことをここに書いていることが実はとても恥ずかしかったりしています。なぜならこういうことはかなり基本的なことだと思われるから。パーツ類やボルトの取り付けの際、これまでも一応グリスは塗るようにはしていたけれども、正直それがどんな意味を持つのかについてはあまり考えたことはなかった。固着防止くらいにしか考えていなかった。でも金属同士の“きしみ”を抑える意味合いもあったんですね。なんかホント恥ずかしいし、不思議なことだけれども、考えたことなかったなぁ~