湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

食欲の秋って?

2006年10月31日 | 日常生活
最近やたらと腹が減ります。さっき食事を済ませたばかりだというのに、その1~2時間後には小腹がへってきて、つい何かを口に入れているということもしばしば。最初の頃は夏の終わりから秋にかけてやった3回のロングライドで体が消耗しているからかなと思ったりもしたのですが、これってもしかしたら食欲の秋だからだろうか?と最近思うようになりました。

もっとも食欲の秋ということばってどことなく優雅な印象がありますよね。スポーツの秋、芸術の秋、読書の秋などと同じように、人間の肉体や精神に滋養を与えるためのものといったそんな印象があります。お米や果物など、秋に獲れる美味しいものってたくさんあるし、秋刀魚だって秋になると脂がたっぷりとのったりします。そういった秋の自然の恵みを豊かな気持ちで堪能するのが“食欲の秋”なのだと僕もずっと感じていました。

でも僕の場合はとにかく腹が減る“食欲”。優雅な雰囲気など一切なし。口に入れるものだって、腹にたまれば基本的には何だっていい。こんなんでも“食欲の秋”というのだろうか?

多分いまの僕の体はより動物的になっているのだと思う。来るべき冬に向けて森の熊やリスがせっせと食料を貯め込むようなそういった意味での食欲に支配されているのだと思う。自転車のおかげで体脂肪はそれなりに少ないはずだし、僕だって動物なのだからそういったことは充分ありえるはずだ。そして多分、冬になったら森の動物たちと同じように部屋にこもって冬眠をはじめるのだ。

というわけで、冬になってこのブログが更新されなくなるようなことがあっても心配しないで下さい。ただ冬眠しているだけなので。でももし春になっても何の音沙汰がなかったら少しだけ心配して頂けるとありがたいかもしれません。もし冬眠となると人生初のことなので、貯めこむ栄養の不足のために不測の事態がおこらないとも限りませんので。

撫で撫でして、すりすりして、きつく縛って

2006年10月30日 | 自転車生活
えっとまずはちょっとだけ昨日のエントリーについて。

昨日のエントリーのなかで、僕はさも自分がツーリング的な峠越えにしか興味を持っていないような書き方をしてしまったような気がするのですが、少し時間がたってみると、あれはあれでもちろん間違いではないのだけれども、「それだけではないよな」という気持ちにもなってきました。ヤビツや箱根旧道ばかりでなく、もっと他の峠でもスポーツ・クライム的な走り方をすることがあるわけだし、そういうとき僕が苦痛とともにある種の“快感”を感じているのも事実なので。

じゃ昨日のエントリーは何だったのか?要は僕は底なし沼的なタイムだけの世界には入っていかないぞ、と自分のなかであらためて確認しておきたかったのだと思います。タイムによって自分が強くなっていっていることを確認できるのは素直に嬉しいし、個人的にはやはり意味があることなのだけれども、悪魔が手招きし合うような領域(どういう領域かについてはあえて触れない、ただタイム目的の走りそのものが悪いと思っているわけではない)には決して入ってはいかない。そういう自分のスタンスをはっきりしておきたかったのだと思います。でもってそうした自分のスタンスをはっきりさせた上で、ヤビツ峠に感謝の意を表したかったのです。まわりくどいというか、少なくとも自分にとってはすっきりしないエントリーになったのでちょっと補足してみました。

さて、気持ちを切り換えて本日の本題へ。



上の写真ではわかりにくいと思いますが、雨ざらしにされたり、転倒の際にアスファルトに打ち付けられたりして青ポタ車とともにひどい人生を送っていたブルックス・チームプロを先日ブリヂストン号につけてみました。この革サドルを見るたびに少々心が痛んでいたのも事実ですし、せっかくの革サドルをこのまま朽ち果てさせてしまうのはあまりに不憫に感じたのです。

青ポタ車から取り外して約10日間は準備期間としてオイルを塗りこんだあと、広がってしまったサイドを少しでも元に戻そうときつくヒモでしばっておきました。その10日間のあいだは、テレビを見たり本を読んだり音楽を聴いたりしながらふと気づくと、そんな状態のサドルを手にとって「いままで悪かったなぁ」とサドルの表面を撫で撫でしていたりしたことが何度も。全然良い状態に復活させることはできなかったのですが、この10日間でこのサドルにたいしてかなり親密な気持ちが生まれたような気がします。



そして、ようやくブリヂストン号にこの革サドルをつけて走ってみれば、信号待ちなどの際にやはり、まるで女性の体のいろいろな部分に愛おしく触れるような気持ちで「少しは自分のお尻に馴染んだかな?」なんて思いながらついサドルの表面を撫で撫でしている自分が・・・。そんなに早く馴染むわけないのに。

でもって走っているときは走っているときで、当然お尻でこのサドルの感触を楽しみます。少し前後にすりすりしてみたりして、「やはり革サドルは優しい乗り心地だよなぁ」などと悦に入ったりしています。こういうのって結構アブナイよなぁなどと感じつつ。でも実際一枚皮のサドルの乗り心地って、どこかホッとさせられるところがあるんですよね。

それから帰宅してからは少しでもサドルに良い癖をつけてあげるために



古いストラップできつく縛ってあげます。

いま僕はこのように、撫で撫でしたり、すりすりしたり、きつく縛ったりしながら、この革サドルと毎日を過ごしております。いままで虐待といってもおかしくないようなひどい仕打ちをしてきてしまったこの革サドルも、きっとそのうち心をひらいてくれるのではないかと思っています。そしていつぞや、見てくれは悪くとも、僕のお尻にフィットした素晴らしいサドルになってくれるのではと期待していたりします。

これから春まではこのブリヂストン号で標高差を稼ぐようなツーリングはしないと思うので、少々の重量差は気にせずしばらくこの革サドルで走ってみるつもりです。ただ標高差はともかくとして、早くサドルを馴染ませるためになんとなく長い距離を走りたい欲求が生まれてきたりも。とりあえず12月に予定している房総紅葉ランのときはこのブリヂストン号で出かけようかな。

ヤビツ峠に“ありがとう”

2006年10月29日 | 自転車生活
ツーリングでは極力峠を楽しみたいと思っている。せっかく自分の足で標高を稼いで上っていくのだから、景色の良い場所では自転車から降りてしっかりとその峠を味わいたいと思っている。

とは言っても、峠はやはりきついもの。ある程度の余裕がなければ、きつさばかりが印象に残ってせっかくの峠が楽しめない。それはやはりもったいないし残念だ。ということで一昨年からヤビツ峠に通うようになった。他のもっと高い峠に上るための足づくりとして。

最初の頃、というか去年までは毎回つらさばかり味わって、せっかく足づくりのためにヤビツに通っているのに他の峠を上りに行きたいという気はほとんどおきなかった。だからヤビツ以外の峠に上るのはせいぜい年に1~2回程度。気持ちが盛り上がったときに「よぉ~し」と気合を入れて走りに行くくらいだった。

けれども今年はまぁこんなブログをはじめたこともあってモチベーションが少しあがり、明らかに去年までよりも精力的に走っている。僕はそんな走りのかなりの部分をヤビツ峠が支えてくれていると思っている。時間的にも距離的にも手頃なヤビツできつい走りをすることで、他のところで少し精神的に楽に走れているような気がする。たとえば美ヶ原のようなところでも、標高差はヤビツとは比較にならないけれども、ヤビツの半分くらいの力で楽に上ればいいんだと思えば、そんなにプレッシャーはかからなかった。そして実際に楽に上ることができたと思う。何度も自転車から降りて、休憩をしたり、あたりを散策して写真を撮ったりながら、自分の思うような楽しいツーリングができたと思う。

今年は今までよりかなりタイムを短縮することができたので自分としてはすごく嬉しいのだけれども、タイムよりやはり重要なのはいかに“そこ”できつい経験をしておくかだと思う。きつい経験をどこかでしておけば、他の峠では無理をせずそれよりももっと楽に走れば良いのだ。たとえば半分の力で走ったとしても、スピードが半分になるわけではないので、ゆっくりとでもペダルをこいでいけば必ず峠には着ける。そういう感覚、自信を手にすることがすごく大事なことなのだと思う。そしてそういう自信があれば、別に峠と張り合う必要なく、楽しみながら峠を上れる。

もっとも気持ちに余裕のある人であれば、とくに練習のようなことをしなくても峠を楽しむことだってもちろんできます。体力なんてまったく関係なく、そういう自分の走りができる人っているんですよね。そういう人は本当に“強い”んだろうなと思ったりします。

自転車ツーリングで一番好きなのが“峠越え”なので、僕は足づくりのためにこれからもヤビツを走るのだと思う。けれどもその動機だけは忘れないようにしておきたいと思ってる。それから年内にランドナーでヤビツを走って、一度ヤビツもしっかりと味わっておきたいと思っている(ロードだと習性なのかつい余裕をなくしてしまうので)。フロントバッグにコンロとコッフェルを入れていって、唐沢林道に入った最初の橋の上で、護摩屋敷の水で紅茶でもつくって飲みたいなぁなどと思っている。うん、これは是非とも実現させよう!

とにかく、ヤビツ峠は僕にとってはかなり“ありがとう”な峠なのです。

朝ヤビツ&ランチポタ

2006年10月28日 | 自転車生活
今朝は4時に目が覚めてしまった。呑んだ翌朝ってこういうことが結構ある。今日は休みではあるのだけれども、さすがにこんな時間から走りに行く気は起こらない。なのでそのまま二度寝したのだけれども、これがあんまりうまく眠れなかったんですよね。6時にまた起きちゃいました。う~ん、ちょっと頭も体も疲れ気味だけれども、仕方ないから走りに行くかー。で、今日は天気が良さそうなので早めに帰ってきて洗濯をしよう!そう思って6時50分くらいに部屋を出ました。

そうして向かった先はヤビツ。丹沢の新鮮な空気をハァハァ、ゼェーゼェー吸い込んでアルコールがまだ少し残る頭と体をリフレッシュしよう!



江ノ島から花水川までのあいだに例のごとく、サドルの高さと前後の調整を数回。何回目かでかなりしっくり来るポジションを見つけることができた。今日はこれで走ってみよう。



で、いきなり名古木です。もしかしたら今年最後になるかもわからないヤビツ峠TT。これからは寒さが厳しくなるばかりですからね。そんなこともあって、今日は珍しく普段は撮らないような写真を写してみたり。気合のほうもいつもより入っていたような気がします。

交差点で2~3分ストレッチして走り出しました。

最近僕は蓑毛のバス停まではなるべく楽に走るようにしていたのだけれども(それでももちろんきついんですけど)、今日はいつもより少し頑張ってみました。バス停でのタイムもいつもより少し良かったような気がします。

バス停を過ぎて緩斜面になってからも思ったより調子良く上れています。走りながらポジションがすごくしっくりきている感じです。普段僕はあまりダンシングはしないのですが、少しきつく感じたところはギアを3枚くらい重くして今日はダンシングで走りました。そんな感じの走りで菜の花台を通過したのが多分28分少し切るくらいだったと思います。

菜の花台以降も時折ダンシングを織り交ぜながら頑張る。もしかしたら今日こそ!という期待が生まれはじめる。だけれども峠が近づいて勾配が緩くなってからのスピードが伸びない。あぁ、今日もまた駄目なのかぁ!今年はもう無理なのかぁ!そんな思いが頭をよぎる。

距離表示11.2km地点でぎりぎりなんとかなるか、ならないかというタイム。ここからは残る力を振り絞るように走った。



そしてようやく峠着。タイムは?39分49秒。やった!なんとか年内の40分切りを達成できた!!正直ヤビツでの40分切りはもう無理かなとあきらめていたところがあったので、これはとてもうれしかったです。もうほんとに「ヤビツ峠、ありがとう!」という感じでした。

峠からはそのまままた往路を戻りました。ヤビツの上りで足が調子づいたのか、あるいは若干追い風だったのか、帰りは僕にしてはかなりのハイスピードでした。

10時少し過ぎに部屋に戻ってきて洗濯。そして洗濯物を干し終えて少しして友人から食事の誘いの電話があり、自転車で茅ヶ崎の134号沿いにあるなんとかというカフェまで行って、海を眺めながらキーマカレーを食べた(とっても美味しかった)。




食後はサイクリングロードでまた江ノ島へ。



今年は3回もロングライドを走ったにもかかわらず、脱力気味だからか茅ヶ崎~江ノ島が妙に遠く感じてしまった。



そして最後は湘南海岸公園のボードウォークで横になってのんびりと休憩。で、そんなふうにのんびりしていたら、さすがに眠気が・・・。そりゃ、そうだよな。遅くまで呑んだ翌朝に早起きしてヤビツ。で、そのあとランチポタ。眠くなって当然だよ。

というわけで、そこで友人とお別れして部屋に戻ってきてまずは洗濯物を取り込む。そしてパソコンに向かって昨日の分とこうして今日の分のエントリーを。でもって、これからまたすぐに出かける予定。

おいおい、眠気のほうはどうするんだよ!とひとり突っ込みを入れる土曜の夕刻なのでした。

緊張の初参加!相模川組笑笑オフ

2006年10月27日 | 日常生活
まさか自分が相模川組のオフ会に参加させて頂くことになるとは・・・。

正直、これまで相模川組の方々の活動には驚かされてばかりでした。熱海峠と箱根峠を越えてようやく湘南に戻ってきたと思ったら嬉々として湘南平に寄り道していたり(疲れてないの?)、三浦半島一周のついでに葉山国際カントリーの激坂に上ってしまったり(一周で充分じゃないか!)。なんで、そんなきつそうなことをこんなに楽しそうにやっているのだろうか?理解不能だ・・・と当時の僕は衝撃を受けながらながめていたものでした。もっとも、いまではそんな僕も、強烈な毒が徐々にまわってしまったのか、かなり理解不能な方向に流れつつあるような気もするのですが・・・。

そんなある意味、畏怖の念さえ抱いていた相模川組の方々との初対面はやはりかなり緊張を伴うものだった。だいたい参加させて頂くことになったとはいえ、僕はそこに来る予定の誰一人とも面識がないのだ。どうやって店内で相模川組の人たちをさがしだせばいいのだ。全然違うグループに「相模川組の方たちですか?」なんて訊いちゃったら相当恥ずかしいよなぁと相模線の車中で考えていたら、だんだんと暗くなってきた。なのですぐに面倒なことは考えるのはやめた。暗くなるようなことは考えないに限るのだ。

まぁそんな不安を持って厚木の笑笑に入店したわけですが、それはまったくの杞憂でした。あの素敵なヤビツのエントリーでそのお姿を拝見していたふぉあぁさんがいらっしゃったので、100%の自信を持って「これが相模川組だ!」という確証を得ることができました。ふぉあぁさん、ありがとうございました!

とは言え、ご挨拶はやはりかな~り緊張でした。だいたい僕はこういうオフ会ははじめてなので、いったいどんなふうに自己紹介していいのかがわからない。それでもなんとかしどろもどろに自己紹介をしたんだと思います。「えっと、湘南発、六畳一間の・・・(もっとまともなブログ名にしておけば良かったと少し後悔)」なんて恥じらいながら言ったのだと思います。とにかく、そんなご挨拶で皆さんにわかって頂いたのでホッとしました。

着席してからは当然ビールです。最近僕は滅法アルコールに弱くなっているので抑えながら呑もうと思っていたのですが、ジョッキが空かないうちからどんどんビールが運ばれてくるので(これも相模川組流?)ついつい杯を重ねてしまいます。そうこうしているうちに、どんどん人数が増えていき(最終的には20名に!)、それに伴いテーブルの上のグラスやジョッキの数もさらに増えていき、人々は入り乱れ、なんだかもう初参加の人間にとっては理解不能な状態に(笑)。

あちらでマッサージ合戦のようなものが行なわれていると思えば、別のところではものすごぉ~く楽しげな“離婚コール”が起こったりしている(あれは何だったのだろうか?)。TETさんの目がだんだんと据わってきているような気がするし、masaさんは起立状態で目をつむりはじめたりしている。そしてやたらと飛び交うフラッシュ!いやぁ、なんかすごい状態だったような気がします(笑)。

あるところから僕はアルコールをセーブ。そしてトイレで胃の中を調整。これ以上呑んだら初対面の方の前で粗相をしてしまうかもしれないと危機感を感じたのです。そのあとはこっそりとソフトドリンクを頼み、テーブルの上に置かれたまま誰も手をつけない烏龍茶を飲んだりしていました。しかし女性用に頼んだと思われる烏龍茶がまったく手つかずの状態でテーブルにたくさん残っているって(笑)いや、すごくありがったんですけど。

今回は大人数だったこともあって、あまりお話ができなかった方もいるのですが、それでもブログでしか知らなかった多くの方たちととても楽しい時間を過ごさせて頂くことができました。これからさらに皆さんのブログを読むのが楽しみになりそうです。

参加メンバーの
tokidokiさん、ゆともさんこづゑさんjunさん赤オペラさん、haruさん(東京方面の方たち)
masaさんTETさんDEEさんtake4さんふぉあぁさんとらさん、Teki-yaさん、ikedaさんtetsuさん510さんnice1さんCarmenさんLunaさん(神奈川の方たち)

どうも、ありがとうございました!

山サイで小さな紅葉

2006年10月26日 | 自転車生活
昨日は紅葉を求めてGWに行ったのと同じコースを走ってきました。本当は日光周辺を走りたかったのですが、北関東方面は天気の回復がいまひとつ芳しくなさそう。それでそんなに遠くなくて紅葉を楽しめそうなところはどこかとあれこれ悩み、結局いままで何度か訪れている場所に出かけることにしたのです。

昨日は走りはじめこそすっきりとした青空が広がっていたものの、途中から曇り空に時折陽が差し込むという天気になってしまいました。そして紅葉のほうもそれにともなってしっとりとしたものになってしまいました。ここらの紅葉は色づいた葉が山肌を埋め尽くすといった種類のものではなさそうなだけに、迫力にはかなり欠けてしまいましたが、そのかわりひっそりと小さな秋を楽しめたような気がします。尾根道を走っているときは登山者とはまったく出会わなかったこともあり、心置きなく静かな秋を楽しむことができました。



甲斐大和駅から上日川峠(1588m)に向かう県道。



だんだんと雲が多くなってくる。



標高が高くなるにつれ、道路にカラマツの落葉(というのかな?)が目立ちはじめる。MTBのブロックタイヤが針葉を絡めとる。



大菩薩峠周辺はすでに紅葉を終え、晩秋の趣。



峠からの奥多摩方面の展望。稜線上で一番高いピークが雲取山。今回は本当はここに行きたかった。でも帰りが通勤ラッシュのなかでの輪行になってしまいそうだったので断念。



ひっそりとした石丸峠。昨日はほとんど無風で気温も少し高めだった。



そして峠から尾根道へ。これはこれで侘び寂びというか、風情があって良い感じ。



時折陽が差し込んでくると、それはそれでまた良い感じ。走りやすい尾根道をゆっくりとペダルを漕いでいく。



この尾根道を走っていると、日本の自然は本当に繊細なのだということを実感する。



カサカサと落ち葉を踏む感触がすごく心地良い。



そうして尾根道の小さな秋を楽しんで、松姫峠へ抜けた。



松姫峠に来るのは4度目。だけれども、その4回すべてをこの尾根道から下ってきているので僕はまだ一度もきちんと松姫峠を上ったことがない。下ったことしかない峠というのは、ものすごくきつそうに感じてしまってちょっと嫌なのだけれども、一度くらいはきちんとこの峠を上ってみたいと思う。良い峠だと思うので。

さぁ、この秋、何度紅葉ランを楽しめるかな?

電車で寝たいときには・・・

2006年10月25日 | 自転車生活
早起きして輪行で出かけるときは、たとえ眠れなかったとしても目を閉じてしっかりと体を休めていく。そして帰路はビール1本飲んでぐっすりというのが最近のパターン。けれども今日はまずかった。なんとなく本を1冊持っていってしまったのだ。

で、幸か不幸か、読み始めたらその本がとにかく面白くてやめられなくなってしまった。そして結局、目的の駅に着くまでの2時間半ずっとその本を読み続けていた。帰りは帰りで駅に着いた時間がギリギリで、輪行即乗車といった感じでお疲れのビールを買う余裕さえなかったので、またその本をザックから出して藤沢に到着するまでずっと読んでいた。

そんなわけで、いま僕はとっても眠い。ものすごぉ~く眠い。頭に鈍痛を感じるくらいに眠い。やはり、電車で寝たいときは本なんか持っていくべきではないですね。少なくとも面白い本は持っていくべきではない。そんなことをいまとても強く思っている次第であります。

これからとりあえず昨日借りたDVDを観ながら冷えたビールを1本開けるつもり。でも多分映画は最後まで観れないだろう。でも、それならそれでいいのです。なんとなく、そういう寛ぎのひとときが欲しいだけなので。たとえ頭に鈍痛を感じるくらいに眠くても。

というわけで、一応紅葉を求めて出かけた本日の報告はまた後日ということで・・・


これぞ、お休み

2006年10月24日 | 日常生活
見事なくらい何もせずに夜がやってきてしまった。
こんな天気だからと、せっかく観たかった邦画のDVDを3本レンタルしてきたにもかかわらず1本も観ず。
読もうと思っていた本もほとんど読まず。
では何をしていたかというと、だらだらして、食事をつくってそれを食べたり、寝ていたり。
う~ん、すばらしい。これぞ本当のお休みだ。まぁ、実は全然すばらしくないのだけれども、たまにはこういう日があってもいいのだろう。きっと体も心もこういう本当の休息を求めていたのだ。そう思うことにしよう。

雨天順延

2006年10月23日 | 日常生活
明日から予定していた南会津・紅葉ツーリングですが、どうにも雨がやみそうにないので今回は中止することにしました。とっても残念ですが、梅雨が明けてからは飯豊山にしても他の自転車でのツーリングにしても自分が予定していたところはほとんどすべてと言っていいほど晴れだったので、今回は素直に諦めることにします。本当にいままでが恵まれすぎだったような気もしますので。

ただ明日は終日雨のようですが、明後日は天気回復しそうですね。ここをどう使うかいま思案中であります。

そして今回中止した南会津は11月にまたチャンスがあれば走りに行ければとちょっぴり思っています。

中止になるのか、あるいは順延となるのか?ただ、もし走れなかったとしてもあまり腐らないようにはしようと思っています。本当に今年は青空の下でたくさん遊ばせてもらっていますので。

ずっとドキドキしてたのに

2006年10月22日 | 自転車生活
実は今度の火・水は休みをとってランドナーで一泊二日のツーリングに出かけようと思っていました。向かおうと思っていた場所は南会津。去年の秋、5年振りの泊りがけのツーリングでこの場所を訪れたのがとっても楽しくて、是非ともまた走ろうと思って夏前からずっとドキドキしながら紅葉の季節を待ち焦がれていたのです

しかし、しかし、残念なことに今度の火・水の南会津の天気はいまひとつ芳しくなさそうなのです。雨に濡れたしっとりとした紅葉というのもそれは確かに悪くないのかもしれません。だけれどもこの季節、雨だとわかっているのに出かける勇気と元気は残念ながら僕にはありません。それにこの場所にはいままで2回訪れているのですが、2回とも雨まじりの曇天だったのです。ですから正直雨はもういいかな、と思っているのです。

というわけで、予報が変わって雨マークが消えたならば曇りでも走りに行くつもりですが、もし雨マークが消えなければ今回は残念ながら出走取り止めです。ここは旅情を誘う雰囲気の良いコースなので本当に残念なのですが。ただもし11月の上旬に都合がついて、天気も期待できそうであれば、そこでなんとか晩秋の紅葉ランを試みることができればと思っています。



こんな感じのところから林道に入っていって、



峠越えをしてこんな感じの道を下ります。



でもって、さびれた国道が近づくとこんな感じの道になります。そして静かな二つの温泉を結ぶ小さいけれども結構きつくまたかなり寂しい雰囲気の峠をもうひとつ越えて、



地元の共同温泉で旅の汗を流します。



夜は宿に泊まって、地酒を頂きながら、自家製の蕎麦、岩魚の塩焼き、刺身、それから茸と秋の山菜づくしの夕食を頂きます(写真以外にもそれはもう食べきれないほどの料理が出てきます。でもってとっても良心的なお値段なのです)。あー、行きたい。是非とも行きたい。

うまく都合がついて、走りに行けるといいんだけどなぁ。ずっとドキドキしてたんだからさ。