湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

グリスの力

2007年04月30日 | 日常生活
 先日のBB周辺からの異音。ペダルを取り付けるときにグリスを薄く塗ったらすっかり消失してしまって不思議と書きましたが、ある人にそれは充分あり得ることだと言われてしまいました。

 その人は昔車のメカニックをやっていて、2年くらい前から自転車をはじめた50過ぎの人なのだけれども、もともと機械いじりが好きなこともあって、走ることより自転車いじりがとにかく楽しくて仕方ないといった感じの人です。街乗り用にヤフオクで古いクロスバイクを落札して、ほとんどすべての部品をばらして清掃してグリスアップして組み付けたり、息子さん用にロードを購入してそれをまた一から組んだりととにかくそういうのが楽しくて仕方ないらしい。そんなふうにしてレストアしたり、組み上げたり、改造したりした自転車は息子さん用のものと合わせてすでに5台。そんなわけで最初の頃は僕に自転車のことをいろいろと訊ねてきたりもしたのだけれども、今ではメカについては僕より全然詳しく、また経験豊富になっちゃいました。

 で、その人が言うにはグリスで異音が消えることは全然あり得ることだと。ただ今回発生していた異音はかなり耳障りなものだったので、「でもあれだけの異音が薄くグリスを塗っただけで簡単に消えるなんてどうも信じがたいんですよね」と僕は言ったりもしたのだけれども、「金属同士がこすれあうような箇所にはやはりグリスがちゃんと塗られていないとギシギシ変な音がすることはやはりあると思うよ。それが強い力がかかるペダルの軸であれば尚更なんじゃないかな?」と言われてしまった。う~ん、確かにそう言われればその通りかもしれない。

 そうやって思い出してみるといままでも確かに似たようなことはあった。ペダルが原因と思われる異音が発生して、「まぁもうかなり使い込んだペダルだから」ということで新しいものを購入する。で、しばらく使っているとその新しいペダルの調子が悪くなる。それで前に取り外したペダルをなんとなく取り付けてみると不思議なことにまったく異音が消えている。一応あらためてペダルを取り付けるときはいつも薄くグリスは塗るようにしているので、そのせいで異音が消えたということは充分あり得る。う~ん、いままでは傷ついた人の心のように、時がペダルを直してくれていたのかと思っていたのですが、グリスのおかげかもしれなかったのですね。すごいな、グリス。

 とまぁ今回は「回転部分以外にもグリスって重要なものなんだな」ってあらためて気づいたわけですが、こういうことをここに書いていることが実はとても恥ずかしかったりしています。なぜならこういうことはかなり基本的なことだと思われるから。パーツ類やボルトの取り付けの際、これまでも一応グリスは塗るようにはしていたけれども、正直それがどんな意味を持つのかについてはあまり考えたことはなかった。固着防止くらいにしか考えていなかった。でも金属同士の“きしみ”を抑える意味合いもあったんですね。なんかホント恥ずかしいし、不思議なことだけれども、考えたことなかったなぁ~

不思議・・・、異音消失

2007年04月29日 | 日常生活
 ちょっとした用事があって先ほど少しだけブリヂストン号で外を走って来ました。そのときにこのままSPD-SLのペダルをつけているのは不便だからということで、異音を発していたと思われるそれまでつけていたSPDペダルにつけかえたのですが、走り出してみるとこれが不思議なことにまったく異音がしません???なんだかペダルに化かされた気分です。

 先日の点検のときにペダル関連でしたことはクランクへの増し締めのみ。今回は一度クランクから外したということもあって、グリスを薄く塗って取り付けたのだけれどもそれが良かったのでしょうか?でも、あの異音がグリス少し塗ったくらいで消えたりするかなぁ~。う~ん、よくわかりません。

 しかし元のペダルをつけて異音がしないとなると、新しいペダルを購入する理由がなくなっちゃいましたね。う~む、どうしよ。


九館長

2007年04月28日 | 日常生活
 先日職場の女性に“九”という人の名前があるんですけど何て読むかわかりますか?と訊ねられた。“九”といえばスキヤキ・ソングのあの坂本九さんしか僕は思い浮かばなかったのだけれども、何でも“九”と書いて“いちじく”と読むのだという。珍しい名字としてテレビでやっていたと。なるほど確かに珍しい。はじめて知った。

 で、その話を聞いてすぐに僕が考えてしまったのは、この人が博物館のような“なんとか館”に勤めて出世してしまったら結構困るだろうなということ。九館長→いちじくかんちょう→イチジク浣腸という連想はたとえ僕のようなくだらないこと好きな人間でなくてもどうしたってしてしまうと思うから。

 たとえば湘南に日本では珍しい常設の自転車館ができたとする。NHKのアナウンサーが取材に来て、朝のニュースか何かで「今朝は湘南自転車館にやって来ています。それではこれからこちらの九館長にお話をお伺いしたいと思います」というようなことを言うとする。そのときそのアナウンサーは笑いをこらえることができるだろうか?僕だったら絶対に無理だ。

 言った瞬間に「あれ?」と思う。そして九館長→いちじくかんちょう→イチジク浣腸って頭の中で連想してしまう。そうしたらすべてが終わりである。阪神大震災のときの宮田アナ(NHK)のように被災状況の映像を見ながら泣き出してしまうというのは賛否両論があったにせよOKだと僕は思うけれども、こんなことで笑い出してしまったらまずアナウンサーとしては失格だろう。そう考えるとアナウンサーってものすごく大変な職業なのだと思う。だって、どうでもいいことがたまたまツボにはまってひとりで大うけしちゃうことってたまにあるから。

 と、そんな感想を話したらものすごくバカにされた。確かにくだらなさ過ぎますよね。すみません。でももし日本のどこかに九館長が本当にいらっしゃったら結構大変な思いをしてるんだろうなぁ。

敗退。箱根峠を越えられず

2007年04月27日 | 自転車生活
 昨夜はなかなか寝つかれませんでした。翌日(今日)は休みなので登坂標高の多い200kmくらいのコースを走りたいと思っていたのですが、1時を過ぎても2時を過ぎても目はさえたままです。
 そうしてようやくうとうとして、6時少し前に目覚ましで起こされた今朝。寝起きは最悪。頭はがんがんしてとても気持ち悪い。ちょっと動くと動悸がしたりも。ただ外はこの上ない快晴。迷いました。でも走り出せばなんとか体調も良くなるかもしれないと6時半過ぎに輪行袋をヒップバッグに入れて部屋を出ました。

 がしかし、走り出しても全然体調は良くなりません。心臓は普段より明らかに早く脈打っているし、呼吸をすると何回かに一度は「おえっ」となってしまいます。でも空は見事なくらいに晴れ渡っているし、海は見事なくらいに青々としています。体のことは心配だけれども、途中で引き返して部屋で寝ているにはあまりにももったいない天気です。なのでなんとかだましだまし小田原まで走りました。



 そして迷った末に三枚橋。小田原往復じゃあまりにつまらなすぎます。とりあえず芦ノ湖までは何とか頑張って行ってみましょう。



 でも、つらいです。もともと今日は足つきなどにはこだわるつもりはなかったのですが、足つきありありです。ここは旧道の核心部である七曲。新緑がきれいなのが救いですね。 



 箱根旧道はこれまで8回くらい上っているにもかかわらず、今まで一度も気づかなかったこの看板。通り過ぎそうになったのだけれども、「おう、俺、今まさに思い切り追い込まれてるぞ!」とわざわざ引き返してこの写真を撮りました。きっと昔の旅人や飛脚も箱根旧道では自分を追い込み、あるいは旧道に追い込まれて箱根越えをしたのでしょう。



 もう今日は当然お玉が池でも足つきです。



 静寂のなかに自分の心臓のバクバクいう鼓動が。。。



 今日は結局芦ノ湖にたどり着くまでに1時間以上かかりました。で、ここで箱根峠を越える当初考えていたコースを走ることをあきらめました。こういう敗退?は去年の春にこのブログをはじめて以来初のことなので気持ちはかなり残念でした。でも悔しいけど、これ以上無理はできそうにありませんでした。

 芦ノ湖では、この写真の手前にある湖畔の階段に寝そべってウィンドブレーカーをかぶって20分くらい横になっていました。そしたらすっかり体が冷えてしまいました。今日はかなり空気が冷えてます。



 旧道ピストンはさすがに悔しいので、芦ノ湖からは少しでも開けた景色をみるために今年4度目の大観山へ。富士山はすでに雲のなかですがそんなことは関係ありません。少しツーリング気分を味わって、無事部屋へ帰れればそれでいいです。



 まさかひと月に1回ペースでこの場所を訪れることになろうとは思いもよらなかったです。さみぃ~&ねみぃ~&気持ちわりぃ~。事故だけは起こさぬよういまひとつすっきりしていない頭に喝を入れて即効で下りに入ります。



 東伊豆の海に向かってくだる!ホントは西伊豆に行くつもりだったのに!!



 結局僕はあの稜線の向こう側へ行けなかったのだ。でもやっぱり体が一番大事ですよねぇ。正直ここまでだって相当無理無理で走っているわけだし、今回は仕方ないです。潔く諦めます。



 ところどころで目に飛び込んでくる新緑がまぶしい。



 紅葉も素晴らしいけれども、新緑もすごくいいですね。全然考えていなかったけれども、新緑ツーリングの計画もたてようかなぁ。
 ところで椿ラインの下りですが、今年になって毎回感じているのだけれども、一部かなり路面が荒れているところがあってレーサーの細いタイヤだととても危ないです。一箇所はほとんど逃げ道がないくらいに広範囲に路面が荒れているので本当に危険です。あれ、なんとかならないかなぁ・・・



 いつもよりさらに注意深く下りをこなして、ようやく湯河原の温泉街の近くまで下ってきました。下りで少し体調が落ち着いたように感じたので、そこからは真鶴旧道へ。あと僕の場合、車の多い有料道路を走るより旧道のほうが気持ち的に落ち着いて走れるような気がします。



 そして早川までやって来たらしばらく休業中だった味一が久し振りに店を開けていました。「どうすんべぇか?」とちょっと迷ったのですが、気持ち悪かったこともあってここまで水以外の補給は一切なしだったので、少し並んで結局この味噌ラーメン(大)を頼んでしまいました。こんな体調のときに(大)を頼むことなかろうよ・・・とも思ったのだけれども、駄目でした(泣)。もう少ししっかり食べるものを管理しないとまずいです。
 ちなみに味一ですが、これからしばらくは金・土・日のみの営業だそうです。いろいろとご事情があるようです。



 味一でラーメンを食べたあとは、重たくなったお腹を気づかいながらR1を走り、途中ちょこっとだけ太平洋自転車道を走ったりもしました。僕はこの自転車道を走るのははじめてだったのですが、いまひとつどういう道なのかよくわかりませんでした。かなり短く感じたのだけれども、しっかり起点から終点まで走ればもう少し距離があるのでしょうか?



 そしてそこからはR134を走ってようやく江ノ島へ。R134までは追い風だったにもかかわらず、体に気をつかって25km程度のスピードで走って来たのだけれども、R134に出たら後ろにロードにつかれてしまい、スピードを落としても前に出てくれないのでなんとなく頑張ってしまいました。今日は動悸もあったので普段のケイデンス重視の走りではなく、踏むペダリングにならざるえなかったのだけれども、やっぱり見栄っ張りなんだろうなぁ、ここからはきれいなペダリングを心掛けてしっかり巡航速度があがっちゃいました。

 で、江ノ島に戻ってきてからはしばらくボードウォークの上で仰向けになってグッタリ。早く部屋に戻れば良かったのだけれども、どうせ部屋に戻ったって寝るだけです。だったら波音を聞きながらボードウォークの上で横になっていたほうが気持ちいいんじゃないかって気がしたんですよね。そしてそこで1時間ほどうとうとしてから部屋に戻り、さらに2時間くらい眠ってようやく起きたのがつい先ほど。やはり寝不足が一番の原因だったようで、起きたらほとんど体調は回復していました。もちろん今日走った疲れはしっかりあるのだけれども、とりあえず変な感じはほとんどなくなりました。良かった。

 ただなんか今日は自信なくなっちゃったなぁ。これからもこういうことが起こらないとは限らないわけだから。今年考えている自分にとって重要なイベントのときにこういうことが起きたらどうすればいいのだろう。それから一度こういうことがあると敗退癖がつきそうなのも気になったりします。これからはもう少ししっかりと自分の体調を管理しないといけないと思わされた一日でした。

原因わかりました

2007年04月26日 | 日常生活
 BB周辺から異音を発していたブリヂストン号ですが、ようやく原因がわかりました。ペダルをLemondのものと交換して乗ってみたらすっかり異音が消えたので、やはりペダルが原因だったようです。良かった、原因がわかって。で、その原因がペダルで(笑)

 ただペダルが原因だったのは良かったのですが、普段SPDで乗っているブリヂストン号をSPD-SLで走ってみると、ダイレクトに力が伝わる感覚が気持ち良くてこちらのほうがいいのかなって思っちゃいました。ただ通勤や街乗りでの出動機会の多いブリヂストン号のペダルをSPD-SLにしちゃうとやはり不便な気も。となると、新しいものもSPDのほうがいいんだろうな~、なんてまた悩んでしまったりも。でも、これは多分最終的にはSPDを選ぶのだとは思います。しっかり走るときだけSLに交換すればいいですからね。

 ところで今夜は来月の13日に閉店になってしまう藤沢の名店・久昇支店で呑んできました。閉店までそう何度も足を運べるとも思えないので、これまでにないくらいたくさんのメニューを注文してすっかり満腹状態。こういうことをしてるからなかなか体重が減らないのだぁ~!とちょっとだけ思ったのだけれども、まぁ閉店しちゃうわけだから仕方ないですよね(笑)

 それから今夜一気に4日分のエントリーをしたのですが、これは今日一気に書いたわけではなくて、実はきちんとその日のうちに書いていたのです。それをなんとなく寝かしておいたわけです。で、さっき帰ってきて少し手を入れてアップしたと。こういうやりかたもたまにはいいかも、です(^^


勝手にライバル

2007年04月25日 | 日常生活
 あまりそればかりには固執したくないし、しないようにもしているのだけれども、強くなりたい、速くなりたいという気持ちはもちろん僕にもあります。ツーリングのときになるべく体力的に余裕を持って走れるようにという以外に、純粋に強くなりたいという気持ちはやはり僕も持っています。

 強くなりたい、速くなりたいというときの目標は、僕の場合は昨日の自分です。昨日の自分よりもうまく走れたり、頑張れたり、苦痛に耐えれたりして、その結果強くなれれば、速くなれれば嬉しい。ただそんな僕でも実は密かに勝手に目標というかライバルにしている人がいたりします。それは僕が「ここでだけは頑張る!」と決めている表ヤビツでのTTにおいてなのですが、普段良く訪れているのだけれどもまだ一度もコメントなどは入れたことがないブログのある方を密かにライバル視していたりします。

 その方は競技をされている方で、平日は仕事の関係でなかなか思うような密度の濃い練習ができているわけではなさそうですが、ものすごく純粋に速くなりたい、強くなりたいといった気持ちを持っているように感じられます。他人がどうこうということよりも(もちろんレース志向の人だからそういう面もあるのだけれども)、いかにいまの環境のなかで自分のパフォーマンスを伸ばせるかといったことを一生懸命追求している人のように感じられます。

 僕は思うのだけれども、ライバルや目標にする相手というのは「こいつだけには負けたくない」という人よりも、「この人のようになりたい」とか「この人にだったら負けてもいい」と思える相手のほうがいいような気がします。

 誰しも多かれ少なかれ負けず嫌いな側面って持っていると思うけれども、「こいつだけには」という相手をライバル視してしまうと必要以上に気持ちがとげとげしてしまって良くないような気がします。そして努力の過程でどうしても“そいつ”にたいして良く思ってないところに巻き込まれてしまうような気がします。負けたくないという気持ちだけでその相手に勝ったとしても、その相手に尊敬できるべき点がなければ、結局はそんなのは泥仕合になってしまうんじゃないかと思います。そして結局終わってみれば自分も泥にまみれていると。それよりも「この人にだったら負けても良い」と思っているような人を目標にして頑張るほうが、全然健全な気がするし、気持ちいいと思う。

 競技をやっている人をつかまえて「この人にだったら負けてもいい」と思えるというのは失礼な気がするのだけれども、その人のことを僕は本当に応援しているし、なんだか不思議な親近感を覚えてしまったこともあって、あるときからヤビツTTにおける勝手なライバルにさせて頂くようになりました。その人のヤビツのタイムは今年に関しては僕とほとんど同じかあるいはちょっと遅いくらい。でも去年出されたベストは僕のベストより2分半くらい速いもの。さすがに今より2分半というのは僕にとっては「絶対無理だぁ~」といった感じなのだけれども、ヤビツに関しては今年もその人を目標にして頑張ってみたいなと思っております。多分これからその人は少しずつタイムを伸ばしてくるだろうから、僕もそれに刺激を受けて少し頑張れればなと思います。

こういうときこそ目標が必要かも

2007年04月24日 | 自転車生活
 ここ最近自転車の楽しみ方や自転車との関わり方についていまひとつすっきりと考えられなくて良くないです。こういうときは何か目標をたてて道筋をつくってやるのが良いかもしれないと思ったので、かなり行き当たりばったり的ですがここでいまほんの数分で考えた目標を公表。

 目標1
 ヤビツ38分台。
 今年も1度は40分切りができればというのが当初の目標でしたが、やはりもう少し上を目指すことにする。ベストから最低1分の短縮というのは微妙な目標ではあるけれども、僕の志向と普段の走りを考えるとこのあたりが限界という気もするので。チャンスは6月か10月あたり?頑張ってみよう。

 目標2
 月1回はランドナーで出かける。
 ランドナーは僕の自転車の原点。忘れつつあるランドナーで走る楽しみを取り戻したい。

 目標3
 富士山頂往復。
 自転車で5合目まで上って、そこから徒歩で山頂を往復。MTBを山頂まで担ぐというのも魅力なのだけれども、いまはいろいろと問題がありそうなのと、山頂まで担ぐというのは体力的にあまりにきつすぎる気もするので、とりあえず自転車は5合目まで。ちなみに富士山の山頂はまだ踏んだことない。そろそろ登っておきたいなぁ~。
 朝10時頃までにスカイラインの5合目に着くにはいったい何時頃部屋を出ないといけないのだろう?
 これは時期的には夏ですね。

 目標4
 ロングライド用のクロモリフレームのオーダー。
 目標というのも何ですが、一応目標(笑)。せっかくなので自転車貯金をそろそろ使おう。問題はどういったフレームにしたいか考えがまとまっていないこと。MTBのフレームをオーダーしたときはほとんどおまかせで頼んだのだけれども、今回はもう少ししっかりこちらの意向を伝えられたらと思う。スケルトンやパイプなんかについてちょっと勉強しなきゃな。
 ちなみにMTBのフレームオーダーのときに、こちらの数少ない要求のひとつであるチェーンフックを付け忘れられちゃったのは笑い話。でも実は要求が少ないというのは相手にとってはそれはそれで大変だったと思うし、そこのビルダーさんの人柄がとっても良かったこともあって文句のようなことは何ひとつ言わなかった。「再塗装のときにつけますね」と言ってくれたけれども、いまのところ予定なし(笑)

 これ以外の目標としてはロングを数回走ることと、テント利用のキャンプツーリングを1回くらいやりたいと思っている。さて、どうなるかにゃ~

 あっ、それからこの日はブリヂストン号の駆動部がきれいになったのに気をよくして、Lemondのほうの駆動部の清掃をして少し幸せな気分になりました(^^

異音消えず、でも

2007年04月23日 | 日常生活
 ここ最近気になっていたブリヂストン号のBB周辺からの異音を解消すべく、この日ようやくチェーンホイールとBBのチェックをした。で、一通りチェックを終えて試しに外を軽く走ってみたのだけれども、残念ながら異音は残ったまま。う~ん。となると原因はペダルなのかなぁ。あるいはもっと別の場所から?なんとか原因がわかって、異音が消えるといいのだけど。

 ところでこのときチェーンホイールを外したついでに、チェーンホイール本体と前後のディレーラーの清掃、それからチェーンの清浄もした。それで実感したのだけれども、駆動部がきれいになるのってやはり気持ち良いですねぇ。とくにチェーンホイールは“自転車の顔”と言われるだけあってきれいになると雰囲気がぐっと良くなります。ブリヂストン号は一番ラフに乗っている自転車なので、パーツの傷もそれなりだったりするのですが、それでもだいぶ見た目が良くなりました。異音が消えなかったのは残念だったのですが、この駆動部の清掃のおかげで結構幸せな気持ちになれちゃいました。良かった、ついでにやっておいて。



 最近、人の自転車を見て思うのですが、皆さん本当に自転車がきれいです。僕なんかはもともともあまりマメなタイプではないので、良く手入れされた人の自転車を見ると自分がとっても駄目駄目サイクリストのように思えて悲しくなってくる。最低限のことは僕もやってはいるつもりだけれども、ただその最低限のレベルが人よりかなり低いのではと思っちゃうんですよねぇ。

 で、話を戻してブリヂストン号の異音について。とりあえず、他の調子の良い他のペダルをつけてまた確認してみることにしよう(これを最初にやるべき、という気もするけど)。で、もしペダルが原因だったら、これを購入かな。いま使っているものより見た目が良いので、正直是非とも原因がペダルであってくれると嬉しい。

風を避けて森へ

2007年04月22日 | 自転車生活


 今日はお休みでしたが、昨夜夜更かししてしまったのと、強い風が吹いていたのとであまり自転車に乗ろうという気がおきませんでした。でもせっかくの休みにまったく自転車に乗らないというのもやはりもったいないので、ちょうどお昼が近づいてきてお腹が減ってきたのをきっかけにランドナーで出掛けることにしました。



 まずは境川の河口近くを江ノ島に向かって下り、それから海岸線を鎌倉方面に走りました。風は南西から吹いていたので、七里ガ浜あたりではペダルを漕がなくても30km巡航でした。快適だったけれども、絶対に帰りは海岸線は走らないぞ!と思いました。
 鎌倉の滑川交差点に着いた頃にはかなりお腹が減っていたので、なんか海のもんでも食おうととりあえず小坪の漁港に向かいました。そして3軒ほどお店を冷やかして、結局結構有名だけれどもまだ一度も入ったことのなかったゆうき食堂で昼食を食べることにしました。



 で頼んでみたのが、マグロとブリのネギトロ合わせ丼(1000円)。100円増しで大盛りにもできたのだけれども、最近はあまりしっかり自転車に乗ってないので普通盛りにしたんですけど、普通盛りでも充分に満足できる量でした。ご飯の上のそれぞれのネギトロなんかも、箸を入れて驚きの厚みで、自転車乗りの僕にしてちょっと量多すぎなのでは?と思うほどでした。ついてきた味噌汁も温泉卵も塩辛もどれも美味しかったし、これで1000円というのはかなりお得な気がしました。正直期待以上だったです。



 昼食後は葉山の林道経由でお山へ。なんか「坂上るの久し振り~!」って感じで結構きつかったですが、自然のなかはやはり気持ち良いです。風もほとんど気にならないし。



 最後に1分ほど自転車を担いで頂上へ。曇っていて残念ながら景色はたいしたことありませんでしたが、久し振りのこの場所がとっても嬉しかったです。これまではすべてMTBでしたが、ランドナーで来るのもなかなか良いものだと思いました。



 山のなかの林道から下って来たら、環境バツグンの学校の校庭で少年たちがサッカーをしていました。小中と僕もサッカー部だったので、なんだか懐かしい光景です。自転車を降りて、少し彼らのプレーを見てました。



 そのあとはもうひとつ葉山の林道を。ここはかなり久し振りです。ここ最近の雨のせいでかなり路面はぬかるんでいたのですが、なんとか頑張って前進していきました。



 でも途中からあまりにぬかるみがひどくなったので結局引き返しちゃいました。途中ですれ違ったハイカーの方に「この先もかなりぬかるんでますか?」と訊ねたら、「すごいよ」と言われたのですが、そのときは「もう少し頑張ってみます」とこたえました。なので、そこから少しの場所で引き返すのはちょっと躊躇われました。そのハイカーの方に追いついちゃったらバツが悪いです(笑)。だから自転車から降りて倒木に腰掛けて少し時間をつぶしてから引き返したのですが、結局そのハイカーの人に追いついちゃいました。
 後ろから「ど~も~」と声をかけると、ハイカーの方は妙に嬉しそうに「諦めたか!」と言いました。僕は妙に明るく「諦めちゃいました!」と言いました。なんとなく、おかしい瞬間でした。

 帰りは海岸線はまったく走らず、内陸を通って江ノ島まで。途中藤沢のスーパーで卵や牛乳などを購入してフロントバッグに入れて帰ってきました。フロントバッグって便利だなぁと思いました。ランドナーは自転車は重いけれども、体は身軽になれていいですね。

 本日の走行距離41.96km。こんなんばかりだと体力が落ちちゃいそうでちょっと心配ではありますが、たまにはこういうのもいいですね~

延滞

2007年04月21日 | 日常生活
 図書館で借りた本2冊、久々の延滞。ごめんなさい。

 どちらも一応最後まで読みはしたのだけれども、それぞれある章を是非もう一度!なんて思っていたらいつの間にか返却期限が過ぎてしまっていました。他の利用者もいるわけだから、そして立場がかわれば自分も他の利用者のひとりなわけだから、普段は極力期間内に返却することにしてるのだけど・・・。反省です。

 日曜には返却しよう!と思ってこの晩読んでいたのが下の写真の左の2冊。1冊は話題?の『自転車依存症』。この著者の本を読むのは、『素晴らしき自転車の旅』と『スローサイクリング』に続いて3冊目。これまでの2冊はどちらもそれなりに楽しく最後まで読みはしたものの、なんとなく著者の生真面目さや気取りや構えた感じが気になってしまったところがあった。だけれども今回の『自転車依存症』は、そんな生真面目で気取った著者が、そうした自分の殻を破るために景気づけに酒でもかっくらったのでは?と思えるくらいやけくそ気味に、でも生真面目に饒舌になっていて(著者の言うところの出力過剰)、それがまず僕には面白かった。内容的にも旧車趣味的なものばかりだけでなく、しっかり“走る自転車乗り”のことにも触れられていたことに僕なんかはちょっぴり安心したりもした。
 
 ところで、この本のなかで自転車愛好者は車やカメラや鉄道も好きなことが多いと書かれていたけれども、これにはちょっと同意しかねる。そういう人ももちろんいるだろうけれども、僕は違う。鉄道模型の世界なんて全然知らないし、「おクルマは何ですか」って訊かれたって、持ってないし。
 それからどこかの章で、自転車乗りの奥方に向けて、自転車に乗ってくると言って家を出て、どこかで別のものに乗っているのでは?と不安になったりするかもしれないけれども、そんな心配は無用である、自転車乗りはひとたび自転車にまたがってしまえば浮気相手なんかよりも自転車を愛するから、といったことが書かれていたけれども、これもいかがなものかと。両方楽しんでしまうという人だって絶対にいるはずだ。いや、多分・・・。

 えーと、もう1冊のほうは伊坂幸太郎の『終末のフール』。これまで読んだ伊坂幸太郎の本のなかではエンターテイメント色のかなり薄い内容。だけれども、心に残るものはしっかりある。この本のなかで僕が返却前にもう一度読んでおきたいと思ったのは、一読目でおそらくこれは武田幸三(キックボクサー)がモデルになっているのだろうなと思った『鋼鉄のウール』という作品。最後まで読み終えてあとがきを読んだら、やはり別の作品の取材で訪ねた武田幸三に影響を受けてとあった。『鋼鉄のウール』は作品としてもとても面白かったのだけれども、格闘技好きな僕からすると、伊坂幸太郎が武田幸三という格闘家に何を感じたか?というところがとても興味深かった。それはおそらく僕にとっても共感できるような種類のものだったような気がする。ある種の格闘家や武道家には、確かにここで書かれているようなことを感じさせるオーラがあると僕も思う。それがいつまでも失われない本物なのかどうかは別にして。
 この作品が面白かったので、「別の作品」のほうも読みたいと思ったのだけれども、結局武田幸三の取材はこの『鋼鉄のウール』に生かされてしまって、別の作品では武田幸三はモデルにならなかったよう。う~ん、残念。読みたかったなぁ。

 それからこの晩は、この2冊以外に、以前ちゃり猫さんにコメントをもらった『イタリアの自転車工房』をようやく購入したのでぺらぺらめくっていた。で、これすごく面白いです。この本が出版されたのはいまより海外のレースシーンが遠かった1994年。その頃にこんな内容充実の自転車書籍が普通に出版されていたんだぁとアテネ書房と著者の砂田さんに素直に感心してしまいました。なんだか一気に読んでしまうのはもったいないので、少しずつちびちびと読んでいこうかなと思っております。



 えっと、なんか僕もやたら饒舌になった気がしますが、これはお酒のせいではありません。飲みたいんですけど、残念ながら部屋にはアルコール類は何もなし。ほんと残念。