湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

連日、邦画

2006年05月30日 | 日常生活
昨日はヤビツから帰ってきてから、楽しみにしていた『嫌われ松子の一生』を観に行った。中島哲也監督の前作品である『下妻物語』同様に遊び心あふれる楽しい演出だったのだけれども、物語じたいがある種の悲劇なので演出の楽しさとのギャップによって余計に悲しみが助長されているように感じた。中島哲也監督は多分そうしたことも狙いに入れているのだろう。いずれにせよ、原作本同様に楽しめた。悲しかったけど。

ところで、先月『嫌われ松子の一生』を読んでから、3週間くらいのあいだに著者である山田宗樹の他の全著作5冊を読んだのだけれども、そのほとんどがどれもとても面白かった。『死者の鼓動』は心臓移植というテーマが些か専門的過ぎる感じで扱われているうえに、物語が少しこもっている感じがするので、一般的な面白さという点ではあまりお勧めではないかもしれないけれども、他はどれもとても楽しめた。ただこの著者のほかの作品は、筑波大学農学部博士課程中退、製薬会社勤務という経歴を生かした医学関係、バイオ関係の題材のものが多く、『嫌われ松子の一生』がむしろ異色なのだと感じた。これからはどんどん松子のような小説も書いていって欲しいなと思っていたら、今月松子の続編というべき『ゴールデンタイム』という小説が出版されたようなので、これも近いうちに読んでみたいと思っている。

それから映画のほうの『嫌われ松子の一生』関連では、中島哲也監督の映画デビュー作である『下妻物語』はとてもお勧めです。せっかく『嫌われ松子の一生』を観るのだから、同じ監督の作品もフォローしておこうと思ってやはり1カ月前くらいにDVDで観たのだけれども、とても馬鹿馬鹿しくそしてちょっぴりほろりとさせられるとても楽しい映画だった。なんら有益なところはない映画だけれども、それでも観ていてなかなか爽快な気分になれる?映画なので、お好きそうな方は是非ともどうぞ。ちなみに僕はこういう映画、大好きです。

今日は出勤前に伊勢佐木町の映画館で、この界隈を仕事場にしていた伝説の娼婦であるメリーさんを題材にした『ヨコハマメリー』という映画を観るつもり。友人曰く、観た人観た人から勧められるすごく感動的な映画らしいのだけれども果たしてどうなのか?僕は実物のメリーさんを観たことはないのだけれども、小学生か中学生の頃に顔に白粉を塗ったおばあちゃん娼婦がいるという話を聞いて、なんだか薄気味の悪い魔法使いの老婆のような印象を持ってしまったので、この映画を観るのは結構恐かったりもするのだが。

せっかくなので映画を観たあとは、自転車通勤チャリダーさんのエントリーで紹介されていた天丼屋豊野に寄ってみようと思っている。もっとも僕はとてもではないけれども、大盛りのほうは食べきる自信がないので、とりあえずノーマルなほうを頼むつもりだ。案外こちらのほうが『ヨコハマメリー』よりも楽しみだったりして。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
TREK (自転車通勤チャリダー)
2006-05-30 18:10:42
今日轍屋に行ったら

私のTREKが梱包されて届いていました。

まだ作業に入っていませんが

近日中に納車になる予定です。



天丼屋豊野どうでした。

私は懲りずに今日も行ってしまいました。

今日は海鮮丼の大盛を注文

腹いっぱいになりました。



返信する
楽しみですね (yuzio70)
2006-05-31 20:45:07
TREK、轍屋さんにはもう入荷してたんですか?となると納車はもうすぐですよね?うまくいけば今日あたり納車されていたりして。



天丼屋豊野では結局、同じく海鮮丼を食べたのですが美味かったですよ!普通盛なのに結構量が多くて、にもかかわらず食べ終わった後はほとんど胃にもたれないのが不思議でした。これからも機会があれば足を運んでみようと思います。
返信する

コメントを投稿