湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

国境稜線へ 1568mコルより1684mまで

2015年03月27日 | 山・山スキーなど
 10日前と同じ場所へ。ありがたいことに今回も晴れの予報。ただ高い気温と2日前まで何日か降っていたであろう雪のことが少し気になっていた。落ちるべきものは、昨日のうちに落ち切っていてくれたらいいのだけれど。



 10日のあいだにだいぶ雪融けが進んでいるのではと思っていたのだけれども、そうでもないようだった。



 駅から20分くらいで除雪終了地点へ。今日も素晴らしい天気だ。



 輝く芝倉岳がすごい。芝倉谷もいつか滑って・・・、いや下ってみたい。



 名前しか知らなかった万太郎山がこんなに立派な山容だったということも、前回はじめて知った。



 あまり面白くない杉林。ただこの日は違った。スキーを前に進めながら、枝についた雪がはらはらと輝きながら何度も舞い落ちた。それがすごくきれいで、足をとめて見入ってしまった。



 杉林を抜けて、今度はブナの林のなかを。体調が今ひとつだった先日より、今日は明らかに調子が良い。



 そして天気のほうも、充分素晴らしかった先日よりさらに今日は空気が澄んでいて良いようだ。先日よりさらに気温は高いのに。

 

 ここまでにスノーボードの3人パーティ、2人パーティとすれ違った。早朝出発なのだろうけれども、それにしても早いなぁ。



 10時20分頃駅を出て、12時少し過ぎに尾根の取り付きに到着。先日よりかなり早いペースでここまで来れた。先行者のトレースにも助けられたし、雪の状態もこの前よりいいようだ。

 尾根の下部は結構な急斜面で、先日は腐った雪の斜登高に結構苦しめられたので、今日は末端からダイレクトに尾根に取り付くつもりだった。



 そして、その通りに尾根に取り付いた。ぎりぎりシールで直登できるかなと思ったのだけれども、下から見たときよりは急ですぐに階段登高に切り替えざる得なかった。



 で、ここで足がとまった。尾根がいっそう細くなり、さらに木が行く手を遮っている。4つ足の獣は木の左側を歩いて行っているけれど、そっちは僕はまず無理だ。どうしよう・・・



 せっかく登った斜面を引き返すのも悔しいので、階段登高のまま行く手を遮る木に近づき、木を掴みながら知恵の輪のようにスキーをちまちまと動かしてなんとか突破したのだけれども、ちょっと焦った。



 広い尾根にあがって、武能岳。やはり尾根の下部は急だ。



 ここからは先行者のトレースに助けられながら、広い尾根を順調に高度を稼ぐ。



 やはり雪の状態もこの前より良さそうだ。試しにトレースを外れてみても、先日よりはだいぶ登りやすい。





 ここらが先日の終了地点。この前より1時間くらい早く到着することができた。



 今日はもちろんさらに上へ。



 だいぶ稜線に近づく。周りの景色がすごい。この写真ではあまり感じないけれど、風で雪がとんで笹が出ているあたりは少し急な斜面だ。



 というわけで、トレースを辿って雪のついた左にまわりこむ。



 こういう雰囲気の場所はすごく久し振りだ。なんだかどきどきだ。



 またまわりこみ、



 ちょこっと登って稜線の1568mのコルに立つことができた!

 時間はまだ13時半頃。周りの風景を眺めながらまずは補給。そして少し悩む。

 今日の目標はこの1568mのコルだったのだけれども、まだ時間に余裕はある。そしたら、これだけの素晴らしい天気なのだからやはりもう少し高いほうまで行ってみようと



 武能岳方面へアイゼンを履いて歩きだした。歩き出してしばらくはさらさらの雪で、全然アイゼンは必要ない感じだった。僕の持っているアイゼンはテレマークブーツとの相性が悪く、ときおりコバの部分からアイゼンが外れてしまう。それを岩を蹴ったり、ストックで叩いたりして元に戻す。これはアイゼンつけたのは失敗だったかなと思ったのだけれども、ある程度の斜度になってからは、そんな状態でもやはりアイゼン必須の硬い雪になった。とりあえず、今日のこの場所では危険はなさそうだけれども、テレマークブーツにもしっかりつけられるものを買わなきゃ駄目だな。





 あと少しで武能岳手前のピーク。



 そして登り切ったところで、またしても少し悩んだあと、ここで折り返すことに決める。もちろん武能岳のピークにたてたほうが嬉しかったのだけれども、スキーをデポした場所に14時半には戻りたかった。滑りに自信があるわけではないので、下りだってそれなりに時間はかかるはず。他にもいろいろ不安な要素はあり、だからこそ時間的な余裕が欲しかった。後ろ髪をひかれるような気持ちも少しもあったけれど、ここまで来れたことに満足すべきだと自分を納得させた。

 さて、引き返す前に周りの景色を堪能しておこう。



 多分芝倉への尾根越しに、万太郎山~仙ノ倉山~平標山。



 こちらは尾瀬方面。燧~至仏~上州武尊~日光白根あたり。



 白毛門、笠ヶ岳、朝日岳?



 巻機や越後駒方面。稜線を上州側に越えて土合までというのもいつか滑ってみたいコース。



 西尾根。“西尾根に入らぬこと”と地図に書いてあるけれど、これは確かに危険そうだ。雪のある今の時期、僕なんかは入ろうにも入れないけれど。



 とにかく空気が澄んでいて、遠くまで眺望がきいた。で、この奥の山がわからない。もしかして妙高あたりとも思ったが、それにしては立派過ぎる気もする。どこなんだろう?



 苗場や奥志賀方面もくっきり。



 多分、これまでで一番の展望だと思う。ホントすごい。



 スキーをデポしたコルへ戻る途中。やはり少しでも稜線を歩いて正解だった。





 そしてほとんどどんぴしゃりの14時半にデポ地点に戻ってきた。ここでまた補給。そしてアイゼンやシールを外したりと帰る準備をしながら、安全に下れるかかなり緊張していた。

 さて!



 稜線から慎重にドロップイン。最初はアルペンターン。なんとか大丈夫そうだ。雪質も悪くない。



 少し緊張がとけて、ドキドキよりワクワク感が強くなる。そしてテレマークターンにもチャレンジ。あっ、こちらも大丈夫そうだ。



 目の前は雄大な景色。あれが上越のマッターホルンと呼ばれているらしい大源太山かな?



 快適快感な尾根滑り。



 振り返ると濃い青空と真っ白な雪の斜面。素晴らし過ぎる。

 ただ滑りが快調だったのはこのあたりまでで、もう少し標高を下げた樹林帯でいきなり転倒。あちゃ~、ここまで調子良かったのにと立ち上がり、また少し滑ったところで再び今度は激しく転倒。雪が重くなりはじめたのだ。ここからは、先日と同じように斜滑降&キックターンですらさらに2回転倒を加えながら下部の急斜面をトラバース気味に下った。いやはや。

 危険な転倒はなかったものの、転倒時の不自然な姿勢に変なところが攣りそうになるのが困った。昔はあまりなかった現象だ。まぁ仕方ないな。



 あと少しで西俣沢。午前中にすれ違ったボーダーのものと思われるシュプールが気持ち良さそうだ~



 西俣沢に降り立つ。武能岳が今日もかっこいい。しかしほんと先日を上回る快晴だ。



 西俣沢の雪質は、先日のほうが上。時間のせいもあるのかもしれないけれど、今日のほうが雪がくさっている。



 そして蓬沢に戻ってきた。ここからは安全な下りと思ったけれど、雪がくさってあまり進まない。あ~、春のストップ雪だ~



 ま、それでもこんな場所にいるだけで楽しいんだけれども。



 そういえば、先日あったデブリはほとんど消えていた。雪融けも少しずつ。



 陽気のせいもあるのだけれども、春をたくさん感じた。



 そして先日よりちょっとだけ遅れて除雪終了地点へ戻ってきた。この前はかなりぐったり気味だったけれど、今日はまだまだ元気。転倒もしたけれど、おめでたいことに雪質の良かった上部斜面での滑りの感覚が体にしっかり残っていた。いやぁ、ほんとうに楽しかった。

 駅までの道を、あるかな?と思いながら歩いていた。



 あった~

 周りに何もない駅なので、事前に用意しておいたのだ。ホントは除雪終了地点あたりに隠しておこうと思っていたのだけれど、雪はそこら中にあるので、除雪終了地点まで持っている必要はないかと駅から少し歩いたところのカーブミラーの下に埋めておいたのだ。



 そして土樽駅に戻ってきた。電車が来るまで50分くらいある。



 スキーを乾かしたりなど帰り支度をしながら、ぷしゅっと。うま~

 いろいろな条件に恵まれて、素晴らしいスキーツアーになった。


花粉に抵抗 山ラン2回

2015年03月22日 | ラン
 すっかり花粉にやりこめられている自分にだんだん苛立ってきた。このままじゃ絶対に駄目だなと、今年はまだ使っていなかったSWANSのスポーツマスクを準備し、もちろんアイウェアにはくもり止めを塗って走りに出ることにした。自転車よりスピードの遅いランでは、余計にその仰々しい見た目が目立つと少し躊躇していたのだけれども、そんなことを気にしている場合ではないという気になっていた。



 3月22日。まだこれくらいは良いほうだった。冬のあいだも今年は雨が多く、ぬかるんでいることが多かった。この冬が例外であってくれればいいのだけど。でないと・・・。どちらも楽しみたいので。



 3月25日。似たようなコースなのだけれども、時間の関係で帰りは少し近道を通った。



 色づいていた頃は、早い時間にも結構賑わっていたりもしたけれど、この日は誰とも会わず。



 久し振りの山道。すごく気持ち良く走れた。今後は萎縮しすぎず、もう少し抵抗してみよう。

 ところで、22日と25日の高度上昇量が全然違うけれど、もちろん正しいのは25日のほう。ひと山しか登ってないのに、468mなんてありえない。

3-0 3-0

2015年03月20日 | LeMond
 今年はじめての朝練をするつもりでいたのだけれども、起きた直後の目のしょぼしょぼ感にやる気を失い(言いわけ)、そのまま二度寝。結局、走りに出たのは15時過ぎだった。

 とりあえず3本のつもりだったのだけれども、2本目の上りはじめでひどい空腹感におそわれ、上りながら葛藤。2本目の途中でコンビニに駆け込んで補給という案はさすがにすぐに却下。具合が悪いわけでもないのに、1本半で終えるのはあまりに情けない。今後のモチベーションにも影響しそうだ。2本目を終えたあとにコンビニで補給という案もあれこれ考えたあと却下。補給後もう1本というのは、なんとなく集中できなさそうな気がする。でも2本でやめるのならコンビニで補給するよりも、別の場所でもっとしっかりしたものを食べたい。たとえばラーメンとか、ラーメンとか、ラーメンとか・・・

 そんなくだらないあれこれを考えながら上っていたら、途中でお腹が落ち着いた。そして、無事3本終えることができた。えっと、無事っていうほどの本数ではありませんが。

 ちなみにタイムは全然。でも気にするのはタイムじゃない。自分なりに意味のある練習ができたかどうかだ。とりあえず、今日は始動できただけで満足。遅いなりに、少しずつタイムをあげていけたのも良かった。

 3本の場合、だいたい35km弱の走行距離なのだけど、今日は50kmちょい走った。その理由についてはあえて語らないのである。あ~、腹が張り裂けそうだ。

 2015-01 3-0 3-0

稜線に達せず、1314mまで

2015年03月17日 | 山・山スキーなど
 花粉のせいで、いや花粉のせいだけではないけれど、ぱっとしない日が続いている。修理してもらった革の登山靴とテレマークブーツ。登山靴のほうの試し履きは、先日の武尊山ですることができた。次はテレマークブーツのほうだなぁ思っていた。

 休みである17日火曜日。長野新潟あたりは晴れの予報だ。花粉による気怠さは相変わらずだし、ここ数日便秘のせいかお腹の調子も悪い。でも、いまいちの天気の日は敬遠したい雪のある山だけに、晴れ予報の休みは逃せない気がした。

 コーラックを2錠飲んで寝たにもかかわらず、あいかわらず腹の調子は良くない。でも、たいしたことはない。準備もしてあるし出かけよう。もし駄目そうであれば、途中で引き返せばいい。

 今回の目的地は上越国境の蓬峠(1529m)近くの1586mのコル。プラ靴でも満足に滑れないテレマーク。今回は革靴なのだから、本来ならばゲレンデに行くべきなのだろうけれど、いい加減ゲレンデには飽きがきていた。さらに先日久し振りにアルペンで滑った爽快さが体に残っていて、テレマークとは別物なのにちっとはうまく滑れるんじゃないかと錯覚してしまったりもしていた。そんなわけで、今回はゲレンデのない場所へ行くことにしたのだ。

 蓬峠ではなく少し南のコルを目的地にしたのは、そのコルへ広くて気持ち良さそうな尾根が続いていたから。正確にはわからなかったのだけれど、いくつか記録のあったイイ沢左岸尾根というのは、その尾根のことのような気がした。はっきりわからないからこそ、地図読みの練習も兼ねてどんな場所か確かめてみたかった。



 山のなかに入るといきなり雪がすごい。・・・ではなく、駅から歩いて1分くらいの場所。土樽ってすごい駅だと思った。



 さらにまだ歩いて数分なのに、すでに白く輝く雪山が。芝倉岳?上越の山は馴染みがなく、山の名前や位置もあまり知らず、帰宅後地図を見ながらあたりをつけているのだけれども、はっきりとはわからず。



 こちらは万太郎山だろうか。駅近くからこんなに白い山々を望めるとは。



 駅から20分くらいで除雪終了点へ。そこからスキーを履いて、蓬沢沿いの林道を行く。

 天気が良いのは嬉しいのだけれども、高すぎる気温は結構不安だった。やはり雪崩が怖かったのだ。道をふさぐようなものではなかったが、下部からデブリがいくつか。逆に上部にはほとんどなかった。



 尖ったピーク。コマノカミノ頭?この日ただひとりすれ違った登山者は、トレースから推測するとこの山から降りて来たのかもしれない。



 登ってきた沢を振り返るとこんな景色。周りにはほんとうに山ばかりだ。

 ここまであまりペースがあがらない。高い気温でくさった雪のせいもあるのかもしれないけれど、体もあまり動いていないようだ。駅をでたのが10時半少し前。目的の1586mコルに達していなくても14時には折り返すつもりだった。この調子だと稜線にたつのは難しいかもしれない。



 前方の景色。どこが尾根の取り付きなのだろう?このときは中央右手の尾根かなと思ったのだけど、違ったんだよなぁ。目の前の稜線は多分シシゴヤノ頭からの支稜線。右寄りの鞍部が蓬峠?



 ちょっとした台地で再び後ろを振り返る。位置的に、平標山から続く尾根と日白山~タカマタギ~棒立山のような気がするのだけどわかりません!



 目的の尾根は、先ほど勘違いした尾根の右隣だった。傾斜のゆるい場所を探して西俣沢に入ってくと目の前に武能岳があらわれた。



 かっこいい・・・

 このあたりから左の尾根に取り付いた。ただ傾斜のゆるいところを探したつもりだったのだけど、結果的に結構きつい傾斜を登らざる得なくなってしまった。雪はゆるく、シールの効きも悪い。ストックをついたら、ぐさりとめり込んで転倒すること数回。スキーを前に出すとき、足元の雪が小さく崩れ、やはり転倒すること数回。短い距離ではあったけれど、だいぶ消耗してしまった。



 そしてようやく傾斜が緩んでひと息。蓬峠へのコースガイドに書かれているのは向うの尾根。こちらから見ると、少し傾斜がゆるく見えるけれど、実際はどうなのだろう?



 少しずつ高度をあげる。時間というより、体力的にこのあたりで稜線は諦めつつあった。下りも多分かなり体力消耗するだろうし。



 だいぶ高度をあげてきた気がするけれど、まだ1300mにも達していないだよな。それでこの景色。上越、すごいな。



 ブナの疎林を抜けたこの場所で折り返すことに決めた。傾斜もゆるく、腰をおろすにもちょうど良さそうだ。稜線はまたの機会ということにしよう。



 目の前の山を眺めながら、ソーセージパンやシナモンドノーナッツを食べる。うまい~



 補給しながら周りの景色をしっかり眺める。すべて多分だけれど、シシゴヤノ頭~足拍子岳あたりの稜線。



 足拍子の左手奥は平標とか仙ノ倉?実は眺めているときは、平べったい感じに苗場山かなと思ったりもしていたのだけれども方角的に違うような気がする。





 右の鞍部が蓬峠。滑ったら気持ち良さそうな美しい斜面。このあたりのこの雰囲気にずっと憧れていた。雪のない時期は草原状になっていてまた良さそうなのだ。



 ズーム。蓬ヒュッテが小さく見える。

 しばらく周りの素晴らしい景色を眺めていた。1300mなのにこの高度感。真っ白な山々。そしてそれがすごく近いのだ。今日出会った登山者は、すれ違ったひとり。おそらく今ここらにいるのは僕ひとりだ。そんなことを考えていたら、突然周りの山との距離がさらに縮まり、さらに大きく感じた。圧倒的な自然を感じた一瞬だった。



 さぁ、そろそろ下ろう。登りでも転倒しているので、すでに濡れてしまった革のブーツだけれども、下りではどれだけ転ぶかわからないので、ここでようやくゲーターを装着。



 そしてスキーを履いて、最後にまた周りの山々を見渡す。ちょうど雪崩れている谷を見つけてしまったけれど、この尾根は多分大丈夫だろう。

 でもって、尾根の滑りは散々。いやぁ、くさり気味な雪云々は別にして全然滑れない。ほとんどが斜滑降とキックターンなのに、それでも転倒多数。くさった雪で良かった。そして木に激突したりしなくて良かった。



 尾根の下部は結構な傾斜なので、トラバース気味に少し早めに西俣沢に降りた。ここらは広いのでそんなに心配なさそうだけれど、少し上の狭いところでは雪崩がやはり怖そうだ。実際数日前に雪崩に巻き込まれたスキーヤーがいるらしい。



 沢の下りは、これまでの尾根と比べれば全然楽だ。テレマークターンも少しは決まった。もちろん転びもしたけれど。



 ほとんどのスキーヤーは蓬沢に戻ってくるとスキーが滑らなくなって残念に思うのだろうけれども、僕はようやく安全に下れるとほっとした。テレマーク、そして細板革靴はやっぱり難しい~



 ターンのほとんど必要ないこうしたなだらかな下りが続く。ときおりのぼり返しもあるけれど、たいしたことはない。



 小さなデブリ。



 少し大きなデブリ。なんでデブリのなかにトレースがあるのだろうと往きも思ったのだけれども、



 雪が割れて沢が出てたんだな。あぶない、あぶない。



 自然の曲線がきれいだ~



 そしてようやく除雪終了地点へ戻ってきた。お疲れ、自分!

 時間的にはもう少し余裕あったけれど、今日はこれでいっぱいいっぱい。まともに滑れなかったこともあって、もうしばらく山スキーはいいかなと、スキーを抱えて駅まで歩いているときに思っていたけれど、不思議なことにやっぱりまた行きたくなっているんだよな。疲れたし、滑りも全然だったけれど、やはり楽しかったのだ。これだけの素晴らしい天気、静けさと景色。結局楽しい記憶が優ったようだ。出かけて良かった!



 次はしっかり稜線に立てるといいな。

夜、図書館を巡るラン

2015年03月14日 | ラン


 期限が近づいている本を返すために、2つの図書館を巡るラン。今までで一番ひどい花粉の症状にすっかりモチベーションを失い、三浦ハーフ以来2週間ぶりのランである。

 読みたくて予約を入れていた本なのに、最近は山の本や記録、地図のほうに関心がいってしまって開きさえしなかった本もある。強い興味のほうに時間を費やすことは悪くないと思うし、そういった対象があることじたい良いことだと思うのだけれど、少し複雑で残念な気持ちも。もう少し要領よくやって、いろいろうまく時間を使えたらいいのだけど。いまいましい花粉のせいで、とくに今はインドアな時間が多いわけだし。

 もともとゆっくりなつもりだったけれども、それでも結構きつく感じた。ちょっとのブランクによる体力の低下を、ここ2年くらいよりいっそう感じるようになったのは決して気のせいではないと思う。花粉さえ飛んでなければ・・・。でも、なんとかもう少し体動かすようにしないとまずいな。まだまだ花粉の時期は続くのだから。

 はじめて購入してみたメガネのくもり止めジェルはそれなりに効果あったけど、やはり少しは曇る。塗り方でもう少し改善するのかな?

 全然話は変わるのだけれども、数日前に観た映画“シェフ 三ツ星フードトラック始めました”が面白かった。観る前にとんかつとカキフライの定食を食べていて、やたら食欲が刺激されて困るということがなかったのはもしかしたら残念なことだったのかもしれない。楽しめた!

武尊&ゲレンデスキーの備忘録のようなもの

2015年03月07日 | 山・山スキーなど
 久し振りの雪のある山ということで、昨日は自分自身にも以前使っていた道具に関しても実は結構不安があった。そのあたりのことを備忘録的にいくつか。



 アイゼン歩行。アイゼンを使うのももちろんかなり久し振り。僕のスパッツにはいくつか切り傷がある。どれもアイゼンの歯をひっかけてしまったのだ。ただ今回はそういうことはなかった。もしかしたら昔より安定して歩けるようになったのかもしれない。効きに関しても今回は問題なかった。ベルトなどの強度についてもまったく不安はなかった。これからも問題なく使えそうだ。



 ピッケル。今回は結局使わなかった。ゴムでできたピッケルプロテクターが変質して、ヘッドと石突きにこびりついていた。それらをこそぎ落とし、新たに購入したプロテクターをつけた。シャフトにはどこかで見つけたアイデアを頂いて、われわれサイクリストにとっては見慣れたものをつけた。使い古しのチューブである。冷たさの軽減にもなるし、グリップも良くなるとのことだったけれど、あまり好きではないシャフトの紫色が隠せるのもいいかなと思って試してみた。店員に勧められたものを素直に購入してしまったのだけれども、自分でもっとしっかり選ぶべきだったとずっと後悔していたりしたのだ。なんにせよ今回出番はなかったけれど、今後も使用にはまったく問題ないだろう。

 ただアイゼンにせよ、ピッケルにせよ、最近のものより少し重量は重めだ。去年テレマークスキーの購入のために目白のカラファテに行ったとき、店に置いてあるものを触ってみて重量がずいぶん違う気がして驚いたのだ。

 ザックはすっごく昔のオスプレー・ケストレル。今シーズン、バックカントリー用にオスプレー・コード32を購入したのだが、荷室が分かれていて大きな荷物を入れずらいコード32には、登山靴がまず間違いなく入れられないのでこちらにした。というか、入笠山も根子岳を目指すつもりだった峰の原高原スキー場のときもこれ。結局山道具以外の他の荷物もある場合は、こっちのほうが使いやすいんだろうな。汚れがだいぶ目立ちはじめたりはしているけれど、まだまだ問題なし。保管の仕方が悪くて違和感が出ていた背中のパッドも、ここ最近の使用でうまく馴らされた感じだ。



 試し履きのときに思い出した兼用靴の機能上の問題。それは左のブーツが、歩行モードにしていても登りで前傾が深くなると勝手に滑降モードに切り替わってしまうことだった。少しあれこれ試したあと、切り替えレバー?の下のプラスチック板が左側だけなくなっていたので、家にあったプラスチック板で代わりになるようなものをつくってみたらやはりこれが原因だったようで、前傾を深くしても勝手に切り替わってしまうことはなくなった。めでたし、めでたし。

 ただ歩行モードとはいえ、兼用靴というのは歩きにくいものだ。ハイキングコースでの試し履き、そしてスキー場内での移動のときにあらためてそう思った。どうしてもロボット歩きになってしまう。とくに下りが歩きにくい。剣ヶ峰からの下りより、天神尾根を谷川岳に向かう途中にある下りや、針ノ木岳のピークからの下りのほうが怖かったと思ったのだが、考えてみればどちらも兼用靴だった。槍の穂先の往復も兼用靴でこなしてしまう山スキーヤーはたくさんいるけれど、僕にはきっと無理だな。

 ゲレンデでスキーを楽しんだあと、右のブーツのアウトソール前の部分が少し剥がれはじめていた。ただソールとブーツの底の感じからしてこれは簡単に接着できそうに思えた。帰宅後、汚れをふき取ってシューグーを塗りたくったところ、朝にはしっかり接着されていた・・・ように見えるがどうだろう?ま、回数はともかく、年数を考えるともうとっくに買い替えてもおかしくないブーツなのは間違いないのだけれども、テレマークをはじめたので兼用靴を買うモチベーションはあまりなかったりするのだ。

 ところですでに長く使い過ぎな兼用靴なわけだけれども、プラスチックでできたバックルが全然問題なさそうなのはかなり驚きだったりする。決して丈夫そうには見えないのに、かなりの負荷はかかるはず。今回だってあえてきつく締めたりもした。なのに、とりあえずは大丈夫だった。以前どなたかのブログに、やはり長く使用している山道具について、定評のある山道具というのは、結構簡単に壊れてしまう箇所もあるけれど、本当に壊れていけない部分はなかなか壊れないものなのかもしれないといったことが書いてあった。それが本当のことかはわからない。でも、その文章をだいぶ前に読んだにもかかわらず、今回思い出したりした。



 雪のある山はスキー中心、雪のない時期は別の軽登山靴がほとんどで、あまり出番がなかったライトな革の登山靴。使用回数は少ないのに、ポリウレタンのミッドソールが崩壊して使えなくなってしまった。それを岡山の“フットライト”さんというところに、テレマークブーツと一緒に送って修理してもらった。登山靴のほうが、ミッドソールの再構築と新たなアウトソールの取り付けで8640円。テレマークブーツのほうは、アウトソールはもう手に入らないということで、剥がれたものをそのまま使ったのだけれども、ゴムシート材を2重に貼り合わせて縫い付ける方法でミッドソールの補修を行い、その後剥離したアウトソール材を再度取り付ける修理で21600円。テレマークブーツのほうは少しお高い修理代だけれども、登山靴のほうはずいぶん安く感じる。いずれにせよ、これくらいの金額で、以前使っていたものがまた使えるのはすごくありがたい。

 そうして修理されてきた登山靴。今回程度では当然なのだろうけれど、まったく問題は感じられなかった。一応選んで頼んだお店。きっとしっかり丁寧な作業をしてくれたのだと思う。ただ修理部分と関係のない問題点はいくつかあった。まず自分の足が少し小さくなったこと。4年前に体重を減らしたときに、少し足が小さくなり、かなりきつめでサイズ失敗したと感じていたクライミングシューズが楽に履けるようになったと喜んだりしたのだけれど、今回はそれが裏目にでた。今後あまりに気になるようならインソールで少し調整が必要かも。

 あとは防水だな。一応ウォータープルーフワックスというのは塗ってみたのだけれども、今ひとつだった。以前はどうだったんだっけ?



 さて、あとスキー板とビンディング。ビンディングはジルブレッタ404。緑のプラスティック部分はすでに左右ともにある部分が欠損したりしている。しかし使用上の問題はなし。流れ止めのプラスチック部分、ゴム部分が今回割れたり欠けたりしたが、これまたほとんど使用には問題なく、簡単に交換もできる。板は、使いやすさでは定評あったかもしれないダイナスター・イエティ。えっと、全然違いのわからない人間なので、何の問題もわからず・・・。メンテも全然していなかったのでいろいろ問題はあってもおかしくないのだけれども、何もわかりませんでした。

 最後に自分に関して。今回はすごく条件に恵まれたので、久し振りでもそんなに苦労したりはしなかった。逆に以前より向上したように感じられたのが、下りだった。以前よりリズム良く、早く下れるようになったような気がしたのだ。これは山ランの成果かもしれない。山を走りはじめた最初の頃は、ちょっとした下りでも怖さが先にたってあまり軽快には下れなかった。それが慣れるにしたがって、最初の頃より確実にうまく下れるようになった。それが雪山歩きでも生きたのかなと思った。

 適切なメンテナンス、日々の積み重ねにより、道具も自分もまだまだ長く、こういった活動を楽しんでいければいいのだが・・・

 ※備忘録追加
 しっかり日焼け止めは塗ったけれど、それなりに焼けた。それから何も塗っていなかった唇が痛い。リップスティックを買っておこう。

上州武尊ピークハントとゲレンデスキー

2015年03月06日 | 山・山スキーなど
 三浦ハーフ終了後、毎日天気予報をチェックしながら、どうするか迷っていた。天気が悪くてまたゲレンデでの練習だけになってしまうのはできれば避けたかった。安定した快晴という感じではないけれど、これならなんとかなるかもしれないと、ようやく2日前にスキーバスの予約をした。行き先は川場スキー場。革靴細板のテレマークを購入して、多分最初に練習したゲレンデだ。友達に誘われて久し振りにゲレンデで滑ることになり、それはちょうど良いとテレマーク初体験となったのだけれども、そのときはスキー場のゲレンデトップから短い時間で武尊山のピークを目指せるなんてまったく知らなかった。もしかしたら今回のコースじたいが、その頃はそんなに歩かれていなかったのかもしれない。僕はつい最近このコースを知ったばかりなのだけれども、結構意外な気がしたので。僕が持っている昔買った雪山のコースガイドを見ても、武尊山の案内はあるけれど、エスケープコースとしても川場スキー場を絡めたコースは紹介されていない。あまり視界がない恵まれない天候だったにもかかわらず、川場スキー場は結構楽しいゲレンデだったような記憶があった。アクセスのあまり良くない武尊山に、スキーバスを利用して登れるのであれば、これは久し振りの雪山歩きとしては悪くないのではと思った。そうして今回の山行を決めたわけである。

 ところで、今回はゲレンデトップから山頂までスキーの利用はなく歩きのみ。できたらスキーを楽しめる山のほうが良いのはもちろんなのだけれど、ちょうど修理に出していた登山靴と革のテレマークブーツが戻ってきて、その保証期間が1か月ということになっていたので、どこかで試す必要があったのだ。なので、往復だいたい4時間程度の記録が多い今回のコースはものすごくちょうど良く感じたのだ。

 ただ迷ったのが、ゲレンデでどのスキーを利用するかということだった。登山のみの人は下りもリフトを利用するのだけれども、せっかくスキー場を利用するのに、ましてやバスツアーには1日リフト券がついてくるのに、下りもリフトなんていうのはあまりにもったいない。どの程度時間に余裕があるかはわからないけれど、最後ゲレンデトップからの下山だけになってしまうにしてもやはりスキーで下りたい。そうしていろいろ考えて選んだのは、20年前に買ったアルペンタイプの山スキーだった。

 少し前に兼用靴の簡単なチェックはしていた。プラブーツはそう長く使えないはずなのだけれども、先日山道具のチェックをしたついでに足を入れてみるとこれが何の問題もなさそうに感じられる。しかしもちろん足を入れて、室内で足踏みした程度では実際のところはわからない。なので今度は一番近くのハイキングコースで試し履きをしてみた。昼間に兼用靴とはいえ、見た目は普通のスキーブーツにしか見えないごついブーツで歩くのはさすがに躊躇われたので、新しく購入したヘッドランプの試しも兼ねて、夜プラブーツでブリヂストン号をこいでもっとも近いハイキングコースの入り口に向かったのだけれども・・・、機能的な問題はあったものの(最後に使用したときもあったのをすっかり忘れていた)よく聞くような崩壊分解の兆候はまったく感じられなかった。ただ、やはりこれで不安が消えたわけではない。なので、次はゲレンデで試してみたいと思っていたのだ。となると、今回はすごく良い機会に思えた。ある程度の時間デポするので、そうそうないとは思うけれどやはり盗難の心配も少しはある。修理してもらったばかりの、そして今では貴重になりつつある細板革靴のテレマークがなくなったらショックだけれども、使用に不安な20年前の山スキーセットであれば万一盗難にあってもダメージはそんなになさそうだ。それに盗難にあったとしても、あるいは途中で破損してもリフトで降りてこられるのだから、古いスキーのチェックを兼ねた滑降にはもってこいと思ったのだった。



 ずっと気になっていた天候だけれども、ゲレンデに到着した頃には素晴らしい青空になっていた。わかりにくいけれど、杉の木の中央あたりにスキーをデポした。一応自転車のワイヤー錠でビンディングとブーツケースをくくっておいた。雪のついた左の尾根をまず越えて、武尊山を目指す。



 その尾根。写真ではわかりにくいけれど、そこそこ急な斜面だった。



 雪も、少なくとも表面は思ったより硬かったので、もう少し先でつけようと思っていたアイゼンを早々とつけることにした。



 斜面にへばりつくような樹林を抜けたあと、次は剣ヶ峰を目指す。こちらから見るとそうでもないけれど、ピーク付近は切り立った痩せ尾根で、武尊山方面の急な下りが本コースの核心になっているらしく、結構緊張していた。



 行きと帰りでずいぶんと印象が違うのだけれども、やはり久し振りの雪山ということで、行きはそんなには狭くないにもかかわらず細い尾根にちょっと緊張した。今日はそうでもないけれど、風の強いときは相当恐ろしいだろうなと思った。

 剣ヶ峰からはこれから向かうルートが見渡せた。中央が武尊山。結構アップダウンがある尾根を歩くことになるのがわかる。



 心配していた下りは、幸いほとんど恐怖感なく下れた。結局ピッケルは使わず、ストックで下ってしまったけれど、もっと氷に近い雪だったらそういうわけにはいかなかったと思う。写真は下りの途中から左手に見える、多分上越の山々。どれがどの山なのかまったくわからないのが悲しい。



 剣ヶ峰を下り、稜線を歩く。



 そして下り終えて剣ヶ峰を振り返る。写真で見ると、やはり実際より怖そうな場所に思える。



 右側のちょうど中央付近の山が気になったのだけれども、やはりわからない・・・。今度調べてみよう。



 時期的に難しいかもしれないと思っていたけれど、出会えました。モンスター群。
 後は谷川岳か?



 再び、振り返る。美しい・・・



 いくつもあった中で、まさにエビだ!と思ったのがこれ。後方が目的のピーク。



 少しドキドキするけれど、スキーにも良さそうな斜面。ただ尾根から見下ろした感じでは、この写真よりも急に見えた。



 ピークまであと少し。先行していた人たちにもだいぶ近づいてきた。



 あとちょい。真っ青な空が気持ち良い!



 そして、予定していたよりかなり早く、ゲレンデトップより約1時間半後の12時15分くらいにピークに到着。残念ながら少しガスがかかってしまったけれど、この程度ならまったく問題なし。無事に山頂を踏めたことを喜んだ。



 周りにいた人たちは「寒い、寒い」と言っていたけれど、僕はそんなに寒く感じなかった。だから彼らが下山しはじめたあと、もしかしたらちっとは寒さに強くなったのかも~なんて少し気を良くしながらおにぎりを食べたのだけれども、そのおにぎりを食べ終えたら不思議に急激に寒くなった。素手だった右手が急速にかじかむ。これはまずいと僕も山頂を去った。



 そして山頂から少し下ったこの場所で、再び補給。少し下っただけで、風の強さが全然違うのだ。同じく腰を下ろした小田原から来たという登山者と話をしながら、さらにおにぎり1個と薄皮ピーナッツを2個お腹に入れた。



 復路、振り返ると再び山頂付近に青空が。



 復路の剣ヶ峰。行きに感じた怖さはなくなっていた。もちろん条件によってはかなり危険だとは思うけれど。



 足元の斜面を下ればスキー場はすぐ。恵まれた天気のなか、久し振りの雪山を楽しめたことが嬉しくてたまらない。ほんとうに何もかもがきれいだったのだ。来て良かった!



 斜面にへばりつく、ちょっと貧相なこの樹林帯を下ると、



 もうゲレンデトップだ。だいたい4時間、条件が悪ければもっとかかると思っていたけれど、3時間で往復できてしまった。天気と先行者のトレースのおかげだな。どちらにも感謝。楽しめました!



 スキー場に戻って来たときには、またすっかり青空になっていた。条件に恵まれた素晴らしかった山行の余韻に浸りながら、今度はスキーで下る準備をした。このスキーを使うのは、2007年のGW以来だ。さて、どうだろう?ゲレンデでの滑降とはいえ、こっちはこっちでなんだかすごく楽しみだ。ザックに押し込めるか少し不安だった登山靴も、なんとかザックにおさまった。



 さて、滑ってみよう!

 滑りはじめてすぐにテレマーク以上に太腿に強い負荷がくる。決して急な斜面でもないのに。そしてテレマークでもアルペンの滑りもしていたのに。山登ったあとだから?いや、それだけではないだろう。元々うまいわけではないけれど、久々のアルペンタイプのスキーに体がきちんと対応できていないのだ。ただ3本目くらいから体も慣れてきて、だいぶスムーズに、そして楽しく滑れるようになってきた。天気最高ということもあったけれど、結局1度も休憩せずにぎりぎりまでゲレンデを滑り続けた。ちなみに、山スキーに使えるかどうかはやはり別問題だけれど、ブーツも板もビンディングもゲレンデではまったく問題ないようだった。



 夕方近くなっても、空はまだ青空。時計を確認しながらほんとうにぎりぎりまで楽しんだ。雪山ピークハントもゲレンデスキーも楽しめた贅沢な1日になった。

 ただ存分に楽しみ過ぎたせいで、スキー場で食事をする時間はなし。



 なので、はじめての池袋店で小豚。場所がわからなくて少し徘徊したけれど、うん、スキー場での食事よりこっちで正解だった。最後まで贅沢、ではなく貪欲だったりしたのである。

3回目の三浦ハーフ

2015年03月01日 | ラン
 雨降る中、3回目の三浦ハーフを走って来た。外で遊ぶときはもちろん晴れが一番なのだけれども、今日に関しては雨が少しありがたかった。花粉がたくさん舞うなかを走るより、ちょっとくらい雨が降っていたほうがいいと思っていた。ちょっとくらいではなく、結構激しい時間もあったけれど・・・

 今回の目標は2月の神奈川マラソン(ハーフ)のネットタイムである1:37:56を上回ることだった。良い練習ができていないにもかかわらず突っ込んで入り、ひどい苦しみを味わった神奈川マラソンの教訓を今回はしっかり生かさねばと思った。


   神奈川マラソン(左)と三浦ハーフ(右)のラップ

 そうして神奈川マラソンのときよりも、ペースとフォームに気をつかって走った結果、1:37:23と約30秒タイムを更新できた。14kmくらいまでは、小さなピッチ、そしてブレの少ないフォームで走る2人のランナーの後ろにつかせてもらって、苦し過ぎない適度なペースで走った。ついスピードを上げたくなってしまう下りも、今年はちゃんと抑えて走った。だからか、今までのハーフでもっとも楽に走れた気がする。いや、もちろんきついのはきついのだけれども、一番うまく走れた気がする。ラップを見ると19km以降やはりタイムが落ちているのだけれども、神奈川マラソンのときのようなガクンとした落ち込みではないし、感じていたきつさもそれはもう雲泥の差だった。それでも初参加だった一昨年のタイムにはもちろん、去年のタイムよりも1分ほど遅いのだけれども、自分なりには結構いい走りができたと思う。

 去年も雨だったけれども、今年は去年よりも強い雨だった。スタート前、かぶっていたゴミ袋を脱ぐか迷い、雨が激しくなったときのことを考えてそのまま走り出したのだけれども、正解だった。降りやまぬ雨のなか、声援を送ってくれる沿道のたくさんの人たちの存在がとてもありがたかった。

 走り終えたあとは、雨で濡れないようにビニール袋に入れて海岸に放置しておいたザックを小脇に抱え、雨のあたらない場所まで小走りに移動し、とりあえず上半身の着替えを素早くすませた。濡れたそのままの格好でがくがくぶるぶる震えながら帰った去年の記憶が、結構なトラウマになっていた。

 走っていたときだけでなく、走り終えたあとも今までのランのレースで一番ダメージが少ない感じだ。次もこんな感じに、そしてもっと良いタイムで走れると嬉しい。最初の年のタイムがベストということにならないように、来年はもっと頑張ろう。それには練習を工夫したりするところから楽しまないと、だな。最初の年はそういうのからして楽しかったんだよなぁ。

 よし!